ミステリーのような序盤だったのにいつの間にか終始サイコパスなボギーと彼に惚れしてまい地獄を見るグレアムの異形な愛のドラマに変化して彼らの生々しくもどうしようもない悲しみに満ちたぶつかり合いに圧倒され…
>>続きを読む始めは犯罪の濡れ衣着せられる型の映画か?と思いきや主人公が鮮やかに入れ替わっていく。
最初に語り手(=原則、信頼できる)側だった人間がどんどん凶暴さを出していって最後には絶望的な人物像が映し出され…
グロリア・グレアム100歳おめっと。ニコラス・レイとの因縁もグロテスクだが、内幕のファム・ファタールモノから後半は毛色の異なったDV譚となってしまう構造の出鱈目な説得力、グレープフルーツナイフを簡単…
>>続きを読む短気は損気的な話 ヒロインもっと探ればいいのにとか、最後もっと弁解すればとかもどかしく思うものの、この時代のノワールは全体やプロットで語る映画が多いし、それなりに飲み込める話ではある 脳内でボガート…
>>続きを読む「カサブランカ」「アフリカの女王」「麗しのサブリナ 」のハンフリー・ボガート主演です。
主演ですが、「ケイン号の叛乱」なみにひどい役をやっています。
こんなにすぐキレる男がいたら、すぐ刑務所送りにな…
このレビューはネタバレを含みます
信頼できない語り部のボガードがどこか悲哀に満ちてて無茶苦茶良い。
今のラストもかなり良いが彼女を絞め殺すラストならば電話が丁度間に合う間に合わないみたいな感じになってそっちも良いなと
全編ヒリヒリ…
ニコラスレイが描く人物は屈折して幸せを自ら壊してしまう。ハンフリーボガート演じるロサンゼルスに暮らす脚本家もとてつもなく繊細、かつアンバランスな精神も持ち主で周囲の人たちをことごとく傷つけ自ら傷つき…
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