ゆみモンさんの映画レビュー・感想・評価

ゆみモン

ゆみモン

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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

ラスト、ソレの自殺の方法が壮絶でショックだった。

暗闇から手をのばせ(2013年製作の映画)

3.0

ホームビデオで撮影したような素朴な映像が、優しい感じで良かった。
ドキュメンタリーの監督さんで、なるほどと思った。
障害者専門のデリヘル嬢の話だが、刺激的な描写を狙ってもおらず、それぞれの障害者の事情
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チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

チャンスマートで働く頑固なおじいちゃんソンチルは、独り身で孤独死を意識しはじめていた。
ある日、彼は近所に引っ越してきた花屋の女性店主グンニムに恋心を抱く。心をときめかせるソンチルだったが、グンニムの
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最後の突撃(1957年製作の映画)

2.7

大平洋戦争中、ラバウルに散った将兵の姿を描く戦記篇。松浦義教の原作を陶山鉄が脚色、阿部豊が監督。

多くの反戦映画と異なり、戦闘そのものより、隊の中での兵士の最期、上官としての在り方・判断…等を描いて
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少年の君(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

主題としては、中国における、壮絶ないじめ、苛烈な受験戦争、母子家庭や子どもの貧困など過酷な社会問題を訴える作品なのだろう。
が、それらを背景にした、優等生の女子高生チェンと不良少年シャオベイの交流があ
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蛇の道(1998年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

最低限の台詞と最低限のストーリーのなかに、嘘やまことが綯ない交ぜになっている。
映画を見ながら、真実が見えなくて、イライラさせられながらも惹きつけられる。

宮下(香川照之)の娘が誘拐され殺害された経
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

人間の生、性、若さ等への欲望。恐ろしい話。

ベラを演じたエマ・ストーンの、ベラが進化していく過程の演技が素晴らしかった。

狗神(2001年製作の映画)

2.5

坂東眞砂子原作のホラーにしては、全体的に映像もキレイだし、それほど恐ろしくないのは何故か。

武器人間(2013年製作の映画)

2.0

うっかり見てしまった。
怖い、気持ち悪い、くだらない…と思いながら、結局最後まで見てしまった。

永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.2

強烈なブラックユーモア。
笑ったり驚いたり。
特殊メイクと特撮技術が凄い。

山河あり(1962年製作の映画)

3.7

1962年
久板栄二郎・松山善三:脚本
松山善三:監督
『名もなく貧しく美しく』に続く松山善三監督作品。

大正7年、農業移民団としてハワイに渡った一組の夫婦と、移民の青年と結婚するために太平洋を渡っ
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.1

半分焼けた小さな居酒屋の奥。 女(趣里)はそこで一人で暮らしている。売り物は酒と自分の体。普段は、世話役の中年(利重剛)と、彼が回してくる客くらいしか来ないようだが、ある日、ひとりの子供(塚尾桜雅)が>>続きを読む

嵐を呼ぶ十八人(1963年製作の映画)

2.8

皆川敏夫原案、吉田喜重が脚本・監督した青春ドラマ。

瀬戸内海に面したK市のY造船所。島崎宗夫はK造船所の下請工場、大和田組の社外工であった。ある日、厚生係長村田から寮の管理をすれば特別給与も出すと言
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公サムは知的障害により7歳児と同等の知能しか持ち合わせていない。その娘にルーシーは徐々に父親サムの知能を越えて成長したが、娘と同等かそれ以下の知能しかないサムは今後のルーシーを育てる養育能力が無い>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

2.5

実力派のキャスト揃いで、真保裕一原作で…その点は期待して見たのだが…。
訴えたいことは理解できるのだが、全体的になんとなく薄っぺらな感じがした。

平凡な兄妹の市民が、こんな誘拐犯罪を計画して実行でき
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.2

正直言って、見る前はちょっと馬鹿にしていたが、(ごめんなさい)面白くてほっこりした。

綾野剛演じる狂児、聡実をはじめとする合唱部員たち…のキャラクターがいい。

狂児が死んだと思い込んだ聡実君が歌う
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戦場記者(2022年製作の映画)

