Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Omizu

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渇望(1949年製作の映画)

3.1

ベルイマンの初期作品。脚本は『夏の遊び』でもタッグを組んだヘルヴェット・グレヴェーニウス。

ベルイマン作品にしては脚本が整理されていなく散漫な印象。脚本がベルイマンじゃないということが大きな要因だろ
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ジュリア(1977年製作の映画)

4.0

【第50回アカデミー賞 助演男優賞他全3部門受賞】
『地上より永遠に』フレッド・ジンネマン監督が作家リリアン・ヘルマンの自伝的短編集の中の一篇を映画化した作品。アカデミー賞では作品賞など全10部門11
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シルクウッド(1983年製作の映画)

3.8

【第56回アカデミー賞 監督賞他全5部門ノミネート】
『卒業』マイク・ニコルズ監督がカレン・シルクウッド事件を映画化した作品。ゴールデングローブ賞ではシェールが助演女優賞を受賞、アカデミー賞では監督賞
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Lifeboat(原題)(2018年製作の映画)

3.5

【第91回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
海を渡り国境を越えようとしてくる難民たち、彼らを受け入れる団体を追った作品。

過不足なく短編ドキュメンタリーとして成り立たせている。難
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勇気ある追跡(1969年製作の映画)

3.7

【第42回アカデミー賞 主演男優賞受賞】
ジョン・ウェインが念願の主演男優賞を受賞した西部劇。アカデミー賞では歌曲賞にもノミネートされた。2010年にはコーエン兄弟によって本作のリメイクである『トゥル
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VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.0

【シッチェス映画祭2022 コンペティション部門出品】
『ナイトメアは欲情する』クリスティーナ・ブオジーテ&ブルーノ・サンペル監督のリトアニア映画。シッチェス映画祭コンペに選出、ブリュッセル国際ファン
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カンゾー先生(1998年製作の映画)

3.7

【1998年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
『うなぎ』今村昌平監督が坂口安吾の小説『肝臓先生』を映画化した作品。カンヌ映画祭で特別招待作品として上映、国内でも柄本明、麻生久美子が数々の賞を受賞
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The Monk and the Gun(原題)(2023年製作の映画)

3.3

【第96回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト選出】
ブータン映画として初めてアカデミー賞にノミネートされた『ブータン 山の教室』のパオ・チョニン・ドルジ監督作品。バンクーバー映画祭で観客賞を受
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グローリア!(2024年製作の映画)

3.0

【第74回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
シンガー・ソング・ライターとしても活躍するマルゲリータ・ヴィカリオ監督の長編デビュー作。ベルリン映画祭コンペに選出された。

うーん、プロダクショ
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.5

【第31回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
ジャック・タチ監督の代表作。カンヌ映画祭審査員賞を受賞、アカデミー外国語映画賞も受賞した。ジャック・タチ自ら演じるユロ氏というキャラクターが日本に紹介された
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アヴェ・マリア(2015年製作の映画)

3.0

【第88回アカデミー賞 短編実写映画賞ノミネート】
カンヌ映画祭短編コンペに出品された。フランス、ドイツ、パレスチナの合作作品。

静かな修道院に訪れたある家族が巻き起こす騒動をシュールに描いている。
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僕はうまく話せない(2015年製作の映画)

3.5

【第88回アカデミー賞 短編実写映画賞受賞】
マハーシャラ・アリの『スワン・ソング』を手掛けることになるベンジャミン・クリアリー監督の短編。アカデミー短編実写映画賞を受賞した。

吃音の青年が、アプリ
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シャイン(1996年製作の映画)

3.2

【第69回アカデミー賞 主演男優賞受賞】
『ヒマラヤ杉に降る雪』スコット・ヒックス監督が実在のピアニストデイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた伝記映画。アカデミー賞では作品賞他全7部門でノミネートさ
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ちょっと吐くね(2023年製作の映画)

3.3

ぴあフィルムフェスティバル2023入選作品
うーん、他の方も言っているように分かるような分からないような…
拒食症の女性二人がトイレで出会う、という話なんだけど、ラストに詰め込みすぎた感がある。
着眼
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.5

【第75回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『イカとクジラ』などに出演した俳優オーウェン・クラインの監督デビュー作。カンヌ映画祭監督週間に出品、NBRではインディペンデント映画トップ10にも選出された。
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純愛物語(1957年製作の映画)

3.8

【第8回ベルリン映画祭 監督賞】
『武士道残酷物語』などの名匠・今井正監督作品。ベルリン映画祭に出品され監督賞を受賞、キネマ旬報日本映画ベストテン第2位にも輝いた。今井正は同年『米』も監督し、キネ旬日
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オスロ、8月31日(2011年製作の映画)

4.0

【第64回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
『テルマ』ヨアキム・トリアー監督の長編二作目。『リプライズ』『わたしは最悪。』を合わせて「オスロ三部作」と呼称される。ノルウェー・アカデミー賞であるアマンダ
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サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

