自分の身体を否定する理由としてバレエがあり、心と身体の乖離に真っ向から向き合っているのが気高く美しいと同時に痛々しくもどかしい。
お父さんが優しく寄り添ってくれているのが希望だけどなかなか……
踊る…
本作の監督ルーカス・ドンはグザヴィエ・ドランと比較されているらしいけど、これを見たらその意味がよく分かった。マイノリティの孤独と瓦解する感情の描き方はドランよりは控えめでアプローチは異なるけど、ポス…
>>続きを読む まず最初に思ったことは、主演俳優さんの美しさ。女性が演じているかと思うぐらいの美男。映画初出演にして初主演、堂々としたる風格。バレエは自らやり、オーディションでは抜き出ていたとか。
内容はごく単…
バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女ララだったが女子生徒の執拗ないじめや身体の特徴から思うようにバレエの動きについていけない焦燥感に苦しんでいく映画
序盤教師からも女子の意見を求めるからララは…
このレビューはネタバレを含みます
観る前に主演のビクトールポルスターさんについて少し調べたら
9歳からジャズダンスとモダンダンスを始めて
その後バレエの道に進みベルギーのロイヤルバレエスクールに入学したバレエダンサーで男性のシスジェ…
バレリーナを夢見るトランスジェンダーのララ15歳。
すごい綺麗な子だな〜と冒頭見入ってたら、まさかの男性バレエダンサーさん。語らず全てを魅せる、身のこなしや視線の動かし方一つ、完全に女の子にしか見え…
表情や仕草や目の動き、指遣いまでがトランスジェンダーの”ララ”そのもの。
だからこそ、ここまで引き込まれて目を覆いたくなるけれど目が離せない。
優しく理解のある父親の愛に包まれようやく立っていられる…
見ようか見まいかずっと悩んでいた作品。
トランスジェンダー問題には眉を顰めることが多いのでね。
で、見始めて拍子抜けしたのが、トランスジェンダー問題などないかのように既に社会的に受容された雰囲気で…
ララ(ビクトール・ポルスター)の迫真の演技に胸を打たれる。
男性の体を与えられて生まれてきたけれど心は女性のララ。
医療手段によって女性になることを望んでいるトランスジェンダーのララは、理解のある優…
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