theocatsさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

1.2

金をかけ、展開に趣向を凝らし、アクションもてんこ盛り。だけど決定的にハラハラする緊迫感が欠如。
3.0位の点数かなと思っていたら、後半の無理に引っ張ったグダグダ展開に「なげぇよー・・」とうんざりし始め
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

原作が村上春樹とは知らなかった。
はっきり言って憎んでいる作家だし(笑)、主演の西島秀俊もいい役者とは思えない。
以前見た濱口監督作品も今一つだったので、いかにカンヌ脚本賞受賞とは言え期するものはあま
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.3

記憶を維持したまま何度も生まれ変わり、人間主人公の子供時代から老年期、その孫娘などの人生に付き添い、数多の奇蹟や幸福な出会い・再会を演出した「スーパー輪廻ドッグストーリー」の続編。

前作がハルストレ
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

2.5

文字通りバイオレンスサスペンスパニック映画

危機の作り方、ぎりぎり感やファミリーヒューマンドラマの盛り込み方など全てが小手先感覚で、真に迫ったドキドキの恐怖感もその他感銘も残念ながら最後まで生じなか
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ある夏の日(2000年製作の映画)

2.8

老いた頑固な雑貨店店主が数日だけ黒人男児をホームステイさせた際のエピソードで綴るホームドラマ。

いかにもテレビドラマというレベルではあるが、刑事コロンボでお馴染みピーター・フォークがまあまあ味わいの
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.1

まずまずのアメリカ政権転覆謀略サスペンスアクション。
始まって間もなく悪役連中とラスボスまでもが何となくわかってしまうのは愛嬌(笑)だし、映像VFXを除けば古臭いシナリオ。
それでも頭を緩めて飲み食い
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.5

子どもの頃テレビで視聴した記憶。でもフルに見たのかは怪しい。何しろ3時間越えの大作だし、多分カット版をぼんやり見ていたのだろう。
その中でも子供が落馬した場面と、ヒロインが「タラ(土地の名前)」を口に
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

映画の出来としては結構いいと思う。
ただ、テーマがビッチな底辺シングルマザーとその子供が辿る救いようのない没落への物語なので視聴感は極めて悪い。
いわばアメリカ版「誰も知らない」みたいなもの。
でも違
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.3

犬が意識と記憶を持ったまま輪廻転生を続けハッピーエンドを迎える映画。

しょーもねぇーーーと思いながらゆるゆる観ていたが、最後の方はけっこう喉元が痛くなってしまったので、まんまとハルストレム監督にして
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

2.6

英語を話せる家族の中で一人英語を話せず、そのことで夫や子供たちに馬鹿にされるインド人主婦が、よりによって姪の結婚式で家族より先に単身ニューヨークに旅立ち、NYでも英会話できないことで恥辱を味わい、意を>>続きを読む

あなたへ(2012年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

結構な大物脇役を多数布陣した「老いた高倉健シフト」によるセンチメンタルロードムービー。

降籏監督もことさら泣け泣けと強要する臭い演出とはせず、たんたんと流して撮ったような雰囲気なので、ストーリーに深
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モンテッソーリ 子どもの家(2017年製作の映画)

3.0

日本の「型枠にはめ込む教育」とはだいぶ違うのは確か。

ただ、幼児教室のエピソードのみであり、自発的に「自分の仕事」に取り組む幼児たちの可愛さに微笑ましくなるものの、年齢的にステップアップした小学・中
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炎上(1958年製作の映画)

3.2

本映画の原作者は三島由紀夫とのことだが未読。しかし、水上勉「金閣寺炎上」である程度の前知識はあり。

さて、吃音持ちである主役の犯人が寺の小僧となり、寺の金で大学まで通わせてもらいながらどういうわけか
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一年の九日(1961年製作の映画)

3.0

ソ連の原子力施設。ある実験で大量の放射線を浴びてしまった青年科学者。
その婚約者であり妻となる女性科学者。そして二人の友人であり、女性に恋心を寄せる男性科学者。それら3名他が織りなす「静謐過ぎて眠気を
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料理長(シェフ)殿、ご用心(1978年製作の映画)

2.6

今となってはくっだらねぇサスペンスコメディなんだけど(笑)、45年前の洋画コメディはこんな感じだったんだなぁと認識できたのは良かった。

甘い生活(1959年製作の映画)

1.8

いやー…とにかく長かった・・わかっちゃいたけど3時間だからね。笑
そして、ポジティブな要素をほとんど汲み取ることができなかったので、非常に辛くイライラさせられる視聴時間でしたよ・・・

どうやら豪華・
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100歳の華麗なる冒険(2013年製作の映画)

4.8

まさかのスウェーデン産ハチャメチャブラックコメディ!!

