このレビューはネタバレを含みます
二本立て!
①『胸騒ぎ』
イタリアで知り合ったオランダ人一家とデンマーク人一家。
同じ年頃の子供ありって共通点もあり、ぐっと親しくなる。デンマークのオレんちに泊まりにおいでよ、と誘われて家族でホイ>>続きを読む
強めのホラー演出(かなりグロめ)はあるけれど、バンドツアーのロードムービーとも言える映画になっていて、面白い。
バンドものだと欠かせないのが、トラブルメーカーとアクシデント、そして夢の舞台。
ステッ>>続きを読む
レストラン閉店最後の日。
店内はシェフの家族や馴染み客、一般客で賑わっていた。
次第にみんなの関係性やなぜ閉店するのかも見えてくる…。みんなも複雑な人生をそれぞれ抱えてる、でもこの一晩を慈しもうとい>>続きを読む
オラフ・イッテンバッハ監督作。
黒鳥が空から山へ落下
→山から道路へ落石
→囚人護送車と医師の車の向かい合わせ事故
っていう、ありがたくないわらしべ長者連鎖が起きる。
生き残った囚人4人は医師を人質>>続きを読む
もろ横溝正史の映画の世界かと思った。
登場人物がみんな人怖で気持ち悪いぞ(褒めてます)
お爺がいちばんキモい!
ドクターマモーみたいなキモさ。
そして鬼太郎の父さんがイケメンヒーローみたいに見えてびっ>>続きを読む
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黒沢清監督『蛇の道』の続編。
あの新島は生きる意味を失くしていた。
旧友だと名乗る男の会社にヘッドハンティングされ、言われるがままハンコ押しマシーンとなるのだが、いつのまにか無軌道な暴力行為