不協和音の現代音楽が怖いし、線路や鉄道の雰囲気も子ども時分に観てたらギャン泣きしたと思う。なんだろう、この怖さ。
マジ労働組合を描いた映画で、こういうことに興味があったんだなと思った。本物の鉄道員を…
左幸子監督が描く国鉄労組組合員エレジー
役者演ずるドラマパートにちょくちょく実際の国鉄労組組合員たちの生の声と映像が挟まれる。
ゆえにドラマが途切れがちで、監督の演出意図には敬意を払いたくても、ド…
このレビューはネタバレを含みます
女優の左幸子が生涯で唯一監督を務めた1977年の作品である。
70年代の日本を色濃くフィルムに刻んだ映画で、風景はもちろん、市井の人の姿や声がふんだんに盛り込まれていてそれだけでも面白い。とこ…
生きること、働くこと、誰かと家族になること、子どもと暮らすこと
ドキュメンタリー部分もあり、映画のフィクションストーリーも展開する。すごい映画だった。
音楽が怖かった。
主演もして、監督と製作、…
国労全面協賛の元に制作された斜陽化した国鉄路線区で懸命に働く職員讃歌映画。国鉄一筋30年、縁の下の力持ちの保線職員として運行安全に力を尽くして来た市蔵一家を中心に仲間との連帯、亀裂、妻との二人三脚、…
>>続きを読む国鉄労働組合製作。
最初の切り口は昭和の頑固オヤジが自分の勤続30年のお祝いの場に娘が結婚相手を連れてきて怒るというシーンだが、ここから鉄道と共に歩んできた彼の半生(特に組合活動)に焦点が絞られて…
一匹狼の女優として話題作や野心作に出演し苦難にあう庶民を熱演してきた左幸子の集大成的作品、それまでに出演した作品の演出に影響を受けつつ彼らより剛直な演出をつけた結果とんでもなく武骨な労働者映画に仕上…
>>続きを読むUNREST 62|22ーパパの映画への挑発 PART 1: 女性映画作家62|22
《羽仁進、今村昌平などのニューウェーブ作品において、俳優として活躍してきた左幸子による初の長篇作品。日本の高度…
左幸子と井川比佐志の夫婦役というと、あの山口百恵の赤いシリーズ『赤い絆』を思い出すが、その直前に、こんな映画が撮られていたとは知らなかった。1977年当時の国鉄労働組合(家族会)が全面協力しているの…
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