リヴ・ウルマン観れば観るほど好きになる。面白くて一気に鑑賞した。夫婦は家族だけど、血の繋がらない他人の男女。夫婦あるあるが面白い。男女の話のテレビドラマなのにベルイマンがつくると格式高い雰囲気があって>>続きを読む
この時代の作品に直接的な残酷なシーンがあって、油断していた私は少しダメージ。「神の沈黙三部作」につながる神の不在をテーマにしているけど、わりといつもベルイマンなりの神(答え)を描いているところが良い。>>続きを読む
騎士と死神が激しめロック歌手のような風貌で、チェスシーンがシュールで好き。深い話なのに可愛らしい。死は突然やってくる。チェスに挑む時点で、勝とうが負けようがそのゲームは神々の戯れなのかもしれない。
今日はhideの命日。去年の鑑賞だけど追悼投稿。
hideの弟という身分を隠して付き人になる弟のよそよそしい態度や敬語が卑屈に見えてしまった。あれだけのカリスマを兄に持つと弟にしかわからない苦しみも多>>続きを読む
きっと一生忘れることのない旅の一期一会。人生は、こういった思い出の一粒一粒が輝き連ねることで、美しい宝物になっていくのだろう。そんな風に思う作品だった。
組織、クラス、夫婦でさえも、それぞれの守るべきもののために生け贄を仕立て上げてしまう恐ろしさ。私の中では田中裕子が助演賞。一方向からの視点で「真実」を作り上げていく人間の不確実性、不安定さ、弱さと狂気>>続きを読む
北朝鮮はつながるところではちゃんとつながっていた。こうゆうドキュメンタリーを待っていた。
ミシェル・ブラン好き。このポップな感じが良い。82年29歳で見事な頭頂部を披露しているミシェル・ブランだけど、75年の「ジュテームモワノンプリュ」ではまだ髪があったこと、私は知ってるよ。
面白かった。民族の奇譚、土着信仰、アニミズムといった私がワクワクする要素が盛りだくさんで楽しかった。やっぱりタイって神秘的。
小学1年生の初めての遠足は井の頭動物園で、象の花子をみんなで写生した。その後、幾度となく井の頭動物園には行ったけど、花子はいつも観客にお尻を向けてコンクリの上で一人佇んでいた。花子はいつも寂しそうだっ>>続きを読む
今年もよろしくお願いします。しばらく更新していませんでしたが、自分のペースでのんびりやっていこうかなと思います。
さて今作、チャップリンへのありったけの愛を込めた映画だった。バスター・キートン、ロイド>>続きを読む
私は私なの?
若いときってそんなことを考えがち。
結論なんて出ないのに、色々考えすぎて頭のなかはぐちゃぐちゃ。
そんなマリエたちの頭の中のように騒がしい映像のオンパレードで、華やかで可愛くて楽しかっ>>続きを読む
最近、リビング用にクリムトの絵画を購入した。クリムトのことをもっと良く知りたいと思い、本作を鑑賞。
クリムトの顔写真を見ると、ジョン・マルコヴィッチに似てる。ジョン・マルコヴィッチの写真と言われたら信>>続きを読む
とても楽しみにしていたトニー・ガトリフ監督の日本劇場初公開作。
トニー・ガトリフ作品はなんといっても曲が最高。未見作品でもYouTubeでサントラを聴くくらい好き。
今回も歌と踊りの躍動感がたまらない>>続きを読む
U-NEXTの今月の配信終了作品だったので急いで観たら、配信終了詐欺でした😂
猫から始まるエトセトラ🐱
「この映画にはもう一人落穂を拾う女が。私だ」
といって落穂を肩に乗せたアニエス・ヴァルダが映る>>続きを読む
ベルイマンの集大成にして傑作。
ベルイマンの作品としては初めて見るタイプの家族ドラマだった。
いつもの難解さはなくわかりやすいのに、神の不在、神への反抗、仮面、幻想、家族の愛がしっかり詰まっていて、ベ>>続きを読む
とても良かった。
追想と幻想、悪夢と現実の中に人生の後悔や虚しさ、孤独、家族への想いを乗せた美しい作品だった。
白黒の陰影を生かした映像がイーサクの心理状況を演出していて見応えがある。白黒の映像美を堪>>続きを読む
「ルナ・パパ」のチュルパンちゃん目当ての鑑賞。
今作は前から気になっていたけど、ドニ・ラヴァンが強烈に苦手なので(学生時代に観たアレックス3部作で発症)ずっと見送りにしていた。
今回、先日観た「ルナ・>>続きを読む
ブレッソンの「田舎司祭の日記」の影響を感じる作品だった。私は「たぶん悪魔が」も感じられた。
「田舎司祭の日記」は難しかったけど、今作はわかりやすく見やすかった。
