この頃は日活最盛期。松竹ヌーベルバーグったって中平康を越えられない。日活に対抗出来たのは、監督では篠田正浩、俳優では三上慎一郎、桑野みゆき、加賀まりこ、岩下志麻ぐらい。未だに「狂った果実」の足元にも…
>>続きを読む松竹ヌーヴェルバーグの1つ、
強い自己を持った『勝手にしやがれ』の主人公とは異なり、主体性がほぼない今作の主人公、
だけど、どちらも心の中で何か葛藤しているように思える(このキャラクターの描き方が上…
世の中から距離を置いて生きる「ろくでなし」の話。
自分は、中学、高校の頃から音楽や映画、ファッションなどの文化に浸かった事をキッカケにどこか世間を横目に見ている気分になって、自然と「ろくでなし」とし…
カメラの横移動、車内のシーン、街、海。黒に押しつぶされそうな画面の中で鬱屈した青年たちが繰り広げる日常。1960年公開の日本映画においてこの作品は異質。松竹の裏ヌーヴェルヴァーグと言われている理由が…
>>続きを読む松竹株式会社