戦時中占領下のパリで撮影されたようですが、それは全くわかりませんでした。ベッケルが子供時代にクチュールの世界を知っていたというのも驚きですが、確かにその世界で働く女性たちがとても生き生きと描写されて…
>>続きを読むファッションショーのバックステージに三角関係のメロドラマを絡める。ファッション業界と恋愛の愛憎という現代でも多用されるモチーフを理想形として完成させるべッケルの手腕が凄い。
開き閉じられる扉、部屋…
吐きそうなほど面白い。エレベーターが開いた瞬間のスイッチ、美の泉が登場。息を吹き返すコレクション。クローゼットは交際期間メモつきの墓場で鏡にはマネキン。ドレスに女の名をつけて。執着心と自己愛の嵐を最…
>>続きを読むエゴイストかつ天才のファッションデザイナーが恋情とエゴイズムの間で身を滅ぼす。手に入るといらなくなり、離れるとまた欲しくなる悲劇。性格だけでなく、顔もダニエル(ジャン・シュヴリエ)の方がフィリップ(…
>>続きを読むドストエフスキーの「やさしい女」のごとく、飛び降り自殺のシーンから始まって、それに至る三角関係を描いていく
お話は割とシンプルでメンヘラ男が親友の婚約者に恋をしちゃうというだけなんだが、メンヘラ男…
ミシュリーヌの超クローズアップに全てを賭けている映画。そのマネキンのように整った顔面への偏愛。服飾デザイナーでありながら服自体は蔑ろにされてる。あとはナガラの連続。エレベーターが降下しながらの会話、…
>>続きを読む人形が動く映画には傑作しかない。あの落下はブレッソン『白夜』の元ネタでは?卓球のシーンも良い。驚くべき速さの前半と打って変わって後半は本当に進まない。占領期に作られた作品だからなのかめちゃくちゃ病ん…
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