終戦後あちらこちらにあったバラック。本作はカッパ沼という沼の周囲にあったバラックに生活する貧しい人々を描いている作品で終戦の九年後に作られた。
毎日生きる事に汲々としてはいるが酒を飲んだり博打をし…
一言で表すと、ダーティな「道」です。
個人的には、ただでさえ演劇調なわざとらしい演技が溢れる中で、ツルの誇張しすぎた障害者描写が見るに耐えず、終盤まではかなりきつかったです。一方でラストのツルがリン…
【世界よ、これが乙羽信子だ。】
昔の日本が舞台の話だけど、普遍的なテーマ。
人間、働かなきゃダメだなぁぁぁ。
と、深く深く感じた。
ヒルみたいな、人の生き血を吸うような人間にだけはなりたくない。
…
そうな遠い昔でもない日本にある、女性蔑視に関する悲惨な話。
極めてひどいな集団いじめ、しかも対象は障害者。
同じ人間なのになぜこんなことできるか。
本当に社会の悲劇。
一番可哀想のはその時代の女性が…
ゴーリキーの戯曲『どん底』にも通ずるルンペンプロレタリアート、知恵遅れの女とルンペン部落の人々の姿を通し人間の愚かさや強欲さを浮き彫りにした悲喜劇。
同年製作のフェリーニ『道』との類似性が各所で指摘…