ちびたこさんの映画レビュー・感想・評価

ちびたこ

ちびたこ

弥太郎笠(1960年製作の映画)

3.7

提灯にお互いの思いが表れる演出が可愛らしい。
音楽も良いしやっぱり殺陣のシーンはテンションが上がるものの、ストーリーに最後まで乗り切れず。。

百円の恋(2014年製作の映画)

3.7

安藤サクラが光ってる。
立ち姿や表情まで最初と最後では全く別人。
まぢで殴られてるんじゃないかってレベルのあの表情も流石。
腐ったクズ男すらも熱くさせる、ラストの試合もカッコ良かった。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

初っ端のインパクトは凄いんだけど、徐々に冗長さを感じてしまう。
ラストの博士のくだりなんかは特に酷い。
とはいえ、アジアからこのレベルのスプラッターが生まれたことには、驚きと喜びを感じてしまうくらいの
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.8

2人が逮捕されたあたりからだんだんと面白くなっていったけど、それまでが中々乗り切れなかった。
電話後のアルパチーノの空元気とその後の不穏さはさすが。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

飲酒の年齢制限のないデンマークだからこその映画な印象。
お酒の良い面、悪い面。
そしてなにより、とにかくマッツ・ミケルセンがカッコ良い。
悲嘆も感じるダンスシーンにやられてしまった。

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.5

ヴィスコンティの作品が全体的にどうも受け付けない理由が分かった気がする。
50年前といえども、何なんだあのカンヌでのインタビューは…。
日本も彼を大いに消費していたことが腹立たしい。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.2

怪物あらわる→逃げる→怪物あらわる→逃げるの繰り返しで、スピード感の無さがちょっとしんどい。
どことなくJホラーっぽさを感じる。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.6

楊枝を咥える姿がカッコいいのなんの。
エレベーターのシーンには痺れた。

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.7

競馬場のシーンがたまらなく可愛い!!
衣装や美術のビジュアルがとにかく最高。
オードリーの歌声があからさまな口パクだったのはかなり残念だったけど。。

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.7

『七人の侍』のリメイクである『荒野の七人』のさらにリメイク。
ラスト30分のアクションシーンは圧巻。
めちゃくちゃ楽しかった。
が、あの時代に黒人がリーダーになることってあり得たんだろうか?という違和
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.7

ここまで日本の描写に違和感を感じない外国映画ってそうそう無いんじゃないかなってくらい日本。
冒頭、自然音からの無音にも鳥肌が立った。
ただ、何故キリスト教が弾圧されるに至ったのか、何故キリスト教徒がお
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.9

面白かった!
今の時代に観てもお洒落。
この映画からヌーヴェルヴァーグが生まれたというのも頷ける。
全然関係ないけど岡田真澄ってこんなにイケメンだったのね…。

荒野の七人(1960年製作の映画)

3.6

七人の侍の西部劇版リメイク。
ポップで見やすかったけど、ラストの戦いは七人の侍の方が格段にカッコいい。
旗を作らなかったのも寂しい…🏳

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.5

あまりストーリーに驚きがなく、自分的には少し退屈だった。
自分の旦那がモーガン・フリーマンみたく旅に出てしまったら?と思うと、それも勘弁して欲しい。

エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.7

アイアンマンでお馴染みジョン・ファブロー監督作。
今作でウィル・フェレルも人気に火が付いたと聞いたら、ファンとしては観ずにはいられない。

エルフとして育った主人公が実の父親を探しにニューヨークへ。
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.0

夜の銀座を生きる女性の苦難。
その苦難を乗り越えたことで、銀座の女として更に強くなったであろうことがラストの表情から窺える。
きっと今後何かを手に出来るだろうという希望が感じられた。

青空娘(1957年製作の映画)

3.6

邦画版シンデレラ。
ミヤコ蝶々のキャラクターが素晴らしい。

ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.9

里子で家を転々としてきたリッキーと、無愛想ながらもリッキーを見捨てられないヘクターおじさんの逃避行にめちゃくちゃ心が温まった。
エンドロールでも流れるあのお誕生日ソングがたまらなく好き。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

