このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに文芸映画に触れよう。フェデリコ・フェリーニの一大映像叙事詩🎬
フェリーニが愛するローマ、ニーナ・ロータの劇伴と共に繰り出されるダイナミックな作品です。
フェリーニの少年期、青年期、現在で…
『全ての道はローマに通ず』…
今となっては…『ローマに通じる道は高速道路になってしまった』…。
フェリーニは『道』以来…2作品目…敷居の高さから手が伸びず、漸くの鑑賞です…。
今作は巨匠フェ…
フェリーニの記憶のローマ。マンジャーレ、カンターレ、アマーレのパッショナーレのカオスな街。映像の魔術で見せられた楽しいローマ・ツアーでした。
上京してきた若きフェリーニ(アラン・ドロン似のイケメン…
フェリーニのローマ愛。人間愛。
ストーリーは特になく、フェリーニ自身の子供時代の記憶や鮮烈なイメージのみで綴っていくローマの街並と人々の喧騒。古き良きローマを偲び、失っていく過去の面影を惜しむか…
フェリーニが愛したローマという都市の衰退を描くドキュメンタリーのような映画。
かつてのローマの熱気や喧騒がリアルに描かれ、監督自身が在りし日の都市に抱く愛やノスタルジーが痛いほど伝わる。
教会ファッ…
後期フェリーニの作品の中でも詩的な雰囲気が漂っていて好きな方。大島渚の『新宿泥棒日記』や寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』のような反=構成的な演出が当時のATG映画にも近いメタフィクショナルな味わ…
>>続きを読むフェリーニが体験した(?)1930年代〜1970年代までのローマのエピソードをオムニバスのように次から次へと流して行く
ストーリーを追い求めると混乱しそうだからフィーリング重視で観てったら意外と面…
実在のローマではなく、フェリーニの頭の中のローマをさまざまなエピソードで数珠つなぎに見せてくれる映画。
子供の頃、まだ行った事がない話しに聞いていたローマ。
青年時代、憧れの都会に上京した、懐かし…