Omizu

ライトスタッフのOmizuのレビュー・感想・評価

ライトスタッフ(1983年製作の映画)
2.9
【第56回アカデミー賞 編集賞他全4部門受賞】
『存在の耐えられない軽さ』フィリップ・カウフマン監督作品。アカデミー賞では作品賞など全8部門にノミネートされ、編集賞、作曲賞、録音賞、音響編集賞の4部門で受賞した。

長かった~『アルマゲドン』みたいな宇宙ものだと思ってみると肩透かしかも。「ライトスタッフ(正しい資質)」をめぐる人間ドラマ、と言った方が正しい気がする。

そのテーマ設定はよし、なんだけど編集がおかしい。なぜそこを切ってここを伸ばした?という連続。面白くなる一歩手前で引き返すみたいなことをずっとやっている印象。

撮影や特殊効果は素晴らしい。この時代にどうやって撮ったんだろうという映像には魅せられる。

キャストも好演している。ただ、キャラが立っているのが数人しかおらず、見分けがつきにくい。同じような髪型だし。

技術面では素晴らしい成果を上げている立派な映画だと思ったが、絶望的に面白くない。重厚な描写というより単に長ったらしいだけ。これに編集賞あげちゃうのは違うと思うな。音響や作曲はよかったけど。
Omizu

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