カーテンを開くとわかるように外界は陽光に満ち、闖入するシーツも白色。当然犯行は暗闇の中で行われる。例外的に暗闇の中ポジティブなイメージを与えられるのは花火で、そこで犯人たちがはしゃぐのは自然なように…
>>続きを読む画面端の窓に二階から落ちてくるシーツが写り込んでいる衝撃。
同じく法王がばらまく書類だとか階段を舞う新聞だとかとにかくショッキング。
エレベーターから逃げるように階段を駆ける一連のシーンも物凄い。…
この手の虚実入り混じるアプローチは鑑賞者を混乱させる狙いが鼻につくことが多く基本的に好きでないのだが、この映画はそういった印象はなく良い意味でシンプルに楽しめた。およそ昼とは思えない黒が出た照明も素…
>>続きを読むすごく、よかった。
冒頭のお部屋紹介から良い(どこかゴッドファーザーの始まりを思い出させ)。次いで赤い字でタイトル”Buongirno, Notte”、さらには、新年の花火(78年)。
もうこの時…
正直ダセえと感じる箇所も多かった。もっと面白くなる題材だとも思った。ただ一方で、対立やサスペンス等の注意維持を目的に用意される作劇上の起伏よりも、簡潔な切り返しでマヤ・サンサが何を見たかを押さえよう…
>>続きを読む再見だが圧巻。ますますベロッキオが好きになった。何も気の利いたことが言えない。ミニマル、政治性、そしてロベール・ブレッソンに匹敵するような緊張感≒サスペンス。
特に難しいことをしているわけでもなく…