theocatsさんの映画レビュー・感想・評価 - 84ページ目

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世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

1.5

3人の監督による半世紀以上前のエドガーアランポー原作幻想オムニバス映画。

単純計算で監督一人40分の短編映画集、しかも怪奇幻想物ということで中味はそれほど期待できないと予想。
予想通り1.5倍速でも
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エリート NCOC特別捜査班(2017年製作の映画)

2.4

面白くはなかったがB級なりに頑張っている方。

一つ気付いたのは等級の低い映画程、格闘技アクションを盛り込みたがること。

もう一つ、白人系にモンゴロイド(又はブラック)の血がほんのちょっと混じると、
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シャドウズ・ゲート(2011年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

現実の辛い結婚生活から逃れるためドラッグに耽溺。そのドラッグがもたらす異次元夢世界の中で昔の恋人殺しの犯人を探り出すことに成功。しかし、現実世界においては現在の妻の浮気相手を殺害するという取り返しのつ>>続きを読む

ダブル-完全犯罪-(2012年製作の映画)

2.5

特筆すべきトピックも見当たらず展開もある程度読めるが、オーストラリアロケ地の解放的雰囲気も手伝い、ながら見なら視聴に耐えうるライトなクライムサスペンス。

ガン・ダウン(2014年製作の映画)

1.0

低予算でよくやった方では?

1.5倍速のおかげで何とか見終えられた感じ。普通速だとアクションも相当とろかったに違いない。

何も知らずに見た方がまだ楽しめる可能性があるのでネタ晴らしはなし。

見た
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ゾンビ・アポカリプス アンデッド・ワールド(2015年製作の映画)

-

バカを徹底するのと、テキトーにふざけるのは全然違う。

本作は残念ながら後者のふざけ精神で作られてしまったようだ。

オーストラリア発、肯定評価に値しない下劣ゾンビ映画。

フローズン・ビロウ(2015年製作の映画)

2.0

BGMと映像のみによるいわばロングMTV(正式な呼称があるとは思うが)。
映画黎明期にはよくあった手法のようだし、新奇な試みというわけでもないだろう。
原題映画的にもコヤニスカッティや環境映画で目にし
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リ・スタート 明るいミライ(2010年製作の映画)

1.0

常に異性と接していないと不安な人達

結局は男と女の性本能に端を発する「別れ・引き寄せられ・欲情し・また別れ・別の異性を追い求め、或いは追い求められ」というような節度と締まりを欠いた色恋模様が延々繰り
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赤の涙(2016年製作の映画)

3.5

意外に表現が大人し目。メリハリをつけるという意味では暴行強姦場面は目を背けるくらいの過激描写でも良かったように思われる。

とはいえ史実ベース劇は格段に重みを伴いこちらに迫ってくる。
軍事独裁はどの国
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フレッシュ・ミート サイケな家族(2012年製作の映画)

1.6

一風変わったマオリ人メインキャストのハードバイオレンス・ホームコメディ。

はっきり言って傷害・殺人・解体場面は愉快ではないが演出が明るいアットホーム調なので全然ドキドキハラハラしない。それがいいのか
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極道の食卓 クジラ2(2009年製作の映画)

2.8

息抜きには程よい娯楽やくざ物。

何といってもキモは松平健。こんなC級ドラマでも他を圧する存在感。だからこそ視聴に意外な喜び嬉しさが伴う。

パートワンがまずまず楽しめ、その余韻が残っていたので続編の
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みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

2.2

唯々痛々しい不倫破滅行。

妻子がありながらサーカスの綱渡り女と駆け落ち不倫する逃亡軍人。
分別知と理性が欠落し、情欲主導でなされた衝動的行動の為計画性ゼロ。
親友の忠告も撥ね付け、逃亡兵であることも
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ザ・メッセージ 地球侵略(2014年製作の映画)

-

典型的な低予算の匂わせるだけ匂わし、最後まで誤魔化し続けお茶を濁す噴飯映画。
これ以上語る必要を感じない。

オリジン(2016年製作の映画)

1.4

そうかスウェーデン映画なんだね。彼の国にはクールで理知的という印象を持っていたが、本作に関してはみな感情的衝動を抑制できず過剰な悲劇に持って行きすぎ。
もっと静的・理性的に状況理解と危機感を視聴者に分
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黒いドレスを着た女(2012年製作の映画)

