このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/06/07
金を手に入れてのしあがろうと猪突猛進する津川雅彦。でも主導権を握り続けているのは常に周囲の女性たち。津川雅彦が町はずれの食堂から連れ出した女の子が自…
若い女をアクセサリー化する金持ち老人の方が、自身のコンプレックスを消化(昇華)するために女を利用する若造よりよっぽど清潔に女遊びしていると思う。
老人は老人で、自身が失った若さを女を通して補填しよ…
権力のある女性に近づき成り上がろうとするデパートの販売係。
津川雅彦の端正さにピッタリな悪色男。
浅はかな所も青くさくていい。
未亡人・杉田弘子、名古屋までこさせて「同窓会なの、じゃ!」はヒドイ…
ロングで速度を撮ろうとすると馬鹿らしくなる。競輪場をオートバイで周回する津川雅彦が「わかったか!」というと山上輝世が「わからないわ」と応えるのだけどしまいに返事しなくなるところがどうにも微笑ましい。…
>>続きを読むこういう欲情ものにはめっそう弱いので好きでした。
人間、欲に従って惨めに生きるしかねぇと思ってるし、その欲にまみれた弱い人間を飼うとか最高じゃないですか?
この先70,80年代とギラギラ感を増して…
金持ちになる野心の塊のようなデパート店員の若者が、バーのマダムでもあるデパート社長の娘、そのバーで働かせようと連れてきた娘、バーの常連客の会社社長の娘で未亡人、といった女性たちを使い、のしあがって行…
>>続きを読む松竹株式会社