このレビューはネタバレを含みます
小学校で同じクラスだった知的障害の子に、何年も昔の適当な日付を伝えると、その「曜日」を瞬時に答えられるという特技があったんだよ。
あれ、まさにレイモンドと同じサヴァン症候群だったんじゃないか。
一>>続きを読む
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年季の入ったカティ・オウティネンは鏡も見ずに不器用にマスカラを塗る。
そして、口から飛び出す「初恋の人」というパワーワード。
カウリスマキを順に追っかけてきた人間としては、これにキュンとしてしまうん>>続きを読む
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記憶が確かならば、シーザー三部作でコバが悪役として描かれた際、本来は保守的で安定した性格を持つボノボを邪悪に描いてることに対して、ボノボに関連する組織からクレームを入れられていた気がするんだけど……プ>>続きを読む
ゴジ鍋で眠るゴジラの姿は完全に猫w
なんだよ、その怖くて強くて可愛いというズルい全部盛りは。
でも、これは「ゴジラ×コング」ではなく、「コングwithゴジラ」ですねw
ゴジラよりもガキのチンパンジー>>続きを読む
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今ひとつノヴァの存在意義が見えずにいたのだけど、まさか彼女との出会いのシーンに既に物語を大きく動かす伏線が埋め込まれているとは……
アルファ・オメガ部隊の大佐が、彼女のぬいぐるみによって猿インフルに>>続きを読む
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オランウータンのモーリスの飄々としていて緊迫の場面にあっても安心を与えてくれる存在感が相変わらず良い。
さながらモーガン・フリーマンw
シーザーに感じる魅力も健在で、勇ましさの中にも優れたバランス感>>続きを読む
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シーザーが「No!!」と言葉を発した瞬間が、あの1968年の猿の惑星に繋がる起点なのだと考えると、何とも言えない気持ちになる。
人間は初めにイヤイヤ期があって、反抗期を経て自我を得て、仕事や家庭を持>>続きを読む
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考えれば考えるほど、「システムクラッシャー」というタイトルに皮肉が込められているような気がしている……
大前提、ベニーに対峙する当事者になれば、壮絶な日々が待ち受けているだろうし、正解が見つかる気も>>続きを読む
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人の心に巣食う内なる「悪」が存在するのではなく、バランスや調和が崩れた「状況」が人に悪のような行動を取らせてしまう。
問題のラストシーンまで含めて、そういう話だったなぁと。
「上流での行いが下流へ>>続きを読む
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あー、優しい。
夫婦で空を見上げるラストシーンは泣いてしまうな。
「ステーキとソーセージ」
誰もいない厨房に告げてから、自分で料理を作っていったん小窓から出すのが面白すぎてww、何度も観直してしま>>続きを読む
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ジム・キャリー、
やっぱりヤバい人すぎて最高。
見終わった後に「バカだなぁ」って言いながら、あの顔芸とか全身運動を思い出せるの尊いよ。
大人には嘘が必要ってのは間違ってないからこそ、少年の純粋な心>>続きを読む
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この死がすぐそこにある雰囲気と浮遊感……
特にハリーを演じるポール・メスカルのふわっとした不思議な存在感が凄まじい。
作り手の意図を無視することを承知で言うと、眠気を誘うような心地よさを感じました。こ>>続きを読む
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これ、二十歳の頃の自分が観たら、ただの平凡な作品に見えたんだろうなぁ。
感動の再会という劇的さは皆無で、平べったく物語が進んでいく。
自分の人生において縁を感じるような出来事をいくつか経験していない>>続きを読む
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ルーニー・マーラのビジュアルで列車セットが好きとか凄く良い。
帽子がまた可愛くて似合ってるのよ。
もうね、所作や視線の揺れでふたりの心の揺らぎまで表現されていて素晴らしかった。
初めての食事の際のテ>>続きを読む
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1958年かぁ……
めまいショットなどの技法やサイケな映像、劇中のシーンのひとつひとつの構図が素晴らしくて、まず視覚から幸せ。
その上、メタファーを読み解いていくような面白さがあるのだからたまらない。>>続きを読む
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ブレナン神父……この頃からこんなに頑張っていたのかよ。。
マーガレットからも一作目のロバートからも疎ましがられ、感謝を伝えられることもなく、車に激突までされて、挙句に最後は……。
シリーズを通した>>続きを読む
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やっぱり70年代ホラーって良いよね。
90年代以降の作品やジャパニーズホラーと比べたら、直接的な怖さはないんだけど、圧倒的に味がある。
なんだかんだ、悪魔の子は直接は手をくださないんだよ。
この「何>>続きを読む
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もし日本でリメイクするなら、夫の役は滝藤さんだなぁ。
シュヴァンクマイエル節がたまらない作品になってます。
テイストは1970年前後チック。
「いいもの(切り株)見つけてきたぞ」
「にゃー!!!」>>続きを読む
