このレビューはネタバレを含みます
驟雨とは急に降りだしてすぐに止む雨のこと。いわゆるにわか雨のことだが、これはうまくつけたタイトルだと思った。
オリジナルは岸田國士の戯曲『にわか雨』で、言葉のひとつひとつのチョイスが巧みな会話劇だ。…
おい、
〜しろ!"お前"、命令口調。成瀬監督のコミカルな演出と、小津作品とは異なる原節子の魅力で描かれる、倦怠期の夫婦。"奥さん"という言葉のように、男と女の時代性もあってのステレオタイプな役割分…
岸田國士の複数の戯曲を水木洋子が脚色した。原節子と佐野周ニの夫婦は結婚4年目にして倦怠期を迎えている。1956年の作品ゆえ亭主関白な家庭も多くあったろうが、今こんな横柄な旦那はそうそういないだろう。…
>>続きを読む昭和の男っていいなぁ(なんて、最悪な感想を言いたくなるくらいに、佐野周二がイラつく)。そして、それ以上に、原節子が『めし』のときよりもめんどくさい。一緒に映画に行きたくないとかゴネてるの、慎み深いと…
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今回ははっきり言う原節子、野良犬ノラちゃんを可愛がってる。赤電話がご近所について便利、洗い物にはポンプで大変。昭和の日本満喫できます。旦那さんは常に「おい。」
幼稚園の遠足で「くたくたでございますわ…
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<倦怠期の溝を埋めたい夫婦の葛藤>
結婚4年で既に倦怠期を迎えた夫婦が、気づかない間に生じた溝を埋められずにいて、夫の勤務先では会社合併によるリストラ話が持ち上がり、今後の生活に不安を抱える夫と冷…