館やお芝居、ロングドレスの女など、まさにジャック・リヴェット!そして、魔術的な要素や、子供の頃の空想を思い起こす。ジェーン・バーキンとジェラルディン・チャップリンの共演にもびっくりだけどさりげない。ジ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
悲しい😢密かにあのサーカスの女の人とEOは再会できるのでは…と思いながら観ていたので…。文明社会において動物の立場は苦しいね。辛いながらもサーカス一座の中で生きていれば少しは幸せだったけど、そのサーカ>>続きを読む
すごいめまいがするほどのスケールと贅沢なキャスト。ポールもポールの母も、とてつもなく強くなってる感じ。場面一つずつ丁寧に描いてるから、ちょっと長めに感じるけど、展開早すぎたらデューンのテイストじゃなく>>続きを読む
芸術家の夫婦同士の才能の削り合いと、嫉妬。静かな演技の中にも、作品中の台詞の通りサンドラは野心があり、夫より貪欲に作家としてキャリアを積み上げていく様子が浮かび上がる。子役のダニエルも、無言の場面でも>>続きを読む
奇妙、グロテスクだけど、ヨルゴス・ランティモスに愛情が溢れてる!ベラが赤ちゃんから成熟した大人になるまでの変化に突然感がない。愛情と知性があれば、世界で自由に生きていくことができるんだなぁ。ウィレム・>>続きを読む
やっと観た。面白くて、さらに自分探しやフェミニズムっぽい視点があって…でも、子供の頃バービーで遊ばなかったから、バービーとケンのそもそもの立ち位置にあんまり馴染みがなく、感情移入しきれなかったかも。「>>続きを読む
チェン・カイコー編が一番好き。10分の中で、ほぼ空き地だけの画面なのに、まるで狂言とかのようにシンプルな語り口で、目の前に様々な景色が現れるように感じられる。何かすごい文化性・芸術性があり、奥深すぎる>>続きを読む
もう4年くらい前の作品になるのですね。オリヴィア・コールマンは、繊細さと恐さと威厳が混ざりあったすごい演技。虚ろな目の先にも何かが見えてるような。不安定な感情をこれでもかと表現してくれてる。ほぼ宮殿の>>続きを読む
凄いものを観てしまった!籠の中の乙女も不気味だったけれど。今回はよりスタイリッシュで、カメラワークも世界観が確立されてる。コリン・ファレルは、大人のおとぎ話風の作品を好んで選んでるのかな。エンドロール>>続きを読む
50'sっぽい服、家具、生活スタイルが素敵だけれど不気味な世界。フローレンス・ピューもとてもおしゃれで、でもそれ以上に物語が進むほど、この町に不釣り合いな力強さや聡明さがどんどん際立ってくる。
ハリー>>続きを読む
1時間半程度だし、観ていて疲れない作品。パリだったら、ナンパも尾行も別次元の文学的な行動に見えてしまう。3つのお話どれも上手く行かないようでいて、それはそれで次の日には幸せがやって来そう!
みんな好きなのと同じように、パステルカラーのマカロンやドレス、宮殿、音楽…そこに身を置きたくなる。そして、冒頭で歴史上の人物にじろっと見られたような気まずさにドキッとする。毅然としたマリー・アントワネ>>続きを読む
ウェス・アンダーソン作品は合うバージョンと合わないバージョンがあり、今回はちょっと違かった。俳優さん達は豪華。舞台と現実の二段構えの構成は好きなのだけれども、みんな同じテイストの演出になってしまってる>>続きを読む
続編が気になって観た!ストーリーはあまり1と変わらないけれど、登場人物への親近感が増してゆく不思議。本題と関係ないけれど、サマンサのバレエが表現力あってびっくり。パリオペラ座の入学試験の場面なのかな。
ソフィー・マルソーが、自然体でどこから撮っても綺麗で魅力的!彼女あってこその映画。フランス人は、子供の頃から自分の心のままに生きてて羨ましい。
主題歌が80'sって感じで、その頃は新しかったのだろうな>>続きを読む
天国のようなフロリダから、とても重いテーマがリアルに映像化されて、そこにいるかのような苦しい気持ちになる。兄の前編から妹の後編へと、辛いけれどだんだんと優しい気持ちが染み渡るような作品。音楽もその時々>>続きを読む
90年代半ばのLA、登場人物達の気持ちがはっきりしないまま、なんとなく物語がスケートボードの行き先のように流れていく。未来の事を何も考えないように、自分の気持ちもはっきりさせないようにしてるってことな>>続きを読む
これほど時間を贅沢に父子関係を丁寧にゆっくり追っている映像を観て、最近起伏が激しいものばかり観てたなぁ、と感じた。
