驟雨に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「驟雨」に投稿された感想・評価

SANKOU

SANKOUの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

驟雨とは急に降りだしてすぐに止む雨のこと。いわゆるにわか雨のことだが、これはうまくつけたタイトルだと思った。
オリジナルは岸田國士の戯曲『にわか雨』で、言葉のひとつひとつのチョイスが巧みな会話劇だ。…

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おい、

〜しろ!"お前"、命令口調。成瀬監督のコミカルな演出と、小津作品とは異なる原節子の魅力で描かれる、倦怠期の夫婦。"奥さん"という言葉のように、男と女の時代性もあってのステレオタイプな役割分…

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岸田國士の複数の戯曲を水木洋子が脚色した。原節子と佐野周ニの夫婦は結婚4年目にして倦怠期を迎えている。1956年の作品ゆえ亭主関白な家庭も多くあったろうが、今こんな横柄な旦那はそうそういないだろう。…

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neohetare

neohetareの感想・評価

4.0
夫婦間、近所間での皮肉のぶつけ合いの会話が面白い。
あの紙風船バレーで締めるのすごいな…。
なんで私ってこうなんでしょう...とかいう鬱々とした原節子も、日本の男はそんなもんだという佐野周二もウザすぎるけど、ラストですっ転び。

昭和の男っていいなぁ(なんて、最悪な感想を言いたくなるくらいに、佐野周二がイラつく)。そして、それ以上に、原節子が『めし』のときよりもめんどくさい。一緒に映画に行きたくないとかゴネてるの、慎み深いと…

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このレビューはネタバレを含みます

今回ははっきり言う原節子、野良犬ノラちゃんを可愛がってる。赤電話がご近所について便利、洗い物にはポンプで大変。昭和の日本満喫できます。旦那さんは常に「おい。」
幼稚園の遠足で「くたくたでございますわ…

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このレビューはネタバレを含みます

<倦怠期の溝を埋めたい夫婦の葛藤>

結婚4年で既に倦怠期を迎えた夫婦が、気づかない間に生じた溝を埋められずにいて、夫の勤務先では会社合併によるリストラ話が持ち上がり、今後の生活に不安を抱える夫と冷…

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Sohey

Soheyの感想・評価

4.0
倦怠期夫婦の噛み合わない会話が面白い。
シリアスな展開になりそうだけど、能天気にそれが過ぎ去るラストもユーモラス。
ゆいこ

ゆいこの感想・評価

3.8

成瀬巳喜男監督の作品は、おそらく初めて観た。
四年目夫婦の倦怠感。
大それた喧嘩でなくても、チクリチクリとやり合う感じがやけにリアル(笑)
ある程度お互いの事を知った上でこそなせる技だものね。
今ま…

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