先月下旬に発売された『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』春日太一著。
上記新著を読み進める中で本作を知り、初鑑賞。
これは令和でも見るべき社会派映画のひとつと感じました。裁判劇として…
独立プロ&社会派で知られる今井正監督の代表作の一つ。当時まだ裁判が継続中だった実際の事件(八海事件)をベースに、警察による冤罪の恐ろしさを告発した衝撃作。脚本は橋本忍。音楽は「ゴジラ」(1954)の…
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捏造拷問取り調べ警察と嘘つき主犯の重罪
見るのが辛くなるのが分かりきっていた為に視聴を先延ばししてきた作品。
ようやく見る決心がついたもののただただやりきれない思いのみが残された。
何し…
このレビューはネタバレを含みます
八海事件という実際の冤罪事件に基づいたストーリー。
恥ずかしながら、八海事件を知らなかった。
『張込み』と並び称される、脚本家・橋本忍の傑作。
当時、まだ裁判が終わってない時点で制作。最高裁判所…
これは悪夢かブラックコメディか
実際の冤罪事件、八海事件がモデル
冒頭「現実の事件そのままの再現ではない」とあるのは、当時まだ係争中だった最高裁からの圧力の名残りか
原作は正木ひろし「裁判官」
…
ACTミニシアターで鑑賞。
実際の冤罪裁判を描いた映画であった。
決して明るい映画でもないし、楽しい映画でもない。
強いて言うなら「現代における歴史を知るための映画」と思える。
ただ、作り手は…
社会派映画としては元より、警察による暴力描写でも多くのフォロワーを生んでいるように思えた。
主にバイオレンス映画方面で。
作られた意義は大きいし、作品の性質上仕方ないことではあるが、個人的な好みで…