masososoさんの映画レビュー・感想・評価

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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

うーーーーーん。
才能と愛情に溢れ人生を駆け上っていく、そんなモノクロの前半シーンは楽しめた。
でも後半、画面に色彩がついた反面、フェリシアとバーンスタインの夫婦生活からは彩りが消え、バーンスタインの
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.7

アイオワで農場をやっているレイが突如「それを作れば彼はやって来る。」という声を聞く。
なぜかレイは疑うよりも先にその声に従って動き始め、トウモロコシ畑を切り拓き野球場を作ってしまう。
レイという人物を
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.6

107人の才人達への「なぜあなたは創造的なのか」というインタビュー。
抽象的な質問への答えは様々で方向性を作ることができない。
制作側の思惑に沿わせるような回答の捻じ曲げやトリミングがないことには好意
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

冴羽獠の役を鈴木亮平に任せたこと。これに尽きる、なりきりっぷりが凄まじい。
和製クリスチャンベイルといっても過言ではない?徹底した役作り、体づくり。そしてなぜか声までも似てしまうってどういうことなんだ
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

恋愛映画敬遠しがちなんだけど、ポスターデザインと直球なタイトルになんか惹かれて鑑賞。

台南のカラオケ店でバイトする18歳の少年と、旅の途中で財布を無くしたことからそのカラオケ店で働き住み込むことにな
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

冒頭の見上げる木々を長々と映し出す演出から引き込まれたな。
その後水汲みや薪割りといった巧の日々の営みも贅沢すぎるほど尺をとってその所作を注視させられる。
言わんとすることはなんなのだろう。
自然と暮
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殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

3.7

ファーストカットがすごくよかった。山中での殺しのシーン。犯人の残虐性、異常性を突きつけられた。
偏見だけど、ソ連という国への何が起こってもおかしくないっていう先入観が犯人の底知れなさに繋がってサスペン
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.6

飛行機事故からの不時着した先が反政府地帯でゲリラの脅威が迫ってくる、という設定。なかなか新しい。

引き伸ばしもなくテンポは良好。見せ場もそこそこにあってバトルアクションとしても中々の出来ではある。
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辰巳(2023年製作の映画)

3.5

冒頭の弟との掴み合いのシーンから受ける強いインパクト。
タイトルカットよりも前に差し込まれているこのシーンが作品のメッセージとして大事な柱になっている。

葵のあの生意気で自分勝手なキャラクターはどう
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.1

モンスターヴァース最新作。
前作で見切りつけても良かったかもな。ほぼ焼き直し、怪獣バトルが見れればいいかと思ってたけどそのバトルの相手に魅力が皆無。
ぽっと出の猿の惑星ボス猿とそのペットて。。ギドラは
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

雰囲気イケメンって最初は蔑称として広まったけれど、パーツが整っているよりも雰囲気がかっこいいの方がずっとかっこいいのよ。褒め言葉です。

この映画、雰囲気映画といやあそれまでなんでしょうが、その雰囲気
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

映画としてすっごい好みかというと全然そうではないけど、やたら好きな人がいる、頻繁にネットでバズる理由は理解できる。

キアヌのビジュアルがおそらく彼史上最盛。それにめちゃくちゃキマってるカットが多いん
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.6

ウォンカーウァイは本当アーティスティックな監督だね。
写真家のような絵の切り取り方をする。

印象的だったのは大胆なトリミングの仕方。セリフ以上に背中、手や足に語らせる。
それから時間や出来事も思いっ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

いい意味での雰囲気映画。
めちゃくちゃ作家性を感じるアーティスティックな作品。ピントをあえて外したり、被写体を画面の隅っこに置いたり、ブラーを掛けたりとかなり挑戦的な撮り方をしてるのにそのカットがいち
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

いやはや長編デビューからこんなの撮ってたんだな。お約束の時系列シャッフルはこの頃から顕在。
まんまと騙された時特有の気持ちよさは質のいいミステリー小説の読後感に似ている。 予算を湯水の如く使って音と映
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あは〜〜思いつきで見てもコリアンノワールはほんまにハズレないな。
特別凝った脚本という訳ではないけど、中盤まで事の全容が見えないようにうまくミスリードする構成の堅実さとか、三竦みの関係を利用してもう一
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人生って、素晴らしい/Viva La Vida(2024年製作の映画)

4.4

オールタイムベスト級です。
感情を揺さぶられすぎて涙腺を壊されすぎてちょっと放心してるくらい。
書けたらあとでちゃんと書く。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

-

変な男が頼みもしないのに突然給油所に現れて、ネズミの駆除について得意気に講釈を垂れる。
必殺のオーツ麦作戦は空振りに終わり、なぜかそのあとてめえでネズミを噛み殺すところを見せてくる。

