カイザーソゼさんの映画レビュー・感想・評価

カイザーソゼ

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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

ひたすら、家族を想い合うことに泣いた。
余命わずかの母が娘を、夫を想い、母を娘が、父が想い、
それによって乗り越えられることがある。
家族同士の最後の完全燃焼をしっかり描いたスーパー名作

セブン(1995年製作の映画)

5.0

後味悪さトップ。
それでも観てしまう。何回でも。
スーパーウルトラベストオブベスト名作。
配役ももちろん素晴らしいが、演出・構成、展開の凄み。
何十年経っても時代に残る強度。

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

そもそも漫画原作が最高傑作なので全員読んでほしいよ。

そもそもウルトラ美女4姉妹なんてありえるんでしょーか。
この配役だけでずっと観たい。頼む。お願い。
そして、あんな家に家族で住んでいきたい。
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来る(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 「ぼぎわん」との対決シーンは結構バカっぽくも壮大で、かなり楽しめました。
話の筋としてはもっと丁寧に説明をうまくやらないと、わけわからん化け物に取り憑かれて大変でしたねというストーリーにしかならんの
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

まさに15歳にならんとする時に封切りとなったこと、今でも思い出します。中学生が中学生を殺し合う、R15!という設定だけで、ドキドキして怖いもの見たさでなんとかに観に行った想い出。

まあ、北野武の悲哀
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

誰しもが愛するブルース・ブラザーズ!
スーパースターたちがなんかアツい曲をいたるところでやってくれています。
バンド結成前夜のシーン、ジェームス・ブラウン牧師のスピーチからのThe Old Land
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

どれもセカイ系なんだが、切り口的には君の名はの方がはるかに好き。
銃の扱い?なんだか、何でもありみたいになっちゃった気がして入り込めなかった感じかもしれない。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ノーラン史上も大変わかりやすい大傑作。
時系列がまざって、、、とか登場人物が多くて、、、という声も当初聞いたが、
一定予習できたら大変明快に楽しめました。

※こちらご参考まで
▼時間がない人のための
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

4.5

話の展開と、伏線と、ともすればユージュアルサスペクツ以来のあっという驚き(言い過ぎ)それがテンポよく詰まっていてエンタメとしても非常に楽しい。当時の時代っぽさもよく込められていて、俳優の差配含め、抜け>>続きを読む

辰巳(2023年製作の映画)

4.5

いやはや、名作ノワール!!

まず、日本というより、アジアっぽさがすごくある。
どこにあるんだこのロケ地という、都会感/日本の地方感のなさ。
映画全体の色味も含めて、すごくアジア味あふれるところが面白
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.0

ほぼ100年前の映画!余裕で面白く観れる。すごい!すごすぎる!

無声映画で、切り張りで作られているように見えるのだが、(時代的にも)、ジャンヌの表情・そぶりからは感情が爆発しているように感じる。
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

感情移入しにくかったな〜、ハマったら面白いのか?

とにかく、夫役がネチっこいメンヘラというかなんか気持ち悪さを常に纏って嫌な感じ。
死んでしまった不倫相手、自分がもう1cm頑張っていれば避けられたか
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花の怪演が素晴らしい。圧倒的な強度でやりきっている。
若葉竜也もよし。

そもそもを突っ込み出すともうちょっと正直に向き合ったら話早かったのでは...と思ってしまうのだが、その人の地獄はその人しか
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

何回もなんとなく楽しめる作品というものが誰しもある。
ディズニー映画など最たるものかなと思うが。

疲れていても、なんとなく観れるし、楽しめる。
重たい映画は気力もいるし、後味悪いと尚更つらい。
自分
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.0

美女と野獣の焼き直しでとにかく面白くない。
話の筋がそうであっても、だからこそそう見えなくする努力とか、そういうものだと思うのだが、変に美女と野獣感強い演出もあって、なんなんこれと気持ちがついていかな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

音と映像の壮麗さに終始やられっぱなしのとんでもない怪作でした。
「自らの主体性によって、生きる」ということをテーマに、壮大に激しく、物語が紡がれていく。

とにかく、一個一個の舞台、衣装の放つオーラの
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

人はどこまでおぞましくなれるのか?
ネットを通した女性(幼女?)への性的コミュニケーションというおぞましさを描いたきっついドキュメンタリー。
現実としてこういうことがあることは知るべきであり、また通常
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クリスマス・ストーリー(2008年製作の映画)