とんでもない経歴を誇る元スパイの百歳爺がひょんなきっかけでそうとは全然知らないままマフィアの大金を奪う形になってしまったために巻き起こされるス
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

ジョーライト監督の他作品で芳しくない印象を受け、別のも見なければと白羽の矢を立てたのがこのウィンストン・チャーチル。

序盤こそ舞台劇のようなあざとすぎる演出に鼻白み「駄目かなこりゃ・・」とトーンダウ
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映画 クロサギ(2007年製作の映画)

1.0

脚本・映像・演出がテレビドラマ3流レベル。中堅・ベテラン俳優陣が気の毒になる位のひどさ。
そして我らがイケメンヒーロー・山下智久の赤っ恥レベル演技・・・
最低評価とするに躊躇いは無し!!!笑

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.5

どういうボーカルグループなのか見当がつかなかったが「シェーリー・・」で、ああっ、あの曲のか・・と合点。

はっきり言うと、映画ボーカルの声の感じは好みではなく「これは上手いのか下手なのか??」と、ちょ
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つぐない(2007年製作の映画)

1.6

うーん・・アカデミー賞はじめ結構な賞を獲得しているようだし、かなり金をかけ技巧的で入念な演出もされているようではあるが、あくまで個人的な感情という点では全く動くことはなかった。

全てがあざとく表層的
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ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

オランダ産カーチェイスホラー。

スピルバーグ「激突!」のヨーロッパ的焼き直しかと思ったら、最初から犯人の面が割れてるし、ヤバイ偏屈じじいという設定は欧州白人社会らしい「あるある」なのかもね。

展開
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雨の訪問者(1970年製作の映画)

2.6

半世紀以上前のチャールズ・ブロンソン主演、フランス産ソフトムードサスペンス。

まぁー緊張感が全くないというわけではないけれど、ヒロインのフランス女優の舌ったらずのぶりっ子演技が様になっておらずちょっ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

愉快ならざる展開でありながら惹きつけられるものはあり、くどくどしい回り道をとってようやく事件解決か!! となったら・・・・・
すっきりしないエンディングでありつつも、「これがアメリカ!これぞアメリカ!
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

2.5

ラップやラテン系音楽が好みであれば楽しめるミュージカルだと思う

ジョバンニの島(2014年製作の映画)

3.4

敗戦後にソ連に占領された北方領土。
島から日本人たちが追い出される2年の間のエピソード、および樺太の収容所に移されてからの悲劇などが、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のファンタジックワールドを時に交えつつ描か
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キャロル(2015年製作の映画)

1.0

おそらく同じ性向の人にはいい映画なのだろうが、テーマは生理的に受容不可能。
ああいう形でフルヌードが見られても全然ありがたくはない。

しかし、レズラブシーンで一度だけ感心したことがある。
五社監督の
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スワンソング(2021年製作の映画)

2.1

それ程大したことのない話を(と言っては失礼になるのかもしれないが・・)各種エアムースでフワッフワッとアメリカ流にデコレートし、センチメンタルファンタジック仕立てとした粉飾ムービーといった印象。

主演
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歌追い人(2000年製作の映画)

3.2

1900年代初頭、アメリカ東部アパラチア山脈に暮らす白人住民らに受け継がれてきたアイルランドやスコットランドの民謡、フォークソング、或いは恋の歌バラッド。
その事実を知った音楽博士の女性が当時の蓄音機
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摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

1.0

1992年のアメリカ映画

とあるブラック的不動産会社にて、本社からはっぱをかけられ客との契約を是が非でも獲得しなければ首を切ると脅かされたダメ社員たち。
必死になってセールスを仕掛けようとする人間も
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

1.4

役者ではなく素人老人をスパイに仕立て、老人ホームに潜入させ「ミッション」を遂行する様子をカメラで追うというチリ産ドキュメンタリ。

ミッションは本物ということだが、カメラ班が堂々と老人ホーム内で撮影を
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とんび(2022年製作の映画)

3.3

どうせ若手監督なんじゃないかなと決め込み、期待感無しで見始めるも、独特のピリッとしないヌメヌメしたテイストの演出に改めてパッケージを見たら瀬々監督でしたよ・・・

なかなか苦手の監督で、癖のあるテーマ
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

ああっ・・すべてが一点に収斂・回収される落ちね。と納得できるかなと思ったが、どうもしっくりこない。
有村架純も実は神木同様の未来透視能力を持っていたというのはいいとしても、そして自らも含めその他乗客の
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ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.7

現ローマ法王フランシスコの青年時代から法王になるまでの軌跡。
メインはアルゼンチン軍事独裁体制下において、青年フランシスコがどういったスタンスで非道な暴虐的弾圧を受けた人達に接していたか。
そして、数
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silence in TOKYO(2021年製作の映画)

1.2

パッケージの字が小っちゃすぎて、有名ミュージッシャン複数人による「コロナ戒厳令下の無人東京」をテーマとした一時間程度の映像楽曲集、MTVみたいなものかと勘違いしてしまった。

実際は一人のピアノ演奏家
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