Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Omizu

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ラ・ファミリア(1987年製作の映画)

3.5

【第60回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『特別な一日』などの名匠エットーレ・スコラ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞では作品賞など6部門を独占した。

エッ
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Amerikatsi(原題)(2022年製作の映画)

2.9

【第96回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト選出】
アカデミー賞アルメニア代表として出品され、ショートリストに選出された作品。本作の主演もつとめたマイケル・A・グールジャン監督がソ連の支配下に
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冬眠さえできれば(2023年製作の映画)

3.8

【第76回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
モンゴル映画として初めてカンヌの公式部門に出品された作品。日本では東京フィルメックスに出品され、審査員特別賞と観客賞を受賞した。

これはとてもいい映画。モ
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愛を乞うひと(1998年製作の映画)

4.0

【1998年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
『学校の怪談』平山秀幸監督作品。下田治美による同名小説を原作とし、2000年には漫画化もされた。キネ旬監督賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめア
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Banel e Adama(原題)(2023年製作の映画)

3.2

【第76回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
セネガルのラマタ・トゥレイ・シー監督の長編デビュー作。カンヌ映画祭コンペに入選、メルボルン映画祭ではBright Horizons賞を受賞した。
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.7

マット・デイモン主演ジェイソン・ボーン・シリーズの二作目。監督は『ユナイテッド93』のポール・グリーングラス。

面白かった!一作目に引き続きリアルなアクションと心理ドラマの塩梅が素晴らしい。誰もが言
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Holly(原題)(2023年製作の映画)

3.4

【第80回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『Home』フィーン・トローチ監督作品。学校で発生した火災の際、偶然その日にいなかったがために「奇跡の子」と持ち上げられるいじめられっ子ホリー
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ドレッサー(1983年製作の映画)

3.5

【第34回ベルリン映画祭 男優賞】
同名舞台劇を映画化した作品。監督は『ブリット』ピーター・イェーツ。アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞(アルバート・フィニー、トム・コートネイ)、脚色賞の4部
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フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

4.2

A24特集にて。
これは当たり!マタニティ・ホラーとしてとてもよく出来ている。ピアース・ブロスナンの久々の好演を目にして安心した。

不妊に悩む女性と夫が、業界の権威とされる医師の診断を受けついに妊娠
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運命の逆転(1990年製作の映画)

3.3

【第63回アカデミー賞 主演男優賞受賞】
1980年に実際に起こったクラウス・フォン・ビューロー事件を映画化した作品。アカデミー賞では監督賞、主演男優賞、脚色賞にノミネートされ、ジェレミー・アイアンズ
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The Capsule(原題)(2012年製作の映画)

2.5

【サンダンス映画祭 短編コンペティション部門出品】
『アッテンバーグ』のアティナ・ラシェル・ツァンガリ監督の短編。

さすがギリシャ、よく分からないものばっかつくるなぁ。常人は思いつかない映像表現の数
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ひとりぼっちの青春(1969年製作の映画)

3.9

【第42回アカデミー賞 助演男優賞受賞】
『愛と哀しみの果て』などの名匠シドニー・ポラック監督作品。ホレス・マッコイの小説『彼らは廃馬を撃つ』を原作としている。アカデミー賞では監督賞など全9部門でノミ
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.0

A24特集にて。
劇作家スティーヴン・カラムが自身の戯曲を映画化した作品。インディペンデント・スピリット賞では撮影賞にノミネートされた。出演は『シェイプ・オブ・ウォーター』リチャード・ジェンキンス、『
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.7

【第60回カンヌ映画祭 監督賞】
『永遠の門 ゴッホの見た未来』ジュリアン・シュナーベル監督が、ベストセラーとなった元『ELLE』編集長であるジャン=ドミニク・ボビーの回顧録を映画化した作品。カンヌ映
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

2.9

【第56回アカデミー賞 編集賞他全4部門受賞】
『存在の耐えられない軽さ』フィリップ・カウフマン監督作品。アカデミー賞では作品賞など全8部門にノミネートされ、編集賞、作曲賞、録音賞、音響編集賞の4部門
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隣の女(1981年製作の映画)

3.5

【1983年キネマ旬報外国映画ベストテン 第6位】
フランソワ・トリュフォー監督作品。セザール賞では主演女優賞(ファニー・アルダン)と助演女優賞(ヴェロニク・シルヴァー)にノミネートされた。

隣の家
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ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

5.0

【第96回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
あまりにも素晴らしい…音楽を通して見たアメリカを感動的に描いている
同性愛者、アルメニア人、女性などあらゆる困難に立ち向かう勇気をくれる
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世界の人々:ふたりのおばあちゃん(2023年製作の映画)

3.7

【第96回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
日本語の詳細も出ている(日本語字幕はない)ことから、近日中に日本でも配信が始まると思われる。とりあえず英語字幕で鑑賞。

ふたりのパワフ
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ソルフェリーノの戦い(2013年製作の映画)

