ちちゃんちちゃんちさんの映画レビュー・感想・評価

ちちゃんちちゃんち

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仁義(1970年製作の映画)

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し、渋良い…夜の緊張を伝える色調と灯りたち、抜け目のないカメラワーク

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

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タンジェリンも車無くて歩き通していたな 怒りと体調不良 観察者というか、何かを変える為のエネルギーが無くて雲すら動かず惰性で廻っている 水場ですら嘘くさい此処はラスベガス、作り物のパラダイス たぶん何>>続きを読む

Ashes(原題)(2012年製作の映画)

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暗室でループさせて閉じ込められたい
アピチャ観るか〜と谷中まで来たら祝日休みだった♨︎

ミュリエル(1963年製作の映画)

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戦後再開発された海辺町 朝と夜がないまぜにされて閉じた時間軸、逃げ場はない、墓もない 古家具のショールームの中で家族ごっこ、恋愛ごっこ 撮影が銃撃にすり替わる、もう何も思い出したくなどないから きれい

ラブレス(1981年製作の映画)

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緩慢かつ無軌道 バイカーや車乗りものは退屈って相場が決まっている スコピオライジングを想起するOPショットとむさくるしさなのにヘテロなのが不思議なくらいだ 音楽ジョンルーリー

ルード・ボーイ(1980年製作の映画)

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倫敦の団地ファンクラブ 政治の無い音楽、そんなのつまらない 握られた失業手当の小切手が君の靴底を政に縫い付けている

天使の復讐(1981年製作の映画)

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ミサンドリーを全肯定は出来ないもののいつそちら側へ倒れるかわたしも分からないのだ 男性的な拳銃で射精するように復讐を遂げて回る 身体を犯されただけでなく老婆には部屋≒内的世界を繰り返し侵犯される 排水>>続きを読む

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ユペ姐様のミニスカパンチラ(最近観る仏映画はOut1も含めストッキングへの執着を感じる) 女たちの脚線美がすごい 部屋の鮮やかな水色と黄色 ディスクレシアものは恐らく初視聴

深夜の告白(1944年製作の映画)

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キーズの登場時は"ユニオシ"か?と疑う程の身長差だったが、距離が縮まるラストショットに嘆息 ファムファタールものとして観るには大分男臭い 台詞回しのキザったらしさ 簡素な画面に映える影と火、足音 煙草>>続きを読む

夜と霧(1955年製作の映画)

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語る言葉も出ない…だなんて表現はとっくに聞き飽きてて、使い古されていても良い、戦争も虐殺も暴力も民族浄化も反対、それだけ フリック入力でインスタントに発信できる 出来る限り強い言葉で批判する

終戦後
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男性・女性(1966年製作の映画)

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ミント食べるみたいに煙草口に放るさま(アントワーヌだ…)巴里の街並み、団地や住まいの瑞々しさ 全編に渡って響く銃声、それはプール台の怒号だしベトナムの断末魔でもある ヌーヴェルヴァーグでロック聴こえる>>続きを読む

波止場(1954年製作の映画)

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熱血宗教もの。おつむ弱めで流されやすい半グレブランドにツッコミ入れつつ、案外こういうのにも弱いんだ、自分。鳩小屋ショットや告白シーン、音楽の大仰さ。

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

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このコスパの悪さが放つ強烈な魔力。今作るとグリーンバック全編CGだもんな 内戦、自然災害 "朝ナパ"爆撃の規模にカーッ 環境破壊ッ だとか🇺🇦🇵🇸を連想しぎゅっとなるなど 先日亡くなったばかりのエレノ>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作未読・大林版鑑賞済。本作・大林版へのネタバレ配慮なし。tiffで逃したけれど、Ripleyの配信開始を知ったこのタイミングで観たのは正解だったかもしれない。ただただ好きな作家だし、ただただ良い翻案>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

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ブルータル/混凝土の高層団地に守られた柔らかな内臓 仕損なったイニシエーション 共用部分のカメラ、窓から見送るのは戦地へ向かうグレンへの憧憬もあるのだろうか ふと挟まる引きのショットと0距離目配せの引>>続きを読む

身分証明書(1964年製作の映画)

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ローバジェット感とアイデアと美学の融合◎ 知らない国の知らない街の夜明け

制服の処女(1931年製作の映画)

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上下関係、戦間期独逸の経済模様 先生の作画が大和和紀(おめめぢから)

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

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shootingの攻撃性(被写体は光を当てる側=スクリーンの向こうを見れない)レンズに口付ける図はマグリットの砲台擬人画のよう
知りたがるヒロイン ピアノ◎ ホラーは身体と五感のジャンル、盲のキャラ立
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デュエル(1976年製作の映画)

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現実が侵蝕されていくからいまこの瞬間も魔法 五線譜のような煉瓦 衣装
リヴェットのパリは寂れていて暮らしの手触りがある

ZOO(1985年製作の映画)

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ほらみて!わたし趣味悪いでしょ!と特殊性癖を陳列し大衆の嫌がる反応をにまにま喜んでいそうでノリきれなかった

焼け石に水(2000年製作の映画)

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実にファスビンダーらしい室内劇メロドラマだけど仏エッセンスも効いている?(きみが私を必要なんだろう?)
死ぬゲイの話を撮っておきながらsummer of 85でも懲りずに再生産だ

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

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カラックスもだがパリは夜の街で人気が無いほど良い、川沿いだとこの上なく良い
白夜、たぶん悪魔がと同じく見窄らしい青年主人公 神経質、反抗的、厭世、黙したまま此方を窺い品定めする眼

イカとクジラ(2005年製作の映画)

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父子の有害なスノッブさに思わず苛立つが どちらが完全に悪いなどとは裁けない長期的な家族契約の難しさ

ろくでなし(1934年製作の映画)

4.3

マルセイユの場面が永遠に続くと良い ドラマとしても全編を通して高揚があって最高