因果なこっちゃ。釜みたいな土地にいて、生きとるモンは皆ウソつきじゃと料簡せんかったおばはんが真っ当すぎたようだ。だましてチビの帝大資金を着服横領して、おばはんの8年間、18万をいっぺんに使ってしま…
>>続きを読む貧しさの中にも人間同士の愛情を感じさせる笑ったり泣かせたりの映画です。
場面ごとに電車や機関車が走るのがとても印象的でした。
知っている高架下あたりの道路が出てきてちょっぴり嬉しくなりました。
子役…
ラストカットに完成していないであろうブランコが登場したのを見て、ひょっとしたら幽霊映画なのではないか、との印象を持った。
轟夕起子演じる女将が死んでから、まるで彼女の怨霊が大将(長門裕之)に取りつい…
このレビューはネタバレを含みます
釜ヶ崎
男一匹、女一匹
人は皆死ぬ
当たり屋と刑事と言ったってそれぞれ人間、パンパン、ドヤ街に集う人々、何かどこかおかしくたってそこにいるのは人間、
しかしブランコで償えたとは思えない罪、に、我々…
「殺したのは誰だ」を陰とすればこっちは陽かと思いきや、こっちも陰。yin&yin。釜ヶ崎の描写が光るほどに影も濃い、計り知れない中平・兼人・姫田。ヒチ、めし、どや、そしてどこまでもカネカネカネ。轟夕…
>>続きを読む中平康が酒に溺れ始めた時期の映画だが、かなり面白かった。地元で大将と呼ばれる長門裕之がとにかく最高!人が汗水垂らして貯めた金で豪遊する上に、それを金を預けた本人に平気で打ち明けるのもやばい。浜村純(…
>>続きを読む今平的なテーマでカメラも姫田真佐久。当時の釜ヶ崎ロケ&スラムの美術セットが最高。モツ屋のハエ取り紙の汚さよ!前半のドヤ街ライフハックはめちゃ楽しいけど、後半の大将は人としてあかん。子供にはブランコよ…
>>続きを読む「少年」の渡辺文雄・小山明子、「じゃりン子チエ」のコケザルの世界である。
長門裕之が車に当たった途端大勢関係ない連中がワアワア言うて取り囲んでくる様がつい笑けてしまう。
そして何より、昔は美しかった…
ケン・ローチの『家庭生活』が精神疾患の人間を直球で描いた作品とするなら、本作は変化球で描きつつ、それ以上に強烈な印象を残すような映画でした。忘れられなくなるであろう傑作。
釜ヶ崎がえげつないスラム…
「生きる」と「どですかでん」の間に釜ヶ崎を生々しく描いた浜村純の出番の多いけったいな新藤兼人の話があったんやな。こんなに「雪の降るまちを〜」だけを繰り返されると続きがほんまにわからんようになってまう…
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