主人公と年齢的に近いこともあって、共感する部分が多かった。
生理や中絶、出産、産後鬱など、普通なら重くなりそうな題材がとても瑞々しく軽やかに描かれている点が良い。
そして何より、主演のケリー・オサリヴ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.7

『ハードエイト』同様、師弟関係を超えて父と子に近い関係性が描かれている。
『ハードエイト』に比べると遥かに作品としての重厚感は増しているんだけれど、どうしても私個人的には初期作品の雰囲気の方が好きで。
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.4

民衆が松明を持ちながら怪物の元へ向かう様子はディズニー版の美女と野獣を思い出す。
それにしても、どうしても怪物側をフランケンシュタインと呼んでしまいそうになる。

ハードエイト(1996年製作の映画)

3.9

パンチドランクラブが良すぎたもんだから1人PTA祭り開催中。

親の葬式代すらギャンブルでスってしまうダメ男と、そんなダメ男を手助けする老紳士の擬似親子物語かと思いきや…。

この映画が長編デビュー作
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.9

彼女の動機やら諸々が描ききれていない気がするけど、身分を偽るあたりからは加速度的に面白くなっていく。
この監督の痛々しい表現が個人的にはちょっと苦手で、案の定今作の表現も結構キツかったんだけれども、そ
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フラガール(2006年製作の映画)

3.7

ハワイアンズに行きたくなってしまった〜!
最初はただ蒼井優が目当てに見始めただけだったんだけど、気付けば中々感動してしまっていた。
ラストのダンスシーンでは思わず涙。
それにしても蒼井優は可愛すぎる。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

なんじゃこりゃ!
ホラーラブストーリー?
ジャンルに収まることのないイカレ具合にやられた!
その上、これだけ衣装と音楽が洗練されているんだから文句のつけようがない。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.5

無神経極まりない7人の姉たちに囲まれて育ったが故にすぐブチ切れちゃうバリー。
そんなバリーの暴れっぷりが終盤で活きてくる展開がたまらない!!!
音楽も絶妙だったし、あのキスシーンのセンスの良さよ。
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.7

この作品、実はプレイトーは同性愛者の設定だったらしい。
当時は映画の中でさえ同性愛の描写は御法度で、露骨なシーンは削られてしまったんだとか。
(関係ないけど、後にサル・ミネリ本人も実際に同性愛者である
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木靴の樹(1978年製作の映画)

3.9

これは中々に抉られてしまった…。
実際の農民の方々が出演されているそうで、屠殺シーンなんかはドキュメンタリーかと思うくらいにリアル。
靴ひとつ手に入れることすら困難な貧困。
神に選ばれたはずのミネクの
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.8

ジェームズ・ディーンの魅力が凄すぎて途中笑ってしまったレベル。
絶世の美少年というわけではないのに終始カッコ良くて、彼が登場するともう目が離せない。
初ジェームズ・ディーンに度肝抜かれた。

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

3.8

アンゲロプロス作品の中ではあらすじが分かりやすいようでいて、細部まで理解することがとても難しい映画だった。
ラストの電線を張るシーンが美しい。

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.6

この作品、ほとんどが役者さんのアドリブでなんだとか。
インタビューではアドリブ箇所の編集力の凄さに触れられてたりして、荒削りなように見えて実は結構テクニカルな映画だったのかも。

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.5

これだけ多くの登場人物を絶妙に絡み合わせていく手腕は見事だと思うのだけれど、登場人物の描かれ方が希薄に感じて、これを3時間はちょっっっと長く感じてしまった…!
マグノリアの元ネタらしく、何となく納得。
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.1

アルトマン作品って若干苦手意識があったんだけど、これは個人的にめちゃくちゃ面白かった!!
何だろう、終始ヒリつく緊張感がたまらなく上手い。
ラストの電話からTHE ENDの緊張感と皮肉具合なんか最高す
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東京残酷警察(2008年製作の映画)

3.2

ビジュアルはマヂで満点!
めちゃくちゃカッコいい!
が、B級だもの、テンポは悪い…。
とりあえずスターウォーズが好きなのは伝わってきた。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

女子高生のバックボーンが見えてきてから一気にスリラーが加速して面白くなる。
ラストの「なるほどここで回収するのね〜」な母親の描写がたまらない。

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