爛(ただれ)に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「爛(ただれ)」に投稿された感想・評価

『爛』(たゞれ)
Stolen Pleasure
1962(昭和37年)
大映

1913(大正2年)の徳田秋声の小説が原作。新藤兼人が舞台を現代に脚色。

外車セールスマン青柳(田宮二郎)には妻が…

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財力があり外見の良い浮気男を奪い合う女の争い。

男を取り合う理由が愛でもあるだろうけど、執着や嫉妬やお金やプライドみたいなものが根本に渦巻いていそう。
今作の若尾文子はやさぐれて達観しつつも気性が…

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深緑

深緑の感想・評価

4.0
そこに安心はない。奪ったから奪われてしまった。それこそが真実。
絞め技に蹴りの武闘派文子さま♡
akrutm

akrutmの感想・評価

3.9

主人公の女性・増子が浅井という男性の妾から正妻になり、姪の出現に脅かされる妻の地位を守り抜くまでを描いた、増村保造と若尾文子というゴールデンコンビによる文芸ドラマ映画。

原作は徳田秋声の同名小説で…

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クソすぎて話にならないが飄々としているのが似合う田宮二郎。二号の座を守る若尾文子。やはり増村作品、人は死ぬ。
けん

けんの感想・評価

3.8

旦那を奪おうとする2号さんのドロ沼物語
終始暗い雰囲気ですが、重すぎずにちゃんと引き込ませてくれる辺りが増村監督の凄さですね👏
文子の女優魂が炸裂する乱闘シーンはちょっとびっくり!笑
田宮二郎さんも…

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amayadori

amayadoriの感想・評価

3.6
これぞ増村保造という切れ味だったと思う。武闘派の若尾文子が新鮮。

二号さんが正妻の座を奪う。

そこへ縁談を避けて上京した歳の近い姪が転がり込む。

だいたい想像通りの展開。修羅場は見所。

古臭さは感じつつも、いつの時代も人間って変わらんなぁとも思うのですが。

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62年大映。2000年ユーロスペースでの「増村保造レトロスペクティヴ」以来の鑑賞。初見のときはたいした印象も残らず、やっぱり増村=若尾は「赤い天使」に限るなどと考えていたが、見直してみて抜群に面白い…

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テンポが早くて見やすいが、早過ぎるかも。
もう少し心情をじっくり見たかった。

でも開いてしまった溝はどうしようも無いんだなと、最後に痛烈に思った。ずっと疑う人生、辛そう。

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