「祈らない」
普通の映画だった。ネットでは「変な映画」とか言われてるけど映画としては全然普通。原作とめっちゃ違うってだけ。
褒めることはそんなにないけど貶すこともないかな…っていう。一番なんて言っていいかわからないラインの作品。
原作通り映画化してたら上映時間の大半が会話オンリーになってしまって一般オーディエンスが眠っちまいそうだから、大幅に改変して動きのある作品にしようってのはもう「そうだね」って感じ。それしかないわな。制作側の半笑い感がなかっただけ、昨今の邦画ホラーにしちゃマトモだと思うわ。聞いてっか？貞子さんよぉ…。
元々原作からして不動産ミステリーの皮を被った荒唐無稽な因習モノなので、それに動きをつけて映像化したら…そらこうなるよ。
「原作改変しすぎで受け入れられない」と言われても、じゃあ会話劇が見たかったか？と聞かれるとNOじゃないか？そもそも別に原作もそんなよくできた作品じゃねぇよ。このくらいが妥当だろう。
敵の本拠地に乗り込む展開にするなら、いっそのことゲゲゲの謎みたいにジェノサイドしてもよかったんじゃないかな。あの子供にちゃんちゃんこ着せてさ、、、これは冗談だけど、そのレベルで振り切ってたらもうちょい好きだったかな。本当に極端なことを言うと、村で主人公と栗原にマシンガンでも持たせて「welcome to the jungle」とか「Thunderstruck」あたり流しながら撃たせまくっても良かったと思う。世界中の全員が批判しても僕だけは手を叩いて大喜びで褒めるから。トリガーハッピー。
ババアがチェーンソー振り回すシーンで相当笑っちゃった。面白すぎ。あとババアがなんの脈絡もなくキチゲ解放して奇声あげるシーンで劇場が驚きでワッと揺れたのもちょっと笑っちゃった。ジャンプスケアそこそこ多かったけど、いっそのこと振り切って呪怨くらいお化け屋敷ムービーにしても良かったんじゃない？
栗原さんなんであんな奇人になっちゃったの？ 佐藤二朗はもう普通の演技をさせてもらえないの？「さがす」みたいな演技してくれよ。福田雄一の低俗な番組とか出てるからこういうことになるんだよ、バカ。
あと高嶋政伸はなんだったんだ、最初から最後まで。特に最後。なんだあれは。舐めてんのか。
DJ松永の不快な演技もなんだったんだ一体。
客層が物凄く悪かった。映画なんて普段ワイルドスピードとかしか見ないんだろうな、みたいな人ばっかりだった。上映中にペチャクチャペチャクチャ、スマホさわさわさわさわ…まあ悪かろうとは思ってたけどこんなに悪いとは思わなかった。
エンドロール入った瞬間「わかんね〜」って聞こえてきて笑っちゃった。こんなに懇切丁寧に説明してる映画がわからないって、何ならわかるの？コナンだけ見てろ、お前みてぇな奴は。二度と映画館に来るな、ゴミ。死ね。
