真魚八重子さんの映画レビュー・感想・評価

真魚八重子

真魚八重子

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呪葬(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ダメだった……。

WALK UP(2022年製作の映画)

3.5

いつものホン・サンス。キム・ミニはいなくて、特にエポック・メイキング的な作品でもない、習作的な一本。時間がシームレスに違う時間に入っていくくらい。車持ってるんだなと思った。正直、好きな映画ではないけれ>>続きを読む

先生の白い嘘(2024年製作の映画)

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コメントを寄せたので、ステマになるといけないので星はつけません。

風間俊介さんはSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を昨年退所されてるんですね。いまは個人事務所というのをwikiで確認。個人事務
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ワーナーの試写で鑑賞。
前日譚なので、まだそれぞれの部隊、体制が整っておらず修飾にまで手が回っていない設定。なのでコーマドゥーフ・ウォリアーも当然いないし、太鼓隊もいない。時期的にまだバイク中心だから
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蛇の道(2024年製作の映画)

4.0

フランスでずっと曇天だし、男女に変わっているし、哀川翔の数学教師が柴咲コウの精神科医になっているんだけれど、意外にあまり印象が変わらないというか。壁に鎖で括りつけて映像を見せるインパクトが強いからか。>>続きを読む

ふたごのユーとミー 忘れられない夏(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく瑞々しいし、可愛いよー。ユーとミーは中学生の双子。なにもかもそっくりで、ミーの頬に薄いほくろがある程度しか違わない。なので悪戯ですり替わるときはコンシーラーでほくろを隠したり、またはほくろを>>続きを読む

#スージー・サーチ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤバい、めちゃくちゃ面白かった。幼い頃から母親と仲の良い賢い女の子が、こういう展開に向かっていくのは非常に変わっている。
ユーモラスなのに観ていて落ち着かない。一種の倒叙でありながら伏せられている部分
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

5.0

なんで見逃していたんだろう。素晴らしい作品だった。
危険だということは百も承知のスポーツでありながら、やはり死や後遺症は怖くて仕方がない。そういう背反する状況が高揚感につながるんだろう。
怪我をしたア
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フライトメア 恐怖! 人喰い女達の晩餐(1974年製作の映画)

4.0

英国ホラーだから、血みどろだけどどこかお話に品格があるというか。人肉食が趣味の占い師の主婦と、それがダメだと理解しつつ、妻を愛するあまり共犯だった夫が逮捕され、精神病院に入っていたが、退院したところか>>続きを読む

拷問の魔人館(1974年製作の映画)

2.0

狂人が運営してる私設刑務所。若い女性ばかり判決を言い渡されて、どんな罪でも最終的に絞首刑っていうキチガイに道理なしの設定。シナリオはダラダラ詰め込んであって、色々な方法で逃げても連れ戻される。刑務官と>>続きを読む

ライド・オン(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

古臭い話と思ってしまった。憐憫を誘うような設定と、親子愛を取り戻す話がわかりやすすぎて……。

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

意外な展開。練りに練られたテロリズムで計算がされ尽くされている。不毛ではない、失敗に終わらない若者の正義感の映画というのは珍しい。時代と過去の反省がこれを可能にしたんだろうか。とても興味深い映画。

メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

メイ・ディセンバーって5月と12月は離れているように、年の離れたカップルを指すそう。この事件は日本でも報道されて、そういう珍しい人も世の中にはいるもんだ、くらいに思っていたけど、フィーチャーされるとや>>続きを読む

HOW TO HAVE SEX(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大学進学を控えて、パーティー三昧の旅行に出かける三人の女の子たち。年齢も上にサバをよんで酒をずっと浴びるように飲む。吐いては飲む。特にタラは処女で、この旅の間で初体験を済ませるか考えている。
結局済ま
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フェラーリ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

面白くなかったうえに長かった……。フェラーリの創始者のエンツォが、金銭面の管理する正妻と妾を、なんとか両立させようとするのが主な話。車やドライバーの話もなんかしてた。
事故のシーンだけド派手で印象深か
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かくしごと(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

好きな監督だったので期待したせいか……、原作が良くないんだろうか。通用するわけのない嘘をついた時点で、心の中で投げ気味に。あざとい話で客を泣かそうとしてはいけない。

まひるのほし(1999年製作の映画)

3.2

監督が知的障がい者の人々のどの面を切り取るか、という時点でドキュメンタリーはすでに始まっていて、佐藤真は『花子』しかり、アールブリュット的な活動にとても興味を持っている。
個人的には、陶器を作っている
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花子(2001年製作の映画)

