つめけん

少林サッカーのつめけんのレビュー・感想・評価

少林サッカー(2001年製作の映画)
4.0
「少林拳は最高」

少林寺拳法の達人がサッカーをやる話。だけど劇中でやってることは少林寺拳法でもサッカーでもないアクロバットな何か。

ほぼ全てのシーンが名シーン。ずっと面白い。これぞエンターテインメント。こんな愉快な映画ない。個人的には「マスク」と並んで愉快映画の殿堂。

ずっとあり得ないことが起こり続ける超次元サッカーの画的な面白さは言うまでもないけど、ぼんやり燻っていたオッサンたちのエネルギーの爆発って感じの少年漫画顔負けなストーリーも、簡単ながら面白い。
店の前で歌ってたら道ゆく人たちの瞳に炎が灯ってみんなで踊るシーン、意味不明だけどなかなか熱くて好き。全ての映画のダンスシーンの中で一番好きかも。

ちょっと薬打っただけで無敵になった敵チームの連中も好き。特にキーパーのロン毛。アイツだけ台詞あるしケツ丸出しになるし、美味しい役どころ。


昔はたまにテレビでやってたんだけど、最近はめっきりやらなくなった。「マスク」しかり「天使にラブソングを」しかり、こういう楽しい名作は折に触れてテレビ放送して欲しいですね。
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