このレビューはネタバレを含みます
映画撮影と偽って仲間と銀行を襲ったカルメンは警備員と恋に落ち、行動を共にするがなんやかんやあって痴情のもつれで以降に計画していた実業家の誘拐がうまくいかなくなる。
ってあらすじだけ読むと至極シンプ…
【笑わないでちょ!】
ゴダールによる「三つの挿話」をカオティック且つ入り乱れた構成で綴った愛の詩篇とも言うべき作品。
おれ的に最も腑に落ちたゴダール作品は『気狂いピエロ』と『軽蔑』と本作かなぁ?…
タイトルとか出てる時の生活の音確かめながらタイプライター打つところから始まり、音へのこだわりを「可視化」した作品だという風に感じた。
映画は物語はフィクションでしかないのならば、フィクションをリアル…
避けられないと思ってみた。
冒頭、ゴダール自身が身体や物を叩いて音を出すように、イメージと音の関係が主題になっているようで、音が異様な仕方でつながれている。視覚的なイメージとの対応関係があるようで…
疾走する弦楽器の音色と海の音
かと思ったら突然の静寂
分かりそうで分からない哲学的な会話
ゴダール映画を構成するひとつひとつの要素が刺さりまくる
赤のコーデュロイジャケット、赤いTシャツ、赤い靴下、…