フェミニズム と思いながらも 描写の一つ一つは(哀れなるものたち と同じく?)細かく準拠してないし、露骨なオチも含めて 戦後ドイツで生き残った人々の罪悪感ばっかり見える。
1人の男の為に他の全てを踏…
このレビューはネタバレを含みます
昔、大学の授業でとあるドイツ映画を観た。当時のわたしは映画のことがよくわからず、それが第二次世界大戦末期から始まる西ドイツを描いたものであることにすら思い至らず、何より愛というのがどういったものなの…
>>続きを読む【爆撃ウエディング】
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の出世作となった1978年のメロドラマ作品。
〈あらすじ〉
第二次大戦中に結婚し、翌日には夫を戦場に送り出したが、一向に帰って来ない…
最高、映画館で観たかった。
やはりこの顔の撮り方…一体どゆこと?と思いながら。
夫の死を聞き米兵に歩み寄るのあの陰翳が、ひたすら好み。
カラヴァッジョの絵みたいな黒い男女のまぐわい、倒れるマリア…
やっぱりファッションは生き様だと思うの。
時代に操られた生命力は逞しいけども儚い。
サッカー実況のリンクが洒落てて、皮肉っぽくもあった。映画だな〜と思った。必ずもう一度観よう。
脚本、撮影、美術もう…
ファスビンダー監督“西ドイツ3部作”(ベロニカ・フォス、ローラ、マリア・ブラウン)のトリを飾るのはコレに決めてた。
遂に念願叶って、幸せ~
まずは素晴らしいオープニングに心を鷲掴み!
そして見事に…
これが1978年の映画だなんて信じられない!
ファスベンダーの思想は世界には早すぎたのではないだろうか。
オープニングのパンチに見事に慄いてしまった。言葉もない。素晴らしい。
ラストのサッカー中…
オープニングが優勝すぎる!
マリア・ブラウン
戦後の混乱を生き抜く知恵を備え
美しく強い女性を演じた
ハンナ・シグラに尽きる!
いついかなる時も凛とした佇まい
彼女の所作はとても品があり
そ…
ファスビンダー監督作品鑑賞3作目。これはカウリスマキ作品とは似ていないスタイル。
結婚翌日に夫が戦争へ。終戦しても戻らない夫をひたすら待つ若くて美しいマリア。彼女は「夫と結婚」しているけれど、他の…
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