つめけんさんの映画レビュー・感想・評価

つめけん

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大魔神逆襲(1966年製作の映画)

3.4

冬の大魔神。

大魔神シリーズ3作目。一作目二作目は全く同じ話と言っても過言ではなかったけど、今作は子供を主役に据えてロードムービー仕立てになってるという点で変化がある。言うてその程度の違いで後の流れ
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大魔神怒る(1966年製作の映画)

3.4

前作とほぼほぼ同じ。
悪政を敷く悪い奴がいて、大魔神がそいつを懲らしめるってだけ。本筋も構成も、前作と何も違わない。

見せ方がちょっと違う。今作の白眉はなんといっても大魔神が海を割るシーンでしょう。
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大魔神(1966年製作の映画)

3.4

神を畏れよ。

勧善懲悪時代劇に怪獣が出てくるだけの物語。悪者を懲らしめるのが新さんや仕事人から怪獣に変わっただけ。

物語の運びが凄まじくベタ。童話くらいベタ。単純。子供でも安心して見られる。行きす
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蟹眼(2022年製作の映画)

2.5

何これ?

全然わからん。何だったんだろう。
現代アート展とかで見て「わかんね」って言うタイプの作品。

一昔前のホラーフラッシュのような不気味なショートムービー。登場人物のヌルヌルした動きとシンプル
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メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)

3.4

「君は人間だ 誰にも負けない人間の心を持ってる」

「メカゴジラの逆襲」と言う割に、メカゴジラよりチタノザウルスとかいう知らん恐竜が終始メイン張ってる。一応前作同様に全身から武器を乱射してゴジラを追い
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ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)

3.3

メカゴジラ初登場!

異常に強いメカゴジラを楽しむ作品。それ以外は何も面白くない。

とにかくメカゴジラがすごい。雑に強すぎる。全身からレーザーだの弾丸だのを発射しまくり、容易くゴジラをコテンパンにす
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ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)

3.4

「あの野郎…」

タイトルが最高。「メカゴジラ」ほど的確なネーミングはない。

本作の見どころは、やはりメカゴジラ。無闇に強い。棒立ちでゴジラを圧倒する。とにかく終始棒立ちすぎて面白い。どんな大技を繰
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年製作の映画)

3.4

「SAYONARA YOSHITO」

またまた現れたゴジラと機龍が決着をつける話。

怪獣映画にしちゃ骨のあるストーリーだけど、全体的にややフワッとしてる。

まず冒頭からして「機龍は冒涜的だから廃
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.6

「信じてやってみぃ」

死んだ人間が生き返るも、その後も災難に遭う話。

クレヨンしんちゃんのアバンギャルドな演出でお馴染み、アニメーター湯浅政明の監督作品。

好き嫌いは置いといて、なんだか凄いもの
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クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013年製作の映画)

3.4

「仕事は頼めても親父は頼めないからな」

狂ったグルメ野郎が焼きそばを目の仇にする話。

ふざけてるときのクレしん映画。バカバカしさ全開。浦沢脚本の荒唐無稽さが遺憾無く発揮されている。とてもしょうも
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クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.6

「たとえ世界中が不幸になろうと、私は自分の娘を守る」

夢の中に入っていく話。

安田顕の演技が物凄くジブリっぽい。

ゲストキャラが幼稚園児なので、防衛隊メイン。でも一応、ひまわりシロを含めた野原一
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.9

「とーちゃんもロボとーちゃんも、どっちもオラの大好きなとーちゃんだ!」

辛い映画。反則技を使って泣かせに来る。
感動して泣くとかじゃなくて、辛くて泣く。何回も見てるけど毎回腕相撲決着後のシーンで我慢
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.0

「あなたたちに不幸は似合いません」

「オトナ帝国」と並んで最高傑作との呼び声も高い、クレヨンしんちゃん映画の名作。僕個人的にもオトナ帝国よりはこっちの方を推したい。一番好きなのは「天カス学園」だけど
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.8

そのための右手。

おバカな映画。バカ極まりない。
途中まではいつもみたいに浅い人間ドラマが挟まってグダグダやっててやや眠いけど、終盤の凄まじい勢いは目を見張るのがあった。終盤までをもうちょいコンパク
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マスク(1994年製作の映画)

4.0

「俺が生きてる限り俺が一番だぜぃ…!」

冴えない銀行マンが変なマスクをつけてハイになる話。

こんな愉快な映画ない。個人的には「少林サッカー」と並んで、愉快映画の殿堂入り。
大衆娯楽ってのはこういう
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少林サッカー(2001年製作の映画)

4.0

「少林拳は最高」

少林寺拳法の達人がサッカーをやる話。だけど劇中でやってることは少林寺拳法でもサッカーでもないアクロバットな何か。

ほぼ全てのシーンが名シーン。ずっと面白い。これぞエンターテインメ
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.4

人をつけ回してトラブルに巻き込まれる話。

クリストファーノーランのデビュー作。小難しい時系列シャッフルや突飛な展開など、同監督のその後の作品にも見られる「らしさ」がもうこの時点で既に満載。

タイト
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es [エス](2001年製作の映画)