3.5

この映像が、フィクション、やらせ、演出、作り物でありますように…と何度も願いながら見た。
しかし、それは紛れもない戦争の真実・事実。

須賀川氏の「決して正義感にあふれている訳ではない」「結局は誰も助
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

ツッコミどころは多々あるのだが…。
笑って怒って泣いて…と心が揺さぶられたハートフルコメディとでも言うべき作品。

冤罪で捕らえられた知的障害をもつヨングは、娘への愛情だけは確かで、娘を守るために必死
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

2.8

なんとも掴みどころのない作品だった。

【かなえ(真木よう子)は家業の銭湯を継いで、夫・悟(永山瑛太)と順風満帆な日々を送っていたが、悟が突然失踪してしまう。かなえは途方に暮れるが、一時的に休業してい
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

原子爆弾を開発した学者の苦悩。

この作品は、観客が皆ヒロシマ・ナガサキの被爆地・被爆者の現状を知っているという前提で、作られたのだろうか?
原子爆弾の被爆の惨状についての描写が無いのは何故だろう。
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また逢う日まで(1950年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1950年公開。
主演の岡田英次が映画化を勧めたロマン・ロランの反戦小説『ピエールとリュース』を水木洋子と八住利雄が翻案・脚色し、今井正が監督。
戦争によって引き裂かれた恋人の姿を描き、戦争の残酷さを
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1950年。
黒澤明が初めて松竹に招かれメガホンを取った作品。
脚本は「野良犬(49)」と同じく菊島隆三との共著。
新進気鋭の画家・青江(三船敏郎)と美しい声楽家・西條(山口淑子)が偶然出遭ったところ
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花腐し(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

斜陽のピンク映画業界の監督・栩谷(綾野剛)は、もう5年も映画を撮れずにいた。梅雨のある日、栩谷は大家からアパート住人に対する立ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関(柄本佑)はかつて脚本家を目指していた。>>続きを読む

挽歌(1957年製作の映画)

3.4

若い女性が妻子ある男に恋をし、その男の妻には年下の恋人がいる。若い女性は、興味本位から男の妻に近づき、その妻に惹かれていく。
…というありふれた物語なのに、甘く切なく美しいのは何故だろう。
白黒だが美
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.5

以前、原作小説を読んでいたし、映画も見ていたが、まだこのアプリを利用していなかったので再鑑賞。

忘れていた部分もあり、1度目よりいろいろ考えさせられた。

もちろん赤ん坊を連れ去った野々宮希和子(永
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

本家アカデミー賞の視覚効果賞を受賞後の、凱旋拡大上映で鑑賞。

受賞後に明らかにされた、デジタルとアナログの融合技術?の話を聞いたあとなので、よりそのリアルな迫力に驚嘆した。

物語としても良かった。
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闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

梁石日原作の小説をかなり前に読んでいたので、覚悟して映画化されたものを見たのだが…。
やはり辛かった。

タイで横行する幼児売春や人身売買という、目を背けたくなるような現実。日本から決して遠くはない国
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

結局、惑星難民Xは、あっちにもこっちにも存在していた。
えっ、この人も?という感じ。
きっと実際はそんなものなのだろう? 人間を傷つけないというのに、なぜ必死に暴き出し探し出そうとするのか? 異質なも
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市子(2023年製作の映画)

3.5

市子自身には何の責任も無いのに、無戸籍のまま生かされて壮絶な人生を送ることになる。
犯した罪は許されるものではないが、誰が市子を裁けるだろう。

現代の日本にも、無戸籍の子ども(大人も)は存在すると言
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おしょりん(2023年製作の映画)

3.2

藤岡陽子の小説「おしょりん」を実写化したドラマ。福井県に眼鏡産業を根付かせた実在の兄弟・増永五左衛門と幸八、二人を支えた五左衛門の妻・むめの姿を描く。

物心ついた時から、眼鏡(一時コンタクトレンズ)
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殺したのは誰だ(1957年製作の映画)

3.0

自動車社会になりつつある1950年代後半の時代。車の売買が盛んな中、ディーラー同士のバトル、車がなかなか売れない仲買人が金に困って自動車事故を起こして保険金詐欺をしようとする…。
切なくやり切れない結
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