kouseiさんの映画レビュー・感想・評価

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スマイル(2022年製作の映画)

3.4

トラウマをテーマとしたホラー映画

驚くような展開はあまり無かったが、狂気に満ちた笑顔は後に引く恐ろしさがある。
ただ、もっと主人公に対して不気味に微笑む描写が欲しかった。その点ではだいぶ前に見た「ト
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.2

レイシスト達の地獄の1日…

最初の会合からスーパーに至るまで、永遠と多文化主義の否定・人種差別話を聞かされる。
冒頭は悪口で盛り上がり仲を深める女達を軽蔑した目で観ていました。

スーパーでのアジア
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

シリーズ4作目
報復の旅へ

ジョンウィックシリーズもいよいよ4作目
本作は169分の長尺で、飽きなかった…とはいえなかったが、全体的には満足。

舞台は大阪のコンチネンタルから始まり、相変わらずいか
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

森田剛が失うものがなにもない「無敵の人」を演じ切っています。
憎しみに憎しみを重ねた殺しの連続シーンは心の底から恐ろしさを感じる。
なにを考えているか分からない無表情さ。
同情の余地もないほどのサイコ
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空白(2021年製作の映画)

4.2

"折り合い"の付け方

吉田監督の重厚なヒューマンドラマ。
一つのひき逃げ事件をきっかけに、様々な人の人生が揺らいでいく。
古田新太を始めとしたキャスト陣の圧倒の演技力で作品全体にリアリティが生まれて
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

嫉妬が狂気へ

割と王道なスラッシャーホラーで驚きました。
田舎町・若者・ポルノ・ガソリンスタンド
80年代ホラーにあるべき要素が全て詰まっています。
ゴア描写も結構凝っていて良かったです!

本作の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

MIシリーズ最新作!!!

上映時間3時間とは思えないほどのテンポの良さとスピード感はありました!
ただ、MIシリーズを観てきたからこそ、今作が物足りない。間違いなくスリリングでミッションインポッシブ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.4

不幸渦巻く闇の村

冒頭から「能」のシーンから始まり、奇妙な空気を全面に感じられる。
世間から雲隠れしているように、霧がかかる閉鎖的な村。田舎の闇を凝縮させたような設定は凄く刺さりました!

キャスト
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呪詛(2022年製作の映画)

3.8

冒頭いきなり祈りをテーマとした簡易なテストのような物を視聴者に仕掛けてくる。
その後、とあるマークを覚えさせるために10秒の時間を使う。この時点で今までのホラーとは違う、ただならぬ雰囲気を感じました。
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.3

MIシリーズ第6作目!

アクションに磨きをかけた超大作!
何度ワクワクさせれば気が済むんだと言わんばかりのエキサイティングなアクションは見事。
ヘリにしがみつき、操縦までしてしまうトムの尋常じゃない
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

MIシリーズ第4作目

衝撃的な飛行シークエンスから物語が始まる。
これをCGなしで生身のまま演じるトム・クルーズはハンパない!
撮影中に亡くなってしまったというニュースは聞きたくないので、程々にして
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.2

MIシリーズ第4作目

作を重ねるにつれて進化し続けるスパイ道具から目が離せません。
クレムリンでのプロジェクターで奥の風景を映し出し、ジリジリと進んでいく場面は特に好き。その時のサイモン・ペッグが印
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.0

MIシリーズ第3作目
家庭とスパイの両立は難しい。

いつの間にか居なくなったナイアは気になりましたが、2作目より大分良くなっています。
二転三転する展開の中に、丁度いいバランスでド派手アクションを繰
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.4

MIシリーズ第2作

衝撃的な飛行機シーンから物語が始まる。
アクションは1よりも多かった。アクションに力を入れすぎたせいか、物語が薄くなっていて、駆け引きや重厚さは無くなっていたのは残念。
製薬会社
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.1

MIシリーズ第1作

新作公開に合わせて鑑賞!
完璧な導入から物語に引き込む力強さを感じる。
スタイリッシュでハンサムなトム・クルーズのアクションは最高!列車のワイヤーアクション、トンネルに突っ込むヘ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

「search」「アンフレデッドシリーズ」ならではの、ネットを駆使して展開していく作品の面白さが本作にもしっかりとありました。
通知音などの聞き馴染みのある音、緊迫感を煽るようなサウンドによって画面に
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.6

犯罪を未然に防ぐ完璧なシステム
そのシステムには重大な欠陥があった…

スピルバーグ監督作品。
厨二心を弄られるほどのSF要素。トム・クルーズがモニターを操作しているシーンは、つい真似したくなる程のカ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.6

ラブストーリーに記憶喪失というSF要素が混ざった作品。
陳腐なラブストーリーとは違い、ストーリーがよく出来ていて、恋愛映画苦手な人でも楽しめます!