何がしたいんだ
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白鳥(2023年製作の映画)

-

あらすじから想像したいじめのイメージを遥かに上回る陰惨な内容。

「ひどい仕打ちが忍耐の限界を超えても征服されない人間がいる。不屈の精神を持ち苦痛にも拷問にも死の脅威にも諦めない」

実話を元にという
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(2023年製作の映画)

-

まあ予想通りのオチ。
にしてもベンガルの薄汚れたドブネズミは言い過ぎ。次なんかあっても先生来てくれないぞ。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

ウェスアンダーソンは僕らのみたいウェスアンダーソンを安心して提供してくれるからありがたいね。
40分の短編に彼の世界が凝縮されていて満足度が高い。
ロアルドダール×ウェスアンダーソンは親和性があるな。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.9

だらしなくて、アンニュイでイカれた世界観。すっきだ〜。

こういう映画見るとやっぱりさ、大衆にウケるものじゃなくて誰かにブッ刺さるものでこそって感じるよなあ。
カルト人気を博す映画にはその映画からしか
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.3

この手のクロスオーバー作品はまあこうなるよね...異なる世界観のものを無理やりごちゃ混ぜにするんだから作品の大事にしてるアイデンティティが希薄になっちゃうね。
そこをうまく料理できてるかに期待したけど
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.3

うーーん、ん?
特別な愛かこれ?

幼い頃の初恋、家庭の都合での別離、SNSの普及で再開、遠距離恋愛?で破局、互いがその時身近にいた人間と結ばれる。
めちゃくちゃ普遍的だし、環境を乗り越えるような強い
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.7

戦争下で産み落とされジワ“苦難の生”と名付けられた。亡命、父の蒸発、売人、暴力、強盗...獄中から己のリアルを綴った曲がヒットする。
あらすじを見てると成り上がりのサクセスストーリーなんだけど、140
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告発(1995年製作の映画)

3.9

映画史に残るケビンベーコンの怪演。

三年に及ぶ穴ぐら生活、虐待によって植え付けられた恐怖。精神を傷んだ殺人犯。
ヘンリーヤングという人物をプロフィールとして表す言葉。そんな言葉通りの怯える演技だけじ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.6

アキ・カウリスマキ監督、『枯れ葉』くらいしか見た事なかったけど確信した、この人の作る作品好きだ。

キャラクター達の険の無さ、ポンコツっぷりが愛くるしい。
客やクラブのオーナーからの不評、マネージャー
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.6

原作未読。

んーーなるほどね。
8.31から3年が経った後の日本、謎の飛行物体との共生。
女子高生たちのコミカルな日常と、そのすぐ傍らで巻き起こっているUFOの墜落や自衛隊による侵略者の掃討作戦とい
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

1.0

ノーラン、映画監督として優れてるのは疑わないけど、原爆に対する認識はそこらのアメリカ人と変わんないんだな。ガッカリした。

アメリカは原爆投下を謝罪していないぞ。十分な代償を支払った時?清算などされて
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.5

くだらなすぎて笑っちゃう。

桟橋で金をせびる男とのやりとりがいちばんすき。

それ以上の感想は特にないです。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.9

マクマーフィーってこち亀の両さんみたいだなって。

一見荒くれ者だけど情に熱くて、真理を捉えていて。冷淡に患者達を管理するだけの病院側よりもよほど彼らの事を理解してるし、真心で触れ合ってる。
完全に対
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.1

タイムループものとして新しい試みではあった。
けどそれだけだな。
タイムループ設定はもう完全解答が出来上がってるんだもの。何か決定的な事象を回避するために、もしくはループから脱出するために巻き戻る時間
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

こういう物としてみてるから別にいいんだけどもクソ陳腐。

ホラーもアクションも20点くらいの出来。ニコラスケイジのキャラクターも謎すぎ。炭酸タイマーとピンボールのお約束も意味わからん。でも最初からその
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

ヒロインが強いタイプの恋愛物ちょっと苦手だったんよね。
女性からあからさまに横暴な振る舞いをされているのにちょっと振り向く素振りを見せられると男はすぐ鼻の下伸ばして許しちゃうんだもん。
この作品もそっ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは掘り出し物...!

単純に原作のストーリーおもしろすぎる。
きっとこうだろうなという筋は察せてもここまでの展開は予想がつかなかったな。

冒頭の崖からなんか違和感。サスペンスドラマってこういう
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

ティムバートンらしいワクワクする物語。

ただこうした方が面白くていい話だろ?っていう純粋なエンタメ精神でつく、その上みんながそうとわかっているホラ話は悪いもんじゃないよね。
ただ唯一そのホラ話を身近
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