音量壊れたのかと思ったらまさかの80分無音。字幕もなし。ほぼ顔のクロースアップで構成された無音のポートレートを永遠に眺める、家にある振り子時計の音が大きく脳内に響いて気持ちいい時間だった。
笑う、泣…
80分間の無音 何の音もない時間は恐ろしい忍耐力を問われます
出演しているジーン・セバーグとニコにティナ・オーモン
35㎜ フィックスされたカメラの向こうから見つめられる
この映画に彼女*ジーン…
■愛する人をモノクロ、しかも無声でひたすら撮り続けた80分。
彼女たちのまばたきや視線、しぐさを観ていれば、なぜフィリップ・ガレルがここからセリフ、音すらも抜いてしまったのかなんとなく理解できる。
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ポートレート集、サイレント 適切な位置にカメラを置けば感情を捉えることができるっていう、ユスターシュとかこの人の後期の作品の方法論に繋がるものがある一方で、後期の作品ほど厳格ではなくて幻想的な雰囲気…
>>続きを読む映画館の大画面で鑑賞してみたかった1作。
孤高というタイトルに相応しい高尚な彼女たちの美にただただ陶酔する時間。
ブロンドに輝く髪、柔らかなウェーブ、たっぷりとマスカラを塗った睫毛の1本1本、煙草…
フィリップ・ガレル監督が、大好きなジーン・セバーグとニコをただひたすら映しまくった1作とのことで、本作が直接提示する内容はそれ以上でもそれ以下でもないと思っても間違いではないか。MUBIで紹介されて…
>>続きを読む観るデトックス。思考や澱みが冷たさに溶け出して、80分経ったら身体が軽いわ、なんて。わたしは彼女たちであり、同時に対話相手であり、高次元の神である。鏡。ひとり問答するさまを覗き見ているやふで結局そん…
>>続きを読むボンヤリ見ながらAndy Warhol『Screen Test』をなんとなく思い出したり。フィルムに刻まれた役者たちの顔や姿がその世界の全てで、それ以外の時間は存在しない。私たちは誰もが死ぬけど、瞬…
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