この歳で観る
迎えに行かない選択にシビれる。
宮崎美子さんの無心も、
お雪の一途も、
女の人だなぁと妙に納得する。
コレはおっさん目線だから、
今の社会には全く相容れないのだろう。
タバコも楽し…
このレビューはネタバレを含みます
atg最後をかざるにふさわしい重鎮監督によるジャンル超越の異形作。あくまでもよい意味で。だ。そして。なにより。cgではなくマットペインティングが最高度の反戦の威力を発揮していて昭和特撮東宝フリークと…
>>続きを読む津川雅彦の永井荷風への役作りがすごい。原作と違い、時代が戦時中にずらされているのと「断腸亭日乗」を随所で引用し永井荷風の死までを描いている。そのため戦争が随所に現れてくると同時に慰安所など国家による…
>>続きを読む新藤兼人‼️
久々に観た、いわゆる日本映画の繁栄期の鉄板カメラワーク。
思えばテレビスタッフにも昔いた、カメラを基本動かさない<映画系カメラマン>。
カメラは、最高と思しき画角をキープし、役者がそ…
日誌の文章が朗読されながら話が進むのだが、古い言葉遣いが耳慣れず馴染むまで少し時間が要った。
情欲に満ちているのに荷風の調子の良さ故かドギツさを感じさせない不思議
女性の逞しさと対象的な最期に言いよ…
好きな時代の映画。「煮え切らない」とか「無責任」とか「ずるい」 と言われるような、ある意味で「男の理想」の暮らしをしている独身の小説家と、気立てが良く心が優しい若い女とのやり取り。ラストは安堵と後悔…
>>続きを読むグルメなイメージの文豪、永井荷風。
美を追求し過ぎて、吉原通いを
辞められなくて、慶應大学教授を
追いやられるとか、エピソードだらけ。
そんな本人の隅田川東岸の物語の小説。
いやぁ、すごいわ、…
このレビューはネタバレを含みます
現代の価値観で見てしまうと、風俗遊びをやめられない独り身のじいさんの話だし、ぶっきらぼうで少し横柄に見える応対もあまり好ましくは思えなかったんだけれど、昔は感覚が違ったんだろうか。
和洋が絶妙に混…