オレンジ色のフォルクワーゲンが海岸線を爆走、
のラスト。これはサスペンスに名を借りたロードムービーですね。
しかも死期の迫った主人公の心象風景たっぷりの。
逆にサスペンスとしては物足りない。
よく素材となりがちな時代、
ありがちなキャラクター、魅力を感じない絵、
傍観しているうちに映画は終了した
その手法には敬服するし、
突然の現在には、恐怖を覚えた。
しかし隣から聞こえる音、それに混じるこちらの赤ちゃんの
泣き声。そして家に執着する家族には、何も感じない。
むしろドイツ人はこういう人たち、な>>続きを読む
解決のない、解決のもって行き方、上手い。
ヒロインも少しづつ、服装、髪の毛落ち着いていく。
あれほど押さえていた夫も、最後の最後で号泣、
この溜め方も見事。ただ意地悪い位やなもの見せる手法に
辟易。過>>続きを読む
大好きな吉田原作だが、これは原作から頂けなかった。
映画もそうだった。731と薬害エイズと介護問題を同時に素材に使う自体
むちゃくちゃ。加えて病んだ女と刑事のSM、それらが湖挟んで
シンクロ❓意味不明>>続きを読む
やっぱりコロナってとんでもない事件だったんだと
再認識する精緻な展開の前半。ところが芸達者メンバーの
後半、突然の全共闘回顧には驚かされる。コメディにもならない。
生真面目な店長に救われる。
冒頭の「お辞儀のしかた」に心捕まれる。
道徳教育の復活には興味引かれるが、
毎度毎度の歴史論争にはまたか❗と嫌気。
まあ左寄りのもって行き方。
「学術会議」の6名外し、は「学術会議」そのものの
無意味>>続きを読む
大変拡張高く素晴らしいのだが。
落語で30分の話が2時間以上はちょっと引き延ばし過ぎ。
50両紛失から1時間以上。
しかもタイトルで落ちは見えている。残念。
ストレートな音楽伝記もの期待したので、
肩透かし食らう。ボブマーリーの宗教感がそもそも難解。
加えてジャマイカ内で対立していた二大勢力にも説明がない。
にしても、心地よい音楽とロケは楽しめた。
今まで全く見たことのない映画だ。
決して深読みするタイプではないが
「不寛容主義」と「団結」という言葉が刺さった。
この親も生徒も決してモンスターでなく、ドイツ人そのものの
風刺か?主人公の女教師も例>>続きを読む
なんと初見。
高倉、渡瀬出演映画と思い観賞。
流石に北極で撮った南極の風景は素晴らしい。
ただ遺棄後はやや飽きる。流石に白い雪と犬うろうろでは。
前半、歴史的大珍品。
撮影様に爪、牙抜かれた虎と人間の格闘は凄い。
クライマックスは、全う以上のミニチュアの中の怪獣映画。
今のコングよりよっぽど志高い。
迫力もあるし、火も使用。
ヒロイン、じつに肉>>続きを読む
フラメンコでつなぐ五部作なんて、やはり木下監督は
チャレンジャー。不愉快なほどの怨念の連鎖。
強い、強すぎるヒロイン。そしてあっけないラスト。
いや唖然とするラスト、鮮やか。
昔の因縁話が絡むのは、梅安と同じ。
意外と楽しめるのは、女性陣に妙な色気漂うから?
殿様、と呼ばれる捜査官、元ヤクザ。
妙なキャラクターだな
ゴジラ少なめ、コングというより猿の惑星か❓
どうにも舞台設定、背景のセンス悪く、できの悪いアニメ
見てる感じ。善悪もよくわからず。
マキノ映画ってやっぱり絵作り、美しい
高倉健、星ゆり子、藤純子の三角関係の美しさ。
そしてその結末のかっこよさ❗
突如始まるラストの立ち回りのかっこよさ。
セルズニック最後の作品。
まさにセルズニックワールド。今回は悪い意味で。
絵ハガキ風景に甘ったるいロマンス。
脱走兵に天罰下った、と思ったのは私だけ?
参った‼️予想もしなかった‼️
日本映画の感動と台湾映画の感動は意味不明ですか❓
セックスやSNSの絡まないラブストーリーの美しさ。
後半泣きながら見てた。豪華な旅先の人たちも魅力。
クレジットのミス>>続きを読む
何故かこの手、戦前の上海他スパイノアールものって
面白かっったためしなし。日本軍への憎しみが翻弄させる?