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アイアンクローと言えば、かつてキン肉真弓が委員長にきめてワチャワチャしていたのを笑いながら見てたんだけどな。とにかくヘビーな作品だった。
フリッツの現役時代から始まる冒頭。
この狂気に満ちた様子は>>続きを読む
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ドクター・ドレーも医者だと思われてるうちはまだまだやな。
「今は更生して成功しました」という教訓めいたところが一切ないのが潔くて好きでした!悪はワルのまま成功する。
それゆえに物語は、普遍的な形に>>続きを読む
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電話番ワンシチュエーション。
脚本が素晴らしくてどんどん引き込まれた。
アスガーもイーベンも心を失っている時に、深い罪の意識を感じることなく、人を殺めてしまったという点では同類だったと言えますよね。>>続きを読む
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いや、コーヒーを飲んでるだけでこんなにジワジワ笑えるもんかねw
レストランに入っても壊れた玩具よろしく注いでは飲むを繰り返してるし、屋外で寒さに震えながらマグカップでコーヒー飲んでるのはめちゃくちゃ>>続きを読む
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ポッドキャスト大きくなったなぁ!w
これはゴースト界の寺田心。
最後にテーマ曲が流れてくると多幸感いっぱいになって、謎に涙が出てくるw
ゴーストバスターズのゆるい世界観とテーマ曲が心底好きなんだよな>>続きを読む
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ノーラン、原爆の父の伝記を撮るってよ。
そう聞いた時、さすがに今の時代に原爆を生み出したことを讃えるアメリカ万歳な作品を創作するとまでは思わなかったものの、実際に鑑賞してみると、想像もしなかった視点>>続きを読む
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ダメなブラッド・ピットみたいな陪審員12番はさすがに笑うねw
風見鶏がどちらを支持しているかで優勢な方が分かる構図も面白い。
ただ、狭い場所に集められて一票の責任を負わされでもしない限り、大抵の人は>>続きを読む
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首を吊られたままの執拗な長回し。
あれはエグい……
奥では穏やかな日常が流れているというコントラストが残酷さをより強調させていた。
たったこのワンシーンだけでも、我々が普通に生きていて一生経験するこ>>続きを読む
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冒頭からテキーラでバンドメンバーの半分が死亡。
従う方が楽な従順カウボーイたち。
やっぱり民主主義の復活だなんて大ウソな独裁者。
相変わらず自分だけ良いもん食いたがる独裁者。
足りないコップ。>>続きを読む
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健さんの弱点は、健さんが演じてると新幹線に爆弾を仕掛けるような犯人であっても、そっちに肩入れしてしまうところなんだよな。
警察よりも誠実に見えちゃうし、不器用だからしょうがないやんと許せてしまう。>>続きを読む
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なんと悲しい……
最後はシャラメ君がアナキン・スカイウォーカーに見えてしまったよね。。
ポールの成長譚を見ていたはずなのに、いつの間にかチャニに感情移入していた。
崇める人、操る人、操られる人。>>続きを読む
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「(クララが)殺された理由を知りたい?
教えてあげる。女の子だからよ。」
「犯人が見つからないのは、
『すべての男』が犯人だからです。」
犯人の背中を追う中で、クララの親友・ナニーの言葉をキッカ>>続きを読む
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レト公爵、ダンカン、ガーニイ、カインズ博士……散り際が美しいんだよなぁ。
散り際が印象的な作品といえば僕の中では「仁義なき戦い」なんだけど、あちらは盛者必衰による儚さなんだよね。
本作では、美しさだ>>続きを読む
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ジャケ写、何かに似てるなぁと思ったらあれだ。ローリー寺西だ。
二トラムに続く、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの快演。
しばらくは普通の役ができないんじゃないかと思うほどイッちゃってる配役が板に>>続きを読む
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ジェラードンですやん。
アーガイルの角刈りを眺めながらずっとそう思ってたら、既に公式でアタック西本さんが起用されていたのねw
キングスマンと比較されて、あまり評判が芳しくないようだけど、十分楽し>>続きを読む
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今では絶対に作れない映画。
それゆえ、不謹慎ながら他では味わえないカルトな魅力を帯びてる。
亀や猿やネズミは本当に殺しているらしいし、レイプシーンも執拗だし、役者同士が本当にセックスを始めちゃったら>>続きを読む
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いや、もう映画のタイトルも「Fuck」で良いよw
バカでも分かるように皮肉ったのに、それをますます喜んで採用しちゃう一連のくだりは最高だったな。
一番腹抱えたし、この作品が伝えたいメッセージが、その>>続きを読む
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フォレストガンプ的な面白さもあって、空港アドベンチャーとでも呼びたくなる。
ターミナルという密閉されたダンジョンで、機転を効かせながら仲間が増えていく過程には、ワクワクほっこりさせられたなぁ。
それ>>続きを読む