確かに21世紀初頭にベロッキオ・ルネッサンスというものがあった。
『愛の勝利を』と『母の微笑』までだが。
『肉体の悪魔』
微細で執拗な観念の信仰は肉体的であった。ルー・カステル。
艶かしい肌の発色と…
このレビューはネタバレを含みます
ものすごく独特の編集。暴走する過激派の当事者たちの視点という日本でも馴染みある題材ながら、女性だったり、私情をはさんで葛藤があったりするのがおもしろい。実話に基づくらしいから複雑でもあるのだけど。唐…
>>続きを読むわずか2時間にも満たない上映時間の内に、過激派による一つの誘拐殺人事件を題材に、イタリアと言う国の政治史からの支配システムの裏側までを見せ、その上で、更には、有り得たかも知れない希望まで示唆するとい…
>>続きを読む冒頭の光のない部屋をパンしていくキャメラはこの映画が夜に覆われた物語であることを示唆し、主人公キアラが監禁状態のモーロを覗くドアスコープはその非対象性を鮮明にし、反復される彼女のアップショットに闘争…
>>続きを読むこんな緊迫した状況で
ちょこちょこ
ユーモアを入れこんでくる
(ユーモアではないのかも)
月の上で、、は
ずり落ちそーになった。
ピンクフロイドがハマりすぎ。
あさま山荘事件を
監督が映…
記録。
揺れる正義と夢見た結末。
極左テロ組織「赤い旅団」が1978年に起こしたアルド・モーロ元首相誘拐暗殺事件を題材にした作品。イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督作。
2021年現在において…
映画はやっぱ光の魔術だぜ。空間そのものを芝居へと引きずり込む野心溢れるベロッキオ神。
仕事の関係者と出会した時、挨拶で「肛門ばんは」て言ったらバレるかどうか1人でチャレンジしてるんだけど、今日つい…
若い男達の革命の遂行を仲間の女性の視点で切り取った映画。
1人の男は1つの象徴に過ぎず、抹消しても更なる分裂と対立を生むのみ。
根源的な問題の解決にはならない。
男と女、理想と現実、権力者と労働…