時間軸のいじり方、テラいすぎ。効果感じず、よくわからん。
前半の奇異なムードにはワクワクしたが。
中盤からの主役交代辺りから失速。
まあ話はサイコ、主役交代もサイコ、
音楽もサイコの人、舞台はサンフランシスコ❓
やっぱりヒッチコックの追っかけ映画❓
内容以前にプロジェクターによる上映環境に残念。せめて
非常口誘導灯消せばいいのに。
「福祉映画」と監督がおっしゃっていたが、初めて聞いた
ジャンルだ。寺島しのぶの無垢の母親のキャラクターは救い。
クリスマスに家族で見たアメリカ人は
どんなにハッピーなクリスマスを迎えたか?
ならず者も英雄となれるハッピーストーリー。
二匹のロバが現れる奇跡
黒澤の「赤ひげ」のルーツ、見た気がした。
こういう映画、ずっと自分でも作りたかったのか?
徳川夢声、清川虹子の父母の天性の明るさ、演技がこの
映画の柱でしょう❗むしろ、でこちゃん霞む。
最高の笑顔で女>>続きを読む
少年の作文が読まれる間、ほぼ無音、
凍りついた家族、そして母の家出、そしてラストの再会、
この流れ素晴らしい。人形の内職、悲劇の小道具への仕込みだった。
見事です。
木下恵介企画だが、木下監督だったら、こうは
つまらなくならなかっただろう?
移民一世と二世のそれぞれの相剋だが、
とにかく図式的。型通り。ハワイシーンで常に流れるハワイアン風音楽。
観光映画、といわれ>>続きを読む
国立フィルムアーカイブ、学生の頃から通っているが
大拍手の終映初めて?姉妹エピソードはともかく(笑)
骨太のそして怨念漂う大作映画。黒澤明、ノンクレジットで
脚本関わっているらしいが、どこ❓と推理する>>続きを読む
コロナ禍の芸能事務所が補助金絡みでキャンプ場を建設、
というリアルすぎる設定でスタート。
そして結末は「悪は存在せず」と終わる、この鮮やかさ。
バタフライエフェクトの恐ろしさ、がテーマと思う
石田民三という監督、初見。
いや力強くお見事でした。きっちり見せるところは見せる方、ですね
少女小説のせかいに浸れました。
出征のシーン、あれがリアルだったんでしょうか?
鮮やかな幕切れ。
日本家屋で展開するドラマを重厚なカメラワークで描写。
子供の成長ものらしからぬ風格のある演出
驚きの結末だが、
これが最大のテーマだし、やりたかったことなのだろう❗
自由、というまだ日本に馴染み薄いテーマ。
自由とは与えられるものでなく、勝ち取るもの、というものか?
しかしそれをこういう形で描>>続きを読む
この凡庸な展開が狙いなのだろう、
と思っていたが中盤より、単に退屈な映画と感じ、
鳴かず飛ばずの未練男の愚痴によく付き合ったな
とヒロインに関心。なぜ最後泣いたの?
無気力ヒーローが覚醒する話だが
その無気力ぶりが、めんどくさい。
フォワードに特化したサッカーと
イカゲーム化した訓練施設がどれも馴染めず。
予期していたことだが、
真面目監督に色と欲の世界は無理。
アブストラクトな描写も正直、
下手で滑稽。岡崎カメラマンはさすがだが。
大空真弓可憐。
基本的にはゲイムービーのジャンルだろうか?
どうしても父母への思慕と現状の性的志向の
つながり、ストレートにはわかりにくい。
母親のリアリティある反応、面白い。
マザコンもからむのだろうか?
94年間の人生を徹底的に掘り下げる内容かと思ったら違っていたが、
よかった。周辺の人々の登場が実に巧みだった。
冒頭にでる広告か何かの切り抜き男性、
最後にでる東京の支援者に似てますよね。
つまり彼は>>続きを読む
話の設定の面白さにぞくぞくするが、
中盤よりぐっとブレーキ、金持ちのあの手この手のごり押しが
アメリカを象徴するようで嫌み。
しゃれた種明かし期待したが、それも肩透かし。