それが映画というメディアにおける規則であるかのように乙羽信子は画面上で抑制され、田中絹代が全面に押し出される。物語上そうだからというもっともらしさを超越している。かと言って乙羽信子の存在感が消されて…
>>続きを読む妹の見合いの付き添いで来た姉・お遊さまに強く惹かれてしまう慎之介。
お遊さまは夫を早くに亡くし、一人息子の為に夫実家で暮らしている女性だった。
その後、見合い相手のお静と結婚。
しかし姉も慎之介…
このレビューはネタバレを含みます
全く予備知識なしで観たので、え、そういう展開?!の連続だった。ストーリーを全く知らないと、こういう驚きもある。
ショットの構図とか演出が、やり過ぎ感なく、でもわかりやすく色々と描写しているのを感じ…
伊藤弘了の本で紹介されていた溝口健二のモノクロ映画。
谷崎潤一郎原作で、まったりした恋愛映画だけど、新緑の京都や長回しの日本家屋が美しい。
姉を好きになった男と、姉のために彼と結婚する妹の、ちょっ…
メロドラマであった。
夫を失った子持ちのお遊さん、義理の妹のお静さん、米屋の若旦那との三角関係は誰もが自分の気持ちを押し殺して他者を思いやるがあまりまったくドロドロはしていない代わりに逆に悲劇を生む…
見るべき、名作映画 1本目
“教養としての映画”伊藤弘了
という本に感化されました。
黒澤明、小津安二郎に並ぶ1950年代を代表する映画監督 溝口健二の作品
原作1932年の谷崎潤一郎の小説『…