釜ヶ崎にオープンセットぶっ建てて撮るという昭和映画人の怖いもの知らずな企画実行力に舌を巻く。冒頭に刑事・浜村純がステキなステキな釜ヶ崎を紹介してくれるシーンがあるが、明らかにモノホンの人たちが映って…
>>続きを読む1962年 モノクロ 87分 。大阪 釜ヶ崎を舞台に車への当たりやで稼ぐチンピラの「大将」が主人公、上手く稼ぐけど博打ですぐにスッてしまう。どこまでも刹那的で自己中心、良くしてくれる隣のオバサンの預…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
長門裕之演じる主人公・大将のクズっぷりがすごい。いわば仲間内のような存在であろうホルモン鍋屋のおばはんが爪に火を灯すように貯めた貯金を騙して使い込み死に追いやっておきながら悪びれる様子もない。一種の…
>>続きを読む雪の降る街を~♪ 雪の降る街に~♪
歌いだしだけが永遠にループする呪いにかかった長門裕之の懺悔録、と言うにはほど遠いブラックさ。釜ヶ崎舞台に今回は取り締まる側を演じるドブのキリスト浜村純の慟哭も一…
轟夕起子の ゆ〜き〜のふ〜るま〜ちに〜 だけやたらと頭に残っていたが、いや凄まじいドス黒さ。中平・シンカネ・姫田。頭師クンめんこいなあ〜なんて思ってるのも束の間、倫理も道徳もそもそも生まれたときから…
>>続きを読む性根は良いヤツっぽいけど、非常識すぎる貧乏人「大将」。
楽しそうに思えたけど、偉そうなの普通に不愉快。
向かいのホルモン鍋のオバちゃんの歌が妙に残る。
子供がガラス割ってガラス屋通るのチャップリンの…
このレビューはネタバレを含みます
ものの10秒でヤクザに破壊される賭場に打ち立てられし木製ブランコ!1960年代初頭の釜ヶ崎のヤバさがコミカルに描かれるかと思いきや…加藤武の妹が轟夕起子って時空が歪んでる。道徳観念が完全に欠落した大…
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