3.8

『落下の解剖学』でパルムドールを受賞したジュスティーヌ・トリエ監督の長編デビュー作。カイエ・デュ・シネマ誌ベストテンで10位に選出され、セザール賞では第一回作品賞にノミネートされた。

これはとてもい
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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.5

【第43回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
ジャック・ニコルソン主演、アメリカン・ニューシネマを代表する一作。ゴールデングローブ賞では助演女優賞(カレン・ブラック)を受賞、アカデミー賞では作
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

3.5

【第75回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『リバー・オブ・グラス』ケリー・ライカート監督作品。カンヌ映画祭でプレミアされ、NBRインディペンデント映画賞トップ10ではベストワンに選出された。
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愚か者の船(1965年製作の映画)

3.8

【第38回アカデミー賞 美術賞、撮影賞受賞】
『ニュールンベルグ裁判』スタンリー・クレイマー監督が同名小説を映画化した作品。アカデミー賞では作品賞他全8部門にノミネートされ、白黒部門の美術賞と撮影賞を
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月山(1979年製作の映画)

3.2

【1979年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
『遠野物語』などの村野鐵太郎監督作品。森敦の同名小説を原作とし、アカデミー外国語映画賞日本代表に選出されるなど高い評価を得た。

村野鐵太郎は『遠野
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それでも日は昇る パキスタン 女性たちの行進(2021年製作の映画)

3.5

山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された『夜明けに向かって』の短縮版。NHKオンデマンドで鑑賞。

国際女性デーの集会を成功させようと奮闘するパキスタン女性たちを描いた作品。

今放映される意味は明
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オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.0

A24特集にて。
NBRインディペンデント映画賞トップ10に入選、インディペンデント・スピリット賞では第一回作品賞と撮影賞にノミネートされた。

ある黒人女性の半生を描いた大河ドラマ的な一作。純然たる
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我らが愛にゆれる時(2008年製作の映画)

3.7

【第58回ベルリン映画祭 脚本賞】
『在りし日の歌』などの中国第六世代のワン・シャオシュアイ監督作品。新作『在りし日の歌』も『ホテル』も大好きな作品だったので期待して観た。

結果的にそれらに並ぶほど
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ザ・スチューデント(2016年製作の映画)

3.9

【第69回カンヌ映画祭 ある視点部門フランソワ・シャレ賞】
『LETO』キリル・セレブレンニコフ監督作品。ヨーロッパ映画賞では音楽賞を受賞、ロシア・アカデミー賞であるニカ賞では9部門でノミネートされ助
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エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.9

【第79回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『ザ・スーヴェニア』ジョアンナ・ホッグ監督の新作。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され、NBRインディペンデント映画賞トップ10に選出、インディ
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アース・ママ(2023年製作の映画)

3.8

A24特集にて
バレーボールの元オリンピック選手であるサバナ・リーフの長編監督デビュー作。 NBRインディペンデント映画賞トップ10、インディペンデント・スピリット賞2部門ノミネートなど高く評価された
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

3.4

【第45回カンヌ映画祭 監督賞、男優賞】
『ナッシュビル』などの群像劇の名手ロバート・アルトマン監督作品。カンヌ映画祭で監督賞と男優賞を受賞、アカデミー賞でも監督賞他全3部門にノミネートされた。

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フィル・ザ・ヴォイド(2012年製作の映画)

3.6

【第69回ヴェネツィア映画祭 女優賞】
ラマ・バースタイン監督の長編デビュー作。インディペンデント・スピリット賞でも第一回作品賞にノミネートされた。

厳格なユダヤ教徒一家の娘が結婚をめぐって人生、そ
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田舎の日曜日(1984年製作の映画)

4.0

【第37回カンヌ映画祭 監督賞】
『ひとりぼっちの狩人たち』ベルトラン・タヴェルニエ監督作品。カンヌ映画祭で監督賞を受賞、セザール賞では助演女優賞(サビーヌ・アゼマ)を受賞した。日本でも評価が高く、キ
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虚構の錬金術:セントラ・テック詐欺(2024年製作の映画)

3.0

たまにはこういうくだらないドキュメンタリーも観たくなる。別にオススメはしないけど野次馬的にまぁまぁ面白かった。

ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント(2022年製作の映画)

3.8

【第96回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
日本語字幕あるのに日本版Disney+ではまだ観られないという謎仕様。ヴェネツィア映画祭アウト・オブ・コンペティション部門でプレミアされ
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TASTE テイスト(2021年製作の映画)

3.0

【第71回ベルリン映画祭 エンカウンター部門審査員特別賞】
ベトナムのレ・バオ監督の長編デビュー作。ベルリン映画祭エンカウンター部門に出品され審査員特別賞を受賞、アジア太平洋映画賞では撮影賞とヤングシ
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イザベラ(2006年製作の映画)

2.9

【第56回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
パン・チョーホン監督の長編第5作。ベルリン映画祭コンペに出品され音楽賞を受賞、日本では東京国際映画祭で上映された。

これはちょっと受け付けなかっ
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