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名画の光と影を実写で表現すること自体、終わりなき旅のようだよね。
とにかく豪華な女性キャスト陣。
ハンナ・シグラ、イザベル・ユペール、ミリアム・ルーセル……三人とも存在感を見せてくれるんだけど、>>続きを読む
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商業映画復帰作だって。
果たして商業作品……とは?w
ゴダールの難しさを醸成する哲学的な引用が影を潜めていたので、他の作品に比べればかなり見やすいのは確か。
これは間違いなく、アラン・サルドとカ>>続きを読む
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ふたりのミニヴァー夫人が、共に凛としていて素敵。
防空壕の中で、子供の寝顔を見ながら珈琲を飲んで、穏やかに会話する夫婦の姿がとにかく印象的だった。
会話のスピードもゆったりとして切迫感を感じさせ>>続きを読む
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東京のシーンで、私の行きつけの新宿の「やんばる食堂」が映り込んだのはテンション上がった\(^o^)/
車オタク向けに作ってないし、
ゲームを知らなくても何の問題もなく楽しめる。
どっちが優れてる>>続きを読む
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ガムくちゃらせジャクソンや後から到着したボスみたいな警察官のように分かりやすい悪人は、やっぱり裁かれて欲しい。
ただ、問題として厄介なのは、潜在的な差別意識の方なんだよな。
ケネス・チェンバレン>>続きを読む
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喧嘩しても夜になれば車ギシギシしてんのいいよねw
とうとう昼間から始めやがったと思ったら、「あら……君たちだったの?」という裏切りは笑った。
いやー、テーマに反して、明るくてエネルギッシュになれる>>続きを読む
歴史というものは勝者の歴史である。
これが世の常。
搾取される側から見る植民地という視点。
「アルジェリア戦争が起こるまで」を描くという時代の切り取り方。
この作品では、勝者の歴史ではなく、アルジ>>続きを読む
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ゴダール作品の難解さって、そのほとんどは哲学的で抽象的な会話にあると思ってるんですよね。
そう考えると、本作はエンゲルスの社会思想の説明を筆頭に、かなり具体的に語られていて、ゴダールの中ではそうとう>>続きを読む
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グルシンスカヤを演じたグレタ・ガルボだけが、妙に舞台演技というかサイレント演技というか歌舞伎。
グランドホテル形式の始祖ということで興味を持ったのだけど、想像以上に最初から完成されていたんだなと驚>>続きを読む
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「自分の道は自分で決めろよ。
周りに決めさせるな。」
LGBTQ差別、黒人差別、ドラッグ、貧困という様々な社会問題に光を当てている作品ではあるものの、メッセージはこの言葉ひとつに集約されてるのだと>>続きを読む
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いよいよアンナ・カリーナの時代が終わって、ゴダールの毛沢東時代に突入。一気にとっつきにくくなる。
ここまでがっつりと主義・思想の映画になってくると、そもそも共感できないゴダールの考え方が、ダイレクト>>続きを読む
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クライマックスの合戦シーンって、「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」のワカンダの決戦の元ネタかと思うぐらい重なるなー。
「敵は我らに跪くつもりはないそうだ」
緊張高まる中で仲間を笑わせた>>続きを読む
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1面から4面、4面から8面にワープして、最短時間を狙ったものですよ。
ワープ土管ってあんな風になってたのね。
こんなにも何も考えずに観れる映画は久しぶり!
小ネタてんこ盛りで、マリオ周辺をプレイ>>続きを読む
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まず、配役がわざとだろってぐらい現実に重ねてきてるのが面白くて、女関係で村からハブにされている東出さんなんて、キャスティングだけでニヤリとしてしまうよね。
映画と現実をまたいだ禊なのか。
先日>>続きを読む
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「ライル!」「アルヴィンか!?」
すぐに声が返ってくるところに感動……
長年離れていても、脳卒中で倒れても、弟の声はすぐに分かる。
あの反応の早さは、ライルも自分の最期がそれほど遠くないことを感じ>>続きを読む
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奥さん強い。強すぎる。
彼女に感情移入して泣けてくる。
手術台にくくりつけられて激しく痙攣している様子を見るのは、なかなか耐えられるものじゃないよね。。
自分の家族だったら……と、想像してしまったが>>続きを読む
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まずこのジャケ写、良すぎんか!?
2020年代から見れば、お世辞にもテンポが良い映画とはいえないのだけど、そんなものは超越してた。
サイコスリラーの元祖だとか、クロスカッティングで言葉を繋いでいく>>続きを読む
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ボニー&クライドを思い出さずにいられない!
