Saaaaaさんの映画レビュー・感想・評価

Saaaaa

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処女の泉(1960年製作の映画)

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祈りは無力、神は不在


カーリンには申し訳ないけど、私はインゲリの方にめちゃくちゃ感情移入しちゃってあのシーン胸糞になるどころか見届けちゃった節があるから私もインゲリと同罪


一人ばかりが不条理な
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赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年製作の映画)

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純粋な人、または何か妄信する傾向にある人がその魔法から解けるには、大事なものを失うという段階を結果的に踏むことになるが多い。失うが完全に失ったり失ったままの状態にいたりするのではなく、外から救出してく>>続きを読む

アレックス(2002年製作の映画)

4.3

大きな声では言えないがかなり好きな映画だった。


自分の意思で、ある程度未来に関する物事を決めることができると思っているのかもしれないけど、自分の意思以外のものからの阻害によって変更を余儀なくされる
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

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セックスもドラッグも快楽が来る可能性がかなり高いし、バッドに入ろうがトリップ前の世界に戻ってくることができることが大半。しかし死というものは無になるのみ。回帰不可。


兄は両親のセックスを見たことに
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大恋愛(1969年製作の映画)

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おじさんの、妄想だけ先行しているところはすでに気持ち悪いけど、自分側の都合さえ良ければ若い美人な秘書と付き合えるのになぁと思っているところがゲロ吐きそうに気持ち悪い。だけどこういうのを見たかった。>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

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もし、動物園にヒトというジャンルがあって野生のヒトを展示するのであれば、説明書きと共に是非ともこの映像を使って欲しい。


側から見ている分には愛らしいと思える人間の魅力に溢れてて好き

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

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同意を得てセックスを行うのに、男側がしてやったとか言うようなシーンや現場を目にしたことがあるが、違和感しかなかった。相手との調和や行為の過程について見えてないようで、結果(目的)や自身の性欲を解放する>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

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映像で見れてよかった。

たまに映る楽譜や鍵盤を見ると同時に様々な音を重ねている。やかましくなく荘厳であり重厚な響きがありながらもすっきりとしている。魅力がすぎる。

素材の味を生かしつつ様々な調味料
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

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セックスワークを始める前にはセックスというものを神聖で特別な行為であるという認識をしていたが、何度も何度もセックスをしていくうちに穴にアレをただただ入れる苦痛である行為と化する。苦痛を伴うセックスを、>>続きを読む

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

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ベニーの近くにいる大人の口がとにかく悪い。とても気になるし問題だと思うけど彼らを責めることができないのが悔しい。厄介な子どもの扱い方がわからない故に発したものかもしれないし、厄介な子どもばかりを見続け>>続きを読む

イントロダクション(2020年製作の映画)

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固定概念に縛られている上に自分より他人を優先してしまう性格の少年と、浮気とか不倫を肯定するタイプの自己愛強いおっさん

天使の影(1976年製作の映画)

5.0

これを見つけるために生きてきたと言っても過言ではないくらい私のための映画。ついに見つけた。見る前に自殺しなくて良かった。


真実は痛い
嘘で生き延びられる


たとえ多くの人間が明らかに不幸だとジャ
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断崖(1941年製作の映画)

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Hello,Monkey face!があまりにもツボすぎる。愛する女をMonkey faceと呼ぶ男がどこにいるか?いたとしてもろくでもないぞ。

金を無心する男と愛に盲目的になってる鈍感な女。女の方
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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物事を考え過ぎて鬱になる途中経過の考え事に映像がついたようなもので、めちゃくちゃに鬱になった。
愛はない、死について考える。

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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所属する国籍だとか職業だとかの枠組みに注視し、枠組みのイメージや偏見のみで差別をしてくるような人間が過去に多かったからなのか、新しく出会う人はまた自分を差別的な目で見て来るだろうと考える。そんな中でエ>>続きを読む

J005311(2022年製作の映画)

4.3

私はこういう人情を人情と呼びたいし、こんな人情が好き

異人たち(2023年製作の映画)

3.6

アダムを構成するアイデンティティの中で「ゲイである」という要素はアダム自身にとってはかなり大切であり、プライドをもっているのだろう。それ故アダムは、自身がゲイであるという彼を構成する重要なアイデンティ>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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婚姻関係になったからといって愛がそこにあるかはわからない。自分の方に愛が完全に向いていないとわかってしまったのに引き留めようとしたのはめちゃくちゃ惨めで哀れ。


娘が、セックスを婚姻関係にある人のみ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます



犬神家に呪いをかけたのは静馬やその母親だとしても実際に犯行したのは松子でしょ、、、?