3.5

終盤は意外に魅せられる展開

序盤はまず葬儀における見知らぬ若い女の振る舞いにあれほど遺族が激昂するのが分からなかったが、生前多大な尊敬を受けていたとされる父親の名誉が葬儀参列者監視の中「その愛人らし
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ファイト・フォー・ライフ 砂漠の子(2010年製作の映画)

-

いきなり砂漠に置き去りにされた少年のサバイバルストーリーかと思いきや、単なるクレージーバイオレンス劇場だった。
製作陣の意図は正直分からないが、この手の思わせぶりシュールミステリアスな導入から結局はバ
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10月の奇跡(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

誰も笑わず表情変化に乏しいため、登場人物の心理と状況把握が結構難しい作品。

あらすじではハッピーな結末が予想される〝奇蹟物”的説明だったが、それは情緒的感動を匂わせ視聴意欲を掻き立てようとする邦人映
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野。良犬(2007年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

過去作にモチーフがありそうなシナリオ。
中国マフィアの抗争。そのキーマンの暗殺舞台が小学校。用務員と先生として敵同士のヒットマンがそれぞれ潜入しキーマンの子供を片や誘拐しようとし片や守ろうとする。
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カンバセーション 残された時間(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

詩人が主役。恋人と父親が絵描き。そのせいか静かで落ち着いたトーン。
主役のポエムが合間合間に語られる。はっきり言ってその詩が特別心に響くとかはない。
しかし、詩の響きがこちらの無意識に作用していたよう
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リーサルミッション(2013年製作の映画)

3.3

9.11以後の米国中東軍事強硬策に対する強烈な皮肉。

イラク駐留米軍基地に慰問の為訪れた当時の米大統領Gブッシュ(映画内では架空の存在らしい)を、こともあろうに米軍特殊部隊員が拉致監禁し、兵士のたま
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アンボイナじゃ殺せない(2014年製作の映画)

2.0

雰囲気はまずまず。
ストーリー進展に伴い気になる箇所や演技も目についてくるが、何とか綱渡りで収束させ物語を完結させた印象。

グランド・プロミス 23年後の再会(2017年製作の映画)

2.8

1.3倍速視聴でもやや冗長。しかし中味は詰まっていた印象。
アフリカ→北米→中南米→東欧→西欧→中南米という足跡と23年経過という設定も相まって結構な叙事劇風の仕上がりとなっていた。

音楽ゆえか明る
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アンキャニー・不気味の谷(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画趣旨は悪趣味も不気味の谷理論は有価値

本作の主目的が「視聴者を完全に欺くこと」にあったのは明白。
前知識なしに見た者であれば余程の猜疑的感性を持たない限り騙されざるを得ないと思われる。しかし、だ
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AV(2005年製作の映画)

2.0

ストーリー的にそうだったように映画の質的にも学生映研ものの延長といった趣。
香港の学生が日本のAV女優を招聘して疑似AV撮影をするというアイデアに若干の面白さは感じる。
しかし、1.3倍速で見てさえ展
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スリー・クリミナルズ(2017年製作の映画)

2.0

音楽と演出で殺人劇を軽快に仕立てる

軽妙であり洒脱とも言える犯罪映画。シリアス仕立てとすることも十分可能だったろうが、軽い味付けにすることで何ら心痛も倫理道徳的批判性も生じずに犯罪劇を気楽に見ること
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モンスターズ(2004年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、乱射事件の犯人をどうやって警察から強奪誘拐できたのか説明を端折ったのは見逃せない重大な瑕疵点。
後付けで強奪時に警官に銃で撃たれたと言わせているが、束の間の逃亡に成功してもすぐ追跡され捕まるか一
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ディテクティブ:刑事ブラッドリー(2019年製作の映画)

2.6

Ç級ストーリーを映像・音響のせわしない操作で緊迫感を演出しB級に格上げしたかのような印象。
一人奮闘する刑事の一生懸命感が個人的にはツボ。結構感情移入してしまう。
とはいえ、肝心のシナリオがあれではず
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タイム・ゴーズ・バイ(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

売れている画家はそうでもないかもしれないが、売れない絵描きであれば感ずるところの多い映画かもしれない。

エンターテイメント要素は皆無。しかし、絵を描くために妻子を捨てた老絵描きと、残された娘の悲話・
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アダム:ゲイタから来た少年(2014年製作の映画)

4.5

アルビノ狩りの元凶はアフリカの呪術師達

映画中では一人の呪術師が「自分で殺しはしないが、薬として必要な時は人から買うんだ」とうそぶいていた。

黒人から白い子供が生まれる「白皮症」。見た目で差別され
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