ヘイズ・コード時代の真っ只中だからこそ、あれぐらいの表現で済んでるとも言えるし、
ヘイズ・コード時代の真っ只中なのに、これほど責めてるのも素晴らしいとも言>>続きを読む
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最後の一枚の花びらが落ちて、家財道具がただの置物へ戻ってしまうシーンに泣けた。。
ポット夫人に向かって飛び込んできたチップが地面に落ちて粉々になりかけたのを受け止めて隣に置いてあげる優しさ、今思い出>>続きを読む
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魅惑のベルリン三部作も、いよいよ最後の作品。
アバンギャルドな作風に惹かれながらも感じる眠気は、三作通して共通。
とはいえ、物語に頼った映画ではないので、少々眠っても大した問題にならないのが不幸中の>>続きを読む
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役者の使い方が贅沢なのは、さすがのウェス・アンダーソン。
その贅沢使いの中でもマーゴットがとにかく印象的だった。なんと綺麗なシーンなのか。
世界観は安定のウェス印といったところで、コメディの置き加減>>続きを読む
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ヘンリー卿の快楽主義者としての言葉は、確かに魅惑的なものが多いんだよな。
「若いうちに欲望のままに生きるべきだ」
美しいうちに得ることのできる快楽を求めなさいという主張はどこか納得できるし、甘美で>>続きを読む
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クラウチングスタートのために穴を掘っていたのかー。
それを知らなかったから、アメリカのパドックがシャベルを持って彷徨いているシーンは、
「まさかライバルに怪我をさせる工作でもするんじゃ……」と、有り>>続きを読む
「花を摘む」という行為って、「花を殺す」ことと一緒じゃないの?
元々そういう考えが自分にはあって、咲いてる花を適切な方法を取らずに、簡単にプチンと取り上げることには抵抗がある。
冒頭でまさにフッタ>>続きを読む
ジョルジオ・モロダー版を鑑賞。
SF映画の本格的な発展の始まり。
100年前にこの世界観を創り上げるとは恐れ入る。
ブレードランナーのディストピア都市を50年以上も前に先取ってるかのようで、すべて>>続きを読む
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ウェス・アンダーソンの独特な世界観は既に持ちつつ、様式美で魅せるスタイルが確立される前の最後の作品かな。
緊張感ゼロの銃撃戦。
キングズレー(ネッド)ズィスーへの改名問答。
切手を貼った封筒5>>続きを読む
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醤油味やたこ焼き味のプラスチック。
グレープやメロン味のプラスチックバー。
プラスチックOKな世の中になったら、色んな味が発売されるかな。
プラスチックの問題ひとつ取っても、解決策を外に求めるのでは>>続きを読む
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人生で2500本は観ているであろう作品の中でも10本の指に入るほど奇怪な映画だった。
オッティンガーという人は、映画人というよりは画家でありアーティストなので、全てに対して理屈を通す気なんてさらさら>>続きを読む
「僕はあとどれぐらい生きられる?」
「明日までです。」
アイツ、本当に凹んでたよね。とんだ豆腐野郎だよ。
あと、椅子少し低くしてやって。
今年公開、ニコケイ主演の「マッシブ・タレント」内で、「パ>>続きを読む
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アレックスがアル・パチーノに見える瞬間がチラホラ。まつ毛ポ〜ですわ。
もっといがみあったりしながら、仲を深めていって、
「え、これってもしかして……愛?」
みたいな展開になるのかと思いきや、仲直>>続きを読む
4時間半のサイレント。
オールタイムベスト級に主人公の顔が強い。
「ファントマ」や「レ・ヴァンピール」のような連続活劇からの影響を受けているようだけれど、
「レ・ヴァンピール」が演出的に平坦で面白味>>続きを読む
まさかゴーレムがオカッパ頭の泥人形だとはな。
ウィッカーマンとかアイアンジャイアントみたいに巨人ゴーレムの大きさに圧倒されるのかと思いきや、むしろ門の大きさに圧倒されるという。規模的にはハニ丸君ぐら>>続きを読む
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オスカルのちょうど良いムカつく顔いいな〜
彼は本当の両親が分からないのでアイデンティティと呼べるものを持たず、子供のままの姿なので自由な振る舞いができる。
ゆえに、ドイツ、ポーランド、ユダヤのどこ>>続きを読む
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狼と踊る男、蹴る鳥、拳を握って立つ女、風になびく髪、十頭の熊、笑ってる顔……笑ってる顔!?手抜き!
ロバート・レッドフォードの時も同じことを感じたのだけれど、初監督作品でこれだけ表現できるのが素晴>>続きを読む
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オオカミよりも、四つん這いで飯を貪り食ってるそこの生物の方が怖いだろとw
映像体験えぐい!
数年前にスパイダーバースを観た時に
「これが新しい映像体験というやつか!」
と、感嘆したものだけど、>>続きを読む
股間に何かはぶら下げておきたかった少女。
頭部を散歩をさせてあげる至福の時間。
以下ネタバレを大いに含むけど、そもそもネタバレという概念ではなくてむしろ必要知識というものなので、普通に記載します。>>続きを読む