ブルーノ・ガンツ、イレーヌ・ジャコブ、ミシェル・ピコリが街を歩く場面が好き。背景に見えるクリスマスツリーの存在感がなんとも言えず好ましいし、駅の階段の踊り場を文字通り踊り場にする場面も素晴らしいしが…
>>続きを読む自分の勉強不足でこの映画の内容を全て理解することは出来なかった。もっと人生経験を積んで、世界の歴史を勉強したらもっと理解出来るようになるかも知れないと思った。テオ・アンゲロプロス監督の遺作を鑑賞出来…
>>続きを読む人は常に還る場所を探し求めている。
そして死だけがその答えなのかもしれない。
永遠なる死、死なる永遠こそが我々の還るべき場所なのだろうか。
かつて詩人は、永遠と一日に違いはないと詠った。
詩によって…
【2004年キネマ旬報外国映画ベストテン 第4位】
交通事故で亡くなったテオ・アンゲロプロスの遺作となった作品。テッサロニキ映画祭でプレミアされ、ベルリン映画祭でも特別招待作品として上映された。これ…
終わるものはない
帰(還)るのだ
長い時の流れで見えなくなっても
不意に夢のように戻ってくる
時を塵と呼ぶならば星の生成のように美しい言葉です
雪に燃える炎が揺らめいている
国とも愛する人とも引…
テオ・アンゲロプロスの遺作
冷戦の1953年から半世紀にも及ぶ歴史に翻弄された男女3人の愛の行方を描く
今は亡きブルーノ・ガンツとミシェル・ピコリに美しきイレーヌ・ジャコブ
とにかくこの3人が素晴ら…
20世紀3部作の2作目ということだけど「エレニの旅」とのつながりはなく、名前だけ同じの独立した話だった。
主人公の名前はA。
「ユリシーズの瞳」でハーヴェイ・カイテル演じる映画監督の名前もAだった。…
黒ずくめの人たちが集団でゆっくりと歩いていく姿。霧に覆われた風景。階段を上る人を捉えながら上昇するカメラ。こうした場面を観ると、まぎれもなくテオ・アンゲロプロスの映画だということがわかる。もうその刻…
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