悲しいですね。悲哀が作品全体に広がっている。
愛する人が違っただけでここまで悲しいのか。三人ともが絶妙にすれ違い、手に入れることができたはずの幸せも逃してしまっている。静さすがに優しすぎるよ…。
…
冒頭のシーンの凄さとか、長回しとか、カメラワーク・・
個人的にどうでもいいです。
最後の慎之介とお遊の決心があっさりしすぎていて、不自然さを感じる。
感情移入できません。
近松物語や残菊物語…
このレビューはネタバレを含みます
・事前にこの映画に関する解説をちょこっと読んでいたので話より技術面に目がいった
冒頭姉妹で訪れるシーンから既に主役であるはずのお静さんの顔を意図的に見えないようにし、慎之助が既にお遊さんしか見えて…
お遊さま
変態の谷崎潤一郎と変態の溝口健二による性癖が掛け合わさった作品(褒め言葉)なので登場人物に感情移入は難しい
谷崎の原作はお遊を女王のように崇拝の対象とし慎之助とお静に自己投影しているし溝…
素人目に見てもカメラワークが凄い。
けど、山椒大夫、雨月物語、西鶴一代女なんかのあの衝撃みたいなものはあまりないかもしれない。
冒頭のお見合いシーン、観てるこちらもお遊さまがお見合い相手のように見え…
このレビューはネタバレを含みます
伊藤弘了さんの著書「仕事と人生に効く教養としての映画」で取り上げられていたので鑑賞。
冒頭、私も慎之助と同じようにお見合い相手を勘違いしてしまった。「仕事と〜」にそのシーンのカメラトリックが解説さ…