すごく理想的な夏の休暇だけれど、父と言っても31歳で危うくて繊細で、大人になっても不>>続きを読む
製作年順でちょっとずつスター・ウォーズを観始めてる。
ルークは、今だったらハリー・スタイルズっぽいかな、なんて思ったり。
映画自体に癖がなくシンプルに楽しんでる。
環境問題、田舎と都会、自然に関する諸々。フランス語が分かれば、さらに深くフランスっぽいユーモア感覚も読み取れるのだろうなと感じた。上澄みしか観られていないのかも。
どこで歯車が狂ってこうなったのかな、と感じたけれど、
きっとチャーリーが言うとおり本当の気持ちを言葉や文章にすることが大事で、良いことでも悪いことでも言葉に表することがもっと早くからできていたらば、と>>続きを読む
生まれてはじめて1作目を観た!40年以上前なのに、宇宙がしっかり壮大に、各キャラクターも生き生きしている!だから、こんなにずっと人気あるのね。70,80年代の映画は夢がある。
ノンフィクションとは思えない、スパイ系のサスペンス映画を観てるような凄い内容。ナワリヌイが皮肉っぽくブラックユーモアを持ってロシア政府を敵に回してる様に尊敬。家族と仲間の強さにも圧倒。ナワリヌイの、怖>>続きを読む
時折挿入される自然の美しさと戦場の対比がすごい。主人公の俳優さんの戦争への溶け込みようでこちらも悲惨な場面に麻痺しつつあったけれど、約2時間半を観終わり、やっぱり命って尊いんだとズシンときた。フェリッ>>続きを読む
曼陀羅のような哲学的世界観!アクションだけではなくて、深い。見ていくうちにどんどん作品の奥に引き込まれるようなエネルギーがある。実際のミシェル・ヨーもキー・ホイ・クアンも、本当に別の世界に存在してるか>>続きを読む
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品の雰囲気が かなり好き!余韻がずっと残る。砂漠でのベージュ系の画面にティモシー・シャラメの特別感が物凄く際立ってて、やっぱり存在感あるんだなぁ。ゼンデイヤはパンチがあって>>続きを読む
歴史的な背景はよくわからぬまま観てしまったけれど、とにかく、ズーラが魅力的で生命力みなぎる存在として描かれてる。どんなことがあっても、戦争をも切り抜けていくしたたかさが圧巻だし、回りの運命をも動かすフ>>続きを読む
ミシェル・ヨーがオスカーノミネートされたことで、思い出した!
この作品は、アメリカでヒットはしたけどオスカーには絡まず。まるで、ディズニープリンセスの映画のように、キラキラしてリズミカルなストーリー展>>続きを読む
一体何が隠されているのか、精霊の正体は?などと思って観ていた。
けれど、隣の民族や同胞を傷つける戦争や内紛を、島に住む親友同士、さらには自分の体をも傷つける行為に置き換えて描いているのかな、と感じて、>>続きを読む
エルヴィスを観て、スティッチが憧れてたのを思い出した!カウアイ島の自然とエルヴィスの曲になぜだかしっくり合う宇宙から来たスティッチ。
大人の視点からは、リロの家庭、プリークリー&ジャンバの関係など新し>>続きを読む
善悪はっきり描かれてるからか、凄くエルヴィスがかわいそうで、ラスベガスの牢獄にいるかのようだった。でも、とにかく、オースティン・バトラーがいいな✨洗練されたエルヴィスって感じ!パワーもあるし、リズム感>>続きを読む
観たことのない不思議なファンタジーともいえないような少し西部劇風の不思議な短編映画。勇敢な白い馬と白い服の純真の象徴のような少年が主人公。馬を追い詰める大人達との対比がわかりやすい。
馬の走る蹄の音を>>続きを読む
ドキュメンタリー仕立てでこなれた作り、オーソン・ウェルズってこうなのか!と、作品自体も優れているけれど、オヤ・コダールという女優さんが歩き方からしてカッコよくって魅力的で、印象に残った。
マット・デイモン&ベン・アフレックの実際の友情ともリンクして、その当時の2人の若さと才能の開花を画面全体に感じる映画。黒板上で数式を魔法のように解読していく場面を見ていると、数学がとても魅力的に映る。>>続きを読む
アン・リーは、どこの地域の映画を作っても、地方色というか土地の雰囲気や時代の雰囲気を表現するのが上手。
生き続けていく方が、消えるよりも実は辛いのかもしれない、と思わせる作品。
怖い、グロテスク、アジアにはいないようなどこの国とも言えない妖精たち。そういった妖精たちの世界に足を踏み入れながらも、マリエル・ベルドゥ演じる家政婦が一番少女を守ってくれている。エンディングは、自分自>>続きを読む