「田舎司祭の日記」でも印象的だった自>>続きを読む
日本のお祭りの山車に飾る幕にペルシャ絨毯がこんなに合うとは、感動ものだった。そのペルシャ絨毯をイランに取りに行くお話なので、ほとんどはイランロケ。異国情緒あふれるイランは、食事も音楽も踊りもすべてがエ>>続きを読む
二十四節気を通して四季の移ろいを感じながら、人も生活も食も変化していくところが良い。
土井善晴さんが料理監修とのことだけど、思ったより食より人間ドラマ重視だったのが残念。沢田研二と松たか子は年の離れた>>続きを読む
「アデュー・フィリピーヌ」と併映。
ゴダール「軽蔑」のブリジット・バルドーの撮影風景のショートフィルム。
鑑賞した映画は忘れないようにフィルマに記録したいけど、下書きが溜まっていく一方😨あんまり溜まり>>続きを読む
「アデュー・フィリピーヌ」と併映。
ブリジット・バルドーを狙うパパラッチと困るベベ様。
ベベの人気がこれほだだったとは正直、驚いた。
カメラを向けられたら嬉しそうに名前を名乗るフランスのパパラッチた>>続きを読む
ずっと観たかった映画をやっと鑑賞。
思っていた以上のドタバタ劇で、主人公のマムラカットが可愛い♪軽快な音楽も楽しかった。
荒涼とした大地にポツポツと家が建つタジキスタンの風景は何ともエキゾチック。
予>>続きを読む
コメディを封印するとウディ・アレンはベルイマンになる。
苦手な監督で最後まで観続けられたものは少ないけれど、これはウディ・アレン作品だと忘れて惹きつけられた。オープニングとラストで流れる「ジムノペテ>>続きを読む
どんな話なのか、誰が主人公なのかよくわからないまま終わった。
どこに連れていかれるのかわからないこの感じがジャック・ロジエということなのかな。
そんな私の困惑さえも軽快な音楽でケセラセラ~と吹き飛ば>>続きを読む
輝く夏、キラキラ光る海、たわいのない会話に笑い声。
これぞバカンス映画。
ギョーム・ブラックの原点はここなのね!
女の子2人、男の子1人という危うい三角関係はいつだって映画を面白くする。
トリュフォ>>続きを読む
圧倒的な美。主演女優タベア・ブルーメンシャインの美貌を存分に活かしたファッショナブルな衣装、スタイリッシュな映像で2時間いける。序盤の空港のガラスのシーンでゾクゾクしびれた。この映画は当たりかも!とい>>続きを読む
「オオカミの家」と同時上映のショートフィルム。この監督さんたちは、ファウンドフッテージで遊ぶのが好きな模様。腕や脚、胴体がそれぞれ踊っていたり、くっついたり離れたり骨ロックしているけど不気味さはなく結>>続きを読む
予告編を観て一目惚れ。すぐに劇場に走った。
結果、大正解。
最初から最後までスクリーンに目が釘付け。
物体が蠢く音、虫の音、誰かの囁き、この世ならざるものの声が背後から聞こえるキモ体験。映画館ならでは>>続きを読む
「オオカミの家」を観る前に予習として鑑賞。
実在したチリのドイツ系移民のカルト教団「コロニア・ディグニダ」の洗脳、殺人、拷問、小児性愛(男児)、性的虐待と政府との癒着の実態を描く。途中からハラハラド>>続きを読む
これはとても良い映画だった。
何もかも無理だと思ったことのある人には刺さる作品だと思う。
本当に人生に疲れたときに、死を選択する前に、人里離れた場所でひっそりと暮らす。
ただ生きることに没頭する。>>続きを読む
1970年の作品で、バーバラ・ローデンが「ジョン・カサベテスに匹敵する女性」と評されているということもあり、「こわれゆく女」のイメージと重ねて見ていた。頭にカーラーを巻いたまま裁判所に出廷するなど序盤>>続きを読む
ソ連で最も偉大な女性監督として知られるというラリーサ・シェピチコ監督。
夫は「炎628」のエレム・クリモフ監督。
あまり作品が日本に渡ってきていないのが残念でならない。
41歳で交通事故死しているので>>続きを読む
久しぶりの投稿。
「ぼくの村は戦場だった」の少年も、「動くな、死ね、甦れ!」の少年も、世の中に対して諦めたような鋭い目つきが印象的だった。
本作の少年はそれらを上回る強烈な絶望と怒りを全身から放っ>>続きを読む
映画のパワーがここにはある。こうゆうのを待っていた!「ケイコ」で岸井ゆきのが出ている映画を色々観たくなって「犬も食わねどチャーリーは笑う」(レビューする気になれず)「神は見返りを求める」を観ていたら、>>続きを読む