多層的に広がる記憶世界を行ったり来たりする場面は、
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

文化に勝るものはなし!

あまりの評判の良さに「これを見逃してはならない!」という本能が働きIMAXで鑑賞!
3時間の上映時間に不安はありましたが、始まったら時間を全く気にさせないほどの疾走感。「トッ
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.2

厨二病が考えたような雑なストーリーにはあまり面白さを感じられなかったが、近未来の世界観には目を惹かれるものがある。
いかにもな未来を感じさせる世界観なのに、所々に現代の日常要素を入れていることで、分か
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

養子を迎えた夫婦、産んだ親のそれぞれのストーリーを別々の視点で描いた複雑で重い作品。時系列を遡り、色々な角度から展開していくので、物語が進むにつれ最初に抱いた印象がガラリと変わっていきました。
産みの
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

守るのか隠すのか…
日本社会の闇に大きく切り込んだ作品。

本作は現実で起きた問題に準えながらテーマを扱っています。そのせいか妙に心親近感があり、登場人物に深く感情移入してしまう。
真実を暴く内調と新
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

東西冷戦下でソ連とアメリカのスパイが協力するというぶっ飛んだストーリー。
裏切り、駆け引き、アクション、スパイ映画としての面白さはありながら、ややこしい関係の国同士のスパイがコンビを組むという設定が良
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.4

豪華キャストが織りなすブラックコメディ作品。

レオナルド・ディカプリオを始めとした豪華キャスト陣が大集結!キャスト一覧を見るだけでも、ネトフリがこの作品にどれだけの力を注いでいるかが分かる。

本作
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

ナイブズアウトシリーズ第2弾!

箱の謎解きから始まるオープニングからワクワク感。
いつデスゲームが始まってもおかしくない雰囲気が途中まではありましたが、あっさりとその流れを断ち切るブランは最高でした
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

戦後のシベリア抑留者を描いた戦争映画。

全編史実に基づいているので盛り上がりの起伏が少なく、淡々と展開されていきます。しかし、人間が持つ底の力や生き抜いた先にある愛の力がエモーショナルに描かれている
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

1人の少年の成長を描いた90年代が舞台の青春映画。
男ならではの友情の美しさをシンプルに愛を込めて描かれていて、キャラクター、ロケーションだけでなく、映像のサイズや画質の粗さから90年代を感じ取れます
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

最高のひとときを…

何て悪趣味な料理だ!
次々と出される料理がサイコで溢れている。一つ一つの料理にはメッセージが込められているが、危険すぎてそんなこと気にしていられない。

シェフが両手をパァンと叩
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

"老い"からは逃れられない。

設定も良いし、テンポ感も良かった。次々とストーリーが展開されていくので退屈はしなかった。
目が見えなくなったり、また片耳が聞こえなくなむたりする場面をセリフで表すのでは
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ホリデイ(2006年製作の映画)

2.8

だいぶ早めにクリスマス映画を鑑賞。

二つの恋愛を展開していく映画でしたが、どちらも少し内容が薄く感じる。それに加え112分という長さで退屈な部分も多く、途中で飽きてしまった。特にキャメロン・ディアス
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.7

気持ちいいくらいに気持ち悪い
サム・ライミ監督80年代の名作ホラー!

地面を這いつくばる斬新なカメラワークを冒頭だけでなく全編を通して多用している。
また、プレゼントを渡すやり取りでは、目をアップに
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.3

ディスりは愛の裏返し
土プレにて鑑賞。

キャラクター設定などがクセありまくりですが、世界観がアホくさすぎて逆に違和感がなくなっている。
ガクトの格付けチェックを模したシーンや全方位に喧嘩を売りまくる
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

未来へ舞う1人の少女の物語

自分の決めた未来に向かって突き進んでいく、クリスティンを観ていると自然と勇気が湧いてくる!
本作の見所は母親と娘の関係性にある。母と娘の思い描く未来のズレ、娘の変化によっ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

お馴染みの湯川と薫の二人が帰ってきた!
二人の掛け合いは懐かしさを覚えると同時に、湯川の相棒は内海しか似合わないことを証明しています!

被害者である佐織の人生を、華やかな歌唱とともにダイジェストで映
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フューリー(2014年製作の映画)

3.7

一般市民を巻き込む戦争の残虐性が全編で描かれている。
そして、ノーマンという純粋なキャラクターを通して、人を殺すとはどのようなことかを伝えています。一度引き金を引いたら後戻りはできない。徐々に救いを乞
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

ジョーダンピール最新作!

大好きなジョーダンピールでハードルを上げすぎたためか、少々期待外れでした。
メタファーや裏テーマなどが深く存在するのがジョーダンピール作品の特徴。過去2作のホラー作品は、そ
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