うーん。呪いの件は分かったけど、犯行は静馬ではなくなぜ松子が行ったのかちょっと置いてけぼりくらった。

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

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この青々しくて無駄にギラギラしたエネルギーに駆り立てられて生きてる時代を経た今、ちょうど良い時期に出会えて良かった。

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

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全てにおいてダサくて草
だが傍観側として見るにはそれで良い

何が滑稽かって恋愛偏差値が低くて非モテであるにもかかわらず、顔面の良い且つスマートでモテる男性と同じように女性、特に女性の中でも男に困って
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夢の裏側 ドキュメンタリー・オン・シャドウプレイ(2019年製作の映画)

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俳優が役を演じるにあたり、心情の解釈についてこんなにも監督と討論しているメイキングって見たことがなかったから新鮮。私まで熱くなった。

怪我の特殊メイクかな?って思ったらちらほらガチで怪我してたり搬送
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

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対等な関係性にあり、お互いがそれぞれ伴侶に対して性的な感情と愛情を兼ね備えた状態に達した上で結婚に至るっていうのはめちゃくちゃ理想ではあるけど現実そうはいかないね。


比較的清潔であった関係が、金や
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

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あんまり勝ち負けとか言いたくないが、、色恋営業とかの性を売るようことで生計を立てようとすると負けたと思う、だけどその仕事で金を巻き上げることができて気持ちまで注ぎ込まれたら勝ったと思う。
あくまでもそ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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知識や権威を利用されてしまっただけでオッペンハイマーに罪は無いと、、、?

仮に時代が違っていたとして研究の末に原子爆弾を生み出さないという選択肢はあったのかしら?

学問に対する強い探究心を持ち、な
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炎と女(1967年製作の映画)

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赤ちゃんは母親である女の臍の緒とくっついて出てくるために、確実にその女の遺伝子を持っていることになり、女のものでたると断言できる。しかしながら、遺伝子の提供元である父親となる男と赤ちゃんのつながりを証>>続きを読む

水で書かれた物語(1965年製作の映画)

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水でかかれた物語って、確かにそこには物語が存在するのだけど、透明であるために読者(物語制作者以外の傍観者)は読むことができない物語であり、物語の制作者側からすると、内容を読まれたくない上に物語自体無
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血は渇いてる(1960年製作の映画)

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本人が起こした言動から、本人の意図ではないものが汲み取られて意味付けされる。意味付けされることによって本人のものではなかった本当ではなかったものが本当のようになり、それに大衆が群がることで、彼が偶像化>>続きを読む

渡世人列伝(1969年製作の映画)

4.5

泣いた。

女が入ることのできない男同士の熱情、いやぁ良い

甘い夜の果て(1961年製作の映画)

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若い女をアクセサリー化する金持ち老人の方が、自身のコンプレックスを消化(昇華)するために女を利用する若造よりよっぽど清潔に女遊びしていると思う。

老人は老人で、自身が失った若さを女を通して補填しよう
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左利きの女(1977年製作の映画)

3.9

終始ぬかるんだ地面のよう梅雨のような映画ではあるのだけど最後の最後で薄明光線が差し込む。
鬱じゃない時に見たのにめちゃくちゃ鬱になった。ストーリーだけではなく、様々な箇所で用いられていた原曲から転調し
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生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

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この時代にこの映画をコメディとして輩出できたの凄いな

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

人間の、ではなく自然の摂理に従い、人間のサイクルに必要なことは例え非人道的だとしても行う。

本来人間が持つような性欲や喜怒哀楽等の感情は、共同体の管理や維持にとっては邪険であるがために放出することを
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