ゆみモン

I am Sam アイ・アム・サムのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公サムは知的障害により7歳児と同等の知能しか持ち合わせていない。その娘にルーシーは徐々に父親サムの知能を越えて成長したが、娘と同等かそれ以下の知能しかないサムは今後のルーシーを育てる養育能力が無いのではと指摘されてしまう。ルーシーは施設で保護されることになり、サムは失意にくれる。 サムはルーシーとまた一緒に暮らす為、法廷で闘う決意を固め、エリート弁護士のリタに依頼する。自分が社会奉仕の仕事もできることを見せつけるために無償で弁護を引き受けたリタだったが、どう考えてもサムには不利な裁判。彼の障害者の友人たちは裁判で普通の証言ができず、外出恐怖症の隣人もその壁を乗り越え証言台に立つが、相手の検察官にやり込められてしまう。……

何より、サムとルーシーの心の通い合い、それを演じる俳優の演技が素晴らしい。
障害者の社会参加や自立をどうサポートしていくか、という点でも結婚や子育ても避けては通れない課題だ。

ただ、この映画では、障害者が子育てをすることの前段階の問題〜サムがホームレスの女性を妊娠させ、彼女が出産後逃げてしまったこと〜がある。
サムとその女性の間のことについては詳しく描かれていないようなので何とも言えないが、こういう事件?問題?についても考えていかなければならないと思う。
だから、あまり美談にし過ぎて絶賛するのもどうかと思ってしまった。