3.7

大変興味深い映画だった。
花子さんは自閉症。お母さんはその事実を積極的に受け止めていて、次女の花子を「面白い人」と形容する。花子は毎晩、食事を畳の上にじかに並べて、何か気に入る構図にしているらしい。父
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罪深き少年たち(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、実話をベースにしているというのは、強い拠り所ではあるものの、もう韓国の警察の腐敗モノはいいよ、という気分。良い刑事、悪い刑事がこれ見よがしに決まっていて、意外性のないオチもありきたりすぎる。犯>>続きを読む

わたしの物語/あなたを探し求めて(2023年製作の映画)

3.0

股関節がなく大腿骨が短い、ということは股関節の辺りからすぐ膝になっているような状態だ。この監督兼主人公のエラは両足がそうなっていて、極めて珍しい症例だそう。大体は片足だけが短いという発症の仕方をするそ>>続きを読む

密輸 1970(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!海底に沈めて隠した金塊やダイヤモンドを、チンピラや海女が強奪を企み、それを阻止しようとする税関との闘いを描いた作品。あまり細かいストーリーはネタバレでもったいないので、詳細はこのくらいで。>>続きを読む

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

またヘンなフランス映画かなーと思って観始めたら、どんどん深刻さを増していって、一種のゾンビ映画のような雰囲気になっていく。そこには常にイライラしている現代人の怒りの萌芽が仮託されていて、それが集団にな>>続きを読む

ナイトスイム(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「誰?何の映画?」って感じだけど、ジェームズ・ワンとブラムハウスだから試写を拝見。

わたしは意外に悪くないというか、期待値が低かったので普通に面白く観られた。プールが呪われてるわけだが、色々表現の仕
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.0

時制軸を細かく前後させているけれど、わかりやすいのでそこで戸惑うことは少ないはず。娼婦のアイダ、またの名をマグダレーナは客の男を殺したとして逮捕され、収監されている。
少し太めの親しい娼婦と、金髪の常
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怪談晩餐(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最初の2話の女子高生を主人公にした話は、チンケだなーと感じて、まあこんなものかと思ったけれど、あとはなかなかエスプリの効いた話や、現代的な心の歪みがあって面白かった。『リハビリ』という話が、セットが味>>続きを読む

シド・バレット 独りぼっちの狂気(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

シド・バレットの人生を辿るドキュメンタリー。ピンク・フロイドのメンバー他、実妹や元恋人たち、友人らが登場して語っていく。
インタビュアーが「ヒプノシス」のストーム・トーガソン(ピンク・フロイドのジャケ
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男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

3.5

ヘンな映画。ミッドセンチュリーと60年代のサイケが混じったような室内デザイン。女性恐怖からインポ的になっている男性が、女性を監禁して怒りをぶつけているような設定。思ったよりヌードが多かった。
男性と女
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スリープ(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

つらい。イ・ソンギュンの遺作のひとつ。

ソンギュンが演じる主人公ヒョンスは、売れない俳優の役。妻スジンは臨月。夫が睡眠中に異常な行動を取るようになっていき、薬で治療をするが一向に治る気配がない。スジ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

キリアン出てるって知ってたら、もっと早く観たのに。
音を立てずに生きるなんて無理無理、と思って興味のなかった続編。父親役は監督に専念して、代わりにキリアンが、生存者のメッセージを放送している島へ行くと
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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

中編にしかならなさそうな原作から、いかに映画的な時間で隙間を埋めるかという技術。ヤン・イクチュンの韓国語による独り言が、あの場にいたら本当に不気味だろう。そんなに意外性はない話だが、映画製作の勉強をし>>続きを読む

ロイヤルホテル(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カナダからオーストラリアへ旅行に来たハンナとリヴ。しかしリヴのカードが使えず、現金も持ってなかったことから、ワーキングホリデーで急遽バーで働くことになる。そこは品が悪く、不安を抱くハンナに「不機嫌なメ>>続きを読む

Shirley シャーリイ(2019年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

俳優は素晴らしい。でも話の収拾がついていないし描き込みが浅い。男性の軽はずみな浮気を全編に漂わせながら、それに向き合ってない内容。シャーリー・ジャクスンの子どもたちが出てこないのも謎。

バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『レ・ミゼラブル』に続くフランス団地映画。すなわち老朽化した建物に暮らす移民や貧しい人々を描いた作品。ラジ・リ監督だけでなく『ガガーリン』なども同じくフランス団地映画。
前作は青年たちの凶暴性が印象的
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『座頭市地獄旅』の成田三樹夫を思い出す。将棋のことになると、頭に血が上り負けると相手を切ってしまう浪人。今回は囲碁で斎藤工が悪役。
草彅君は品行方正で潔癖であることを望む主人公。だがそういった人物が、
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