このレビューはネタバレを含みます
オランダ産カーチェイスホラー。
スピルバーグ「激突!」のヨーロッパ的焼き直しかと思ったら、最初から犯人の面が割れてるし、ヤバイ偏屈じじいという設定は欧州白人社会らしい「あるある」なのかもね。
展開は怖いというより、被害者側にも落ち度がないわけではなかったし、双方のやり取りにイライラしたという程度。
少なくとも「家族惨殺」ではなかったという点で犯人なりの「理性的論理」があったのも、ホラーとしてはいいのか悪いのか?何とも言い難い要素。
作り手側の訴求点としては「社会的ルールは遵守しましょう。それでも独自のマイルールを基準に逆恨みし、凶行に走る狂人はいるので最大限気を付けてね」ということなのかもしれない。