3.4

実験倫理こわれる。

実際にあった実験を基にしているとは言うものの、そんなわけねぇだろなシーンが山盛りある。事実は監獄実験があったことと、参加者が役割に合わせた行動をとったということくらいで、他は概ね
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.5

「俺たちもう終わっちゃったのかな」

挫折の話。若者のぼんやりした絶望が克明に描かれている。人生ってなかなか上手くいかないものですね。

耳障りの良さげな言葉を使って、堕落した自分と同じところに他者を
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

「強かったら拳銃なんか持ってねぇよ」

ヤクザが沖縄で遊ぶ話。
不思議な映画。面白さを口で説明しづらい。

内容的にはよくあるヤクザの内ゲバで、騙されて大変な目に遭うだけの話なんだけど、本筋に直接関係
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.7

「あの女たまんねぇな」

透明人間が大暴れする話。
透明人間になる主人公がめちゃ傲慢なワルなので見てて気持ち良い。

透明になることはできても、そこから戻ることが難しいという設定。透明になるとき、血管
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.4

「透明にしちまった」

ペットショップの店主がめちゃくちゃな人殺しをしていたという実話ベースの話。こんなことが現実に起きてたなんて、許せませんね(適当)。

主人公吹越満の終盤のブチギレ演技がある種爽
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.4

高校に潜入調査する話。

最初から最後までプロムだドラッグだ拳銃だカーチェイスだで、物凄くアメリカンなアクションムービー。取り立てて言うことはないけど、悪くはない。

主人公2人が、それぞれ学生時代経
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.4

世界各国、タクシー運転手と客の会話劇オムニバス。

ただただ、タクシーで話すだけ。劇的な出来事が起こったりはしない。凄い面白いってことはないけど、つまらなくもない。好きな映画聞かれた時にこれ答えときゃ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

2.9

「メリークリスマス、ミスターロレンス!」

テーマソングが超有名な作品。毎年クリスマスに街中で流れてるイメージがある。

捕虜との交流の話。
何?この映画?

坂本龍一がずっと気持ち悪い。何言ってんの
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ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.4

「奇跡や」

動物の殺処分の話。道徳の時間に見させられる感じの映画。実際、子供に見せるには最適な温度感だと思う。

動物の命を統制するのは完全に人間の驕りだけど、動物を制限なく野放しにしていいかって言
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変な家(2024年製作の映画)

3.3

「祈らない」

普通の映画だった。ネットでは「変な映画」とか言われてるけど映画としては全然普通。原作とめっちゃ違うってだけ。
褒めることはそんなにないけど貶すこともないかな…っていう。一番なんて言って
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

「"忠実"か"疾風"がいい」

人間をペットにする宇宙人の話。

衝撃作。こんな不気味な映画は他にない。
インパクトや恐ろしさだけを考慮するなら5点付けてもいい。でも怖くて苦手だからこの点数。

僕の
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.3

「自分からは何も挑戦しないで、頑張ってる人を見下して安心してるしょうもないツイッタラー」

この映画、漫画原作じゃないの?コレで?
登場人物のキャラ付けがあまりにも漫画的すぎて「クッセェ〜〜〜」ってな
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激怒(2022年製作の映画)

3.4

「俺は、お前らを殺ぉす!!!」

映画好き必聴ラジオでお馴染みのアトロクで山ほど宣伝されていた、パーソナリティ宇多丸のお友達・映画ライター高橋ヨシキの監督作品。

暴力刑事が監視社会に殴り込みをかける
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

「愛しこの日々に 意味などはいらない ただ ただ そばにいたい」

暴力団への締め付けが強まる現代における、ヤクザしか生きる道がなかった人たちの苦難の話。かなりつらく救いのない話だけど、現代ヤクザ作品
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.5

「どいつもこいつも気狂いだ」

暴力デカが麻薬捜査で大暴れする話。

トントン拍子に繰り出される暴力が面白い。笑っちゃう。たけしの連続ビンタと岸辺一徳の連続パンチが好き。ホシを車で轢くとこも好き。白竜
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.3

ポルターガイストくん。

またA24が変な映画撮ってる……。

不慮の事故で死んでしまった夫がお化けとなって妻を見守ったり色々する話。

お化けのビジュアルが面白い。デカいシーツを被って目の部分に穴が
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

「魚の餌にしちまうぞこの野郎!」

前作で山王会の連中は大方死んでしまったので、今回は花菱の内ゲバの話。ま〜た内ゲバかよ。

やってること自体は前作前々作と同じ。ヤクザが唆しあって殺し合うだけ。
花菱
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.6

「一生ヒラでいいっすよ」

前作でチョイ役だった木村とタッグを組んでまたもやヤクザジェノサイドする話。気持ち良いくらいポンポン人が死ぬ。

前作は完全に内ゲバだったけど、今回はマル暴と他のヤクザに引っ
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.4

「逮捕するぞこの野郎!」

ヤクザの内ゲバの話。龍が如くといい、この手の作品のヤクザって内ゲバしかしてなくない?

親分に唆されて殺し合って…滑稽だね。

登場人物の大半が死ぬ。途中からおもしろ殺し方
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