4.9

ラストの舞い散る雪に全てが集約される。
圧倒的な名シーン。このために全てがあった。
美しさとはこのこと。

アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.5

(日本の)カラオケで歌われる洋楽はそんなに多くない。
その数少ない中でも今の30台以上には多くに伝わる一つの名曲が「I Don't Want a Miss One Thing」だろう。
かなりすごくな
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スーパー秀逸。わかりやすく、問いを、美しく投げてもらった気持ち。
映像作品としても良いショットがたくさん。

初っ端から石橋英子・ジムオルークの曲が美しく、不穏さを絶妙に作ってくる。シーンの一つ一つが
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「ずっとこのままで居られたらいいのに」という思いに、卒業という強制的な変化点が容赦無く立ちはだかる。

4人の少女を軸に話は進むが、それぞれの想い、卒業する前に乗り越えないといけないもの、抱えているも
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

5.0

生涯の名作ここにあり。
ジョニー・トー作品の中でもNo.1、全映画の中でもトップクラスに好きです。

追われる主人公、それを守るマフィアと追うマフィア、気付けば5人が追われながら文字通りこれまで培った
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恋の渦(2013年製作の映画)

4.0

名作!!

全登場人物のリアリティというか、それぞれが抱える半端な嘘つき度合いとか、うざったさ、薄さ、と調子の良さが混ざって本当に面白い群像劇。
壮大な恋愛ではなく、全部薄っぺらい欲動なのも非常に良い
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.0

原作が最強名作すぎるとどうやっても苦労しますね。
どうやってもその時の衝動、余韻を超えれないので、まあそうだなあとまとまってしまうのが本当に難しい〜!
映像かという点ではすごい!怖い!

柳下さんの、
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

2.5

記憶を掘り返している部分も多くて恐縮ですが、正直入ってこないなあという感じでした。

ただ、タイトルとか、シーンの記憶への残る度合い(大事)は一定あったと思うので時代を象徴するポイントの一つとして引き
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

辛いけどすごく良い/突き刺さる映画。

愛する娘との最後の想い出。
ギリギリの状態で、父としての形をなんとか保っているカラム。
ただ、それでも、娘と一緒にいる中で形を保てない時が劇中に何回も出てくる。
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


GameStopのショートスクイーズ事件映画!
金融・株取引について理解をしながら、テンポよく楽しめる映画としておすすめ!
https://ja.wikipedia.org/wiki/GameSto
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分が激推ししていたアイドルが、ある日犯罪者になってしまったら、どうその事実に、また推してきた過去に、これからに折り合いをつけていけば良いのか?
当事者になってしまった本人が、周りの推し仲間たちにイン
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

純粋に互いに愛をもって生きる兄弟たちと、それを蝕んでいくプレッシャーをめぐる物語。辛い展開が続くのだが、それでもなお根底にある家族愛(正確には兄弟愛)に、ただただ泣ける良い作品だった。感動、とも違う、>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

漫画原作の良さがしっかり描かれていた。特に主役2人はかなり好演というかハマっていた。

逆漫画原作の完成度もすごい良いので、あまりそれ以上の言葉が思いつかず。

炎628(1985年製作の映画)

4.0

素晴らしい。重厚で辛い展開と、辛い映像、でも観るのを止められない拷問映画。体力が奪われる。もう観たくない。でもこれを観ないといけないんだ。

画の圧力にひたすらやられる。ドイツ兵の無邪気な/自然な邪悪
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

2024年4月時点で2024年の圧倒的ベスト。

それぞれに事情を抱えた男女が友情を育みつつ、それぞれ前を見て生きていく話。あらゆる人に大小あれど付随する光と闇について、己がどう向き合っていくのか?周
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!良作!

真の主役、キム・ソンホ演じるサイコパス"プロ"が素晴らしい!
コミカルで、文字通り漫画っぽさがあるが、非常にハマっていた。
キングスマン・ジョン・ウィックばりの大量殺戮を見せてく
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

思った以上にナヨっとした話で全然共感できず。

とにかく男性主人公がナヨいというか、なんか一緒になる道あったよね〜と匂わせつつはっきりもしないし、特段自分に自信があるわけでもなく、うーんどうしたかった
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