1.0

【シッチェス映画祭2022 コンペティション部門出品】
『アルカディア』ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督の新作。シッチェス映画祭に出品され、サンダンス映画祭NEXT部門にも出品された
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St. Louis Superman(原題)(2019年製作の映画)

3.7

【第92回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
トライベッカ映画祭で上映、アカデミー賞にもノミネートされた短編ドキュメンタリー。ラッパー出身の活動家ブルース・フランク・ジュニアを描いた
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タイムコード(2016年製作の映画)

3.5

【第89回アカデミー賞 短編実写映画賞ノミネート】
第69回カンヌ映画祭で短編パルムドールを受賞、アカデミー賞にもノミネートされたスペインの短編コメディ。

この映画を魅力的なものにしているのはダンス
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KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

3.8

【1995年キネマ旬報日本映画ベストテン 第8位】
『金融腐蝕列島〔呪縛〕』などの原田眞人監督作品。キネ旬日本映画ベストテンでは第8位に選出された。インターナショナル・バージョンで鑑賞。

素直に面白
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.2

【第78回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』で一気に注目を集めたアナ・リリー・アミールポアー監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品されサウンドト
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シクロ(1995年製作の映画)

3.4

【第52回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『青いパパイヤの香り』トラン・アン・ユン監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され金獅子賞を受賞した。

うーん、トラン・アン・ユン監督ちょっと合わないかも
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ハンカチのご用意を(1978年製作の映画)

3.1

【第51回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
『美しすぎて』ベルトラン・ブリエ監督のヒューマンドラマ。『シラノ・ド・ベルジュラック』ジェラール・ドパルデューが出演している。フランス代表として出品されアカ
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鉛の時代(1981年製作の映画)

3.8

【第38回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『ハンナ・アーレント』などのドイツの巨匠マルガレーテ・フォン・トロッタ監督作品。長編三作目にしてヴェネツィア映画祭で最高賞を受賞した。

鉛の時代とは、国家や
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利休(1989年製作の映画)

3.7

【1989年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
『砂の女』勅使河原宏監督が野上彌生子の小説『秀吉と利休』を映画化した作品。ベルリン映画祭フォーラム部門に出品されC.I.C.A.E.賞を受賞、キネ旬
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.0

【第75回アカデミー賞 撮影賞受賞】
『アメリカン・ビューティー』サム・メンデスがマックス・アラン・コリンズのグラフィック・ノベルを映画化した作品。アカデミー賞では助演男優賞(ポール・ニューマン)など
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コン・ティキ(2012年製作の映画)

3.3

【第85回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』の監督に抜擢されたヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ監督作品。ノルウェー映画として当時最高の制作費
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.3

【シッチェス映画祭2022 コンペティション部門出品】
『ビバリウム』で注目されたロルカン・フィネガン監督の作品。シッチェス映画祭のコンペで上映、日本公開もされた。

長編三作目となるフィネガン監督だ
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.4

【1964年キネマ旬報外国映画ベストテン 第2位】
フランソワ・トリュフォーがアンリ=ピエール・ロシェの小説をもとにしてつくられた一作。英国アカデミー賞で主演女優賞(ジャンヌ・モロー)にノミネートされ
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La diagonale du fou(原題)(1984年製作の映画)

3.6

【第57回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
リチャード・デンボ監督によるスイス映画。アカデミー外国語映画賞を受賞した他、セザール賞第一回作品賞も受賞した。

ミシェル・ピコリ、リヴ・ウルマンというスタ
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Hunger Ward(原題)(2020年製作の映画)

3.5

【第93回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
イエメンの飢饉に直面した病院に取材した短編ドキュメンタリー。アメリカ国内映画祭で複数受賞を重ね、アカデミー賞にもノミネートされた。

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フットノート(2011年製作の映画)

3.6

【第84回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『ボーフォート レバノンからの撤退』ヨセフ・シダー監督のイスラエル映画。カンヌ映画祭コンペに出品され脚本賞を受賞、アカデミー外国語映画賞にもノミネート
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.7

【第70回カンヌ映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品】
『戦場のピアニスト』ロマン・ポランスキー監督×『夏時間の庭』オリヴィエ・アサイヤス脚本の作品。カンヌ映画祭アウト・オブ・コンペティショ
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リタと大学教授(1983年製作の映画)

3.4

【第56回アカデミー賞 主演男優賞他全3部門ノミネート】
『アルフィー』ルイス・ギルバード監督が舞台劇を映画化した作品。アカデミー賞では主演男優賞(マイケル・ケイン)、主演女優賞(ジュリー・ウォルター
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Four Daughters(英題)(2023年製作の映画)

3.6

【第96回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
『皮膚を売った男』カウテール・ベン・ハニア監督の新作。カンヌ映画祭コンペに出品されドキュメンタリー映画賞を受賞、アカデミー長編ドキュメン
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