theocatsさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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海と大陸(2011年製作の映画)

3.0

イタリアの小島。どうやら漁業と観光が主たる産業みたい。

お爺ちゃんと孫で漁業を営む一家。
ある日の漁の最中、不法難民の小舟を見つけ、そこから海に飛び込んだ難民を幾人か助け、妊婦とその子供を人道的観点
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

1.1

いかにも三谷幸喜監督的なオールスターキャスト平板劇

喜劇とは言っても、曲がりなりにも法廷劇なので、知的に唸らされるような高度なトリックやロジックを見せてほしかった。
そして感動ドラマというのであれば
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トラック野郎 天下御免(1976年製作の映画)

4.2

正月はやっぱりトラック野郎!! というわけではないが、無料配信されたらそりゃ見てしまうよね。笑

子供の頃に映画館で見て、10年くらいのスパンで忘れた頃に見返しているからか、いい具合に何度見ても楽しめ
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

2.7

パッケージの「一人の教師と24人の生徒の個々の交流を描いた感動ドラマ」というのはまるで嘘のようなキャッチコピー。
金八先生とか、シドニーポワチエ主演「いつも心に太陽を」などの熱血教師物語とは全く違うベ
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モーツァルト・レクイエム(2004年製作の映画)

3.0

さてさてソクーロフ監督によるどんなモーツアルト・レクイエムなのかと興味津々。

演奏会場は全くの映画的演出のない「素」の様子で聴衆を映し出す。

演奏が始まると黒い修道僧(モンク)の格好をした男女合唱
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ホテル・ハイビスカス(2002年製作の映画)

3.8

沖縄が香る、気分が朗らかになる楽しい映画 笑
ゆるいようでいて締めるとこはちゃんと締めている

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

2.2

うーん・・メキシコからアメリカへの密入国者達を銃撃殺戮する狂人というあらすじ的に「ヒリヒリする」ような緊迫感が味わえるものとばかり想像していたが、かなり拍子抜け。

一見まともそうに見えなくもないハン
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

1.4

実話ベースらしいがリアル感がまるで浮かび上がってこない凡庸以下のエレジードラマ。

まず長澤まさみが全く「悪母」らしくなく、ミスキャストとは言えないまでも、もうちょっと役作りでこちらが腹が立つくらいの
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シャレード(2002年製作の映画)

1.3

数週間前にオリジナルを見たばかりなのを忘れ(オードリー映画なのは記憶していたのだが・・)、見始めてから気付いてしまったのでガッカリ・・ 完全ネタバレなので、後の興味はどの程度リメイクとしての完成度が上>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.1

初の有人月面着陸を「悲壮感」たっぷりの「感傷的」ムードで描いた不思議ムードの作品。

ニール・アームストロングとその家族を中心としたことで上のようなムードになってしまったのかもしれないが、他の誰かをメ
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僕はもうすぐ十一歳になる。(2014年製作の映画)

3.3

自主製作的小品映画

昆虫標本づくりが趣味の小学四年生の男子児童とそのお父さんお母さんお爺さん。
そして男児の「趣味友達」の女子児童らが織りなす、何でもないようでいて「死と生」のテーマが込められたちょ
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

なぜ1年前は全く期待が持てなかった南アのラクビーチームがワールドカップで下馬評を覆せるまで戦力アップしたのか? という過程描写が不十分で説得力には欠けていたが、それを差し引いてもまさかワールドカップで>>続きを読む

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

2.1

最初から最後まで途切れないワンカットが売りの作品みたい。
そのアイデアは良くても、ストーリーが夜遊びに呆ける男女たちのしょーもない出来事と、これまた救いようのない突発的犯罪ドラマなので、知的要素が皆無
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ポプラの秋(2015年製作の映画)

3.2

パッケージ見たら子供の時の望結ちゃんがヒロインみたいだから、まぁ息抜きにいいかなと。笑

特に言うべき言葉も見つからない、いかにも邦画的な穏当演出のヒューマンホームドラマ。
ロケ地飛騨高山と、同じ敷地
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.4

あらすじをかいつまんで書くのも面倒くさいが、アメリカ知的中流階級家庭(夫婦がどちらも文学博士なんだって!)における離婚、子供の共同養育という形態をとったその後の雑多な「家族全員の性にまつわるエピソード>>続きを読む

白いドレスの女(1981年製作の映画)

2.8

40年以上前の米国製不倫官能バイオレンスサスペンス

バイオレンスとは言っても刺激は控えめ。官能場面もそこそこ。

見所はヒロインの「悪女」っぷりということなのだろう。
ところが、注意不足のせいかちょ
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モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

2.6

てっきりフランス映画かと思っていたら、ジャックレモンってフランス俳優ではなくアメリカ人だったんだね・・・

のっけから勘違い話というのもしょーもないが、ストーリーは実話ベースらしい「死に行く者から、生
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.1

一時期、無料配信で結構見ていたヨーロッパ中世アクションものは殆どがB級であくびが出る代物だった。
この作品もパッケージ的に中世ものっぽく期待感は薄く、どんなもんだろう? という好奇心メイン。

展開は
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

評点は大震災とその後、生活保護の有り様の一端を描いていたという点に関しての物。

ただし、サスペンスパートに関してネタバレした時は正直「いくらなんでもそれは無理だろ・・」と全然納得できない。
それに加
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真夏の夜の夢 さんかく山のマジルー(2009年製作の映画)

3.4

学芸会レベルと切って捨てることもできるかもしれないが、地方発映画の在り方としての好ましい朴訥さが感じられ、個人的には肯定したい。

それはロケ地沖縄の素晴らしすぎる空気感の好印象がもたらした「幻影」に
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

2.8

この当時、ロイシャイダーという俳優がどういうポジションだったのか?
その一端が垣間見られたのは良かった。
どうしても「ジョーズ俳優」というイメージが強かったので。

ブロードウェイ・ショービジネスの裏
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.8

20世紀初頭中国、清の時代を皮切りに、日本侵略、文化大革命という動乱の時代を経、それらが落ち着いた終盤にかけて、中国京劇の舞台俳優たちが辿った遠大な叙事劇。

ホモラブの要素があるため敬遠していた作品
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

ヒュージャックマンが歌い始めた時「ミュージカルかよっ!! 笑笑」と吹き出してしまった。

ラッセルクロウまで歌い出すし(下手くそ笑)、 正直言えば期待なんてなかったし、最初こそ笑えたけど全編ミュージカ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

2.4

非常なる感銘を受けた「グレートビューティー/追憶のローマ」の監督作品と知り喜び勇んでレンタル。
気体はマックスだったのだが・・・

掴みの映像はOKだったけれど、英語圏俳優の英語劇だったからなのか、空
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マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

3.8

そういえばマリリンモンローの映画を見たことがない。
せいぜい地下鉄の風でスカートが捲れる映像や、「ハッピーバースデイミスタープレジデント」を歌う映像、そしていくつかのピンナップを見た程度。

だから果
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

1.0

若き頃のシュワルツェネッガー主演!
序盤のスパイ劇はまずまずの出だしながら、コメディ調が早くも鼻につく。

夫婦の危機というスパイ劇とは相いれない筋を、これまたコメディ調でかなり長く挟み込み、完全にテ
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マイ・フーリッシュ・ハート(2018年製作の映画)

4.9

再レビュー
前回視聴から2週間たっての再視聴。
やはり音楽の素晴らしさには唸る他なく堪えられん・・・
そして刑事の抱える女問題と、チェットベイカーが抱えていた女問題を重ね交錯させてのドラマ展開は実によ
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

2.6

いかにもアメリカ人が好みそうなちょっとコメディの入ったゴーストファンタジックロマンス
例えるなら砂糖たっぷりのパイやジェリービーンのような甘々の映画

シニカルなタイプは「ケッ!!・・・」となるだろう
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佐賀のがばいばあちゃん(2006年製作の映画)

2.4

原作は知らないが、島田洋七B&B漫才のようにテンポよく進むコメディ映画と思ったら邦画的情緒劇のゆったりテンポ。
取り立てて言うべき言葉はないが、最後別れの場面だけは自身の母や祖母との思い出が少しばかり
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オレゴン大森林/わが緑の大地(1971年製作の映画)

4.5

オレゴン州
ストライキを決めた林業組合と、組合の決定に従わずに木を切り出荷し続ける「アカ嫌いのタカ派的」林業一家の徐々にボルテージが上がる敵対関係。
プレッシャーをかけ続ける組合員たちが経済的苦境に陥
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無宿人別帳(1963年製作の映画)

2.4

あらすじ面と当時のオールスターキャスト的には面白そうに見えたのだが、映像や演出面のメリハリが弱いような気がした。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.1

学生映研風しろうと演技感や、突き抜けることのない微妙な振れ幅の学生→社会人青春あるあるエピソードなど雰囲気は悪くなく、好感さえ抱き「評価3.2位かな」なんて思っていた。
友人夫婦の子供を抱いて主役が泣
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十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.2

悪徳・好色・乱暴狼藉のどうにもならない明石藩バカ殿ながら江戸将軍の異母弟という血筋ゆえに老中に抜擢されることに。
それを危惧した江戸筆頭老中がバカ殿の暗殺を画策する・・・

あらすじを読み、片岡千恵蔵
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ICHI(2008年製作の映画)

1.0

ガーン・・・初視聴かと思っていたら視聴済みだった・・
何がショックって全然覚えていなかったということ・・・

まぁたまにはこんなこともあるだろうさ苦笑
評点は今回は1.0ということで

2021/06
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オーストラリア(2008年製作の映画)

3.0

これは壮大なラブロマンスなんかではなく、先住民アボリジニに対する遠大なる謝罪の映画

出だしからしばらくはアドベンチャーコメディといった調子。
てっきりシリアスドラマによるラブストーリーなんだと思って
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リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)

2.5

幼少の頃に銃の暴発でママを殺してしまった・・、と思い込んでいる白人少女が辿った「ママの過去を探し、新しいママたちと出会う旅」

時は1964年アメリカ、公民権が発令されても根強い黒人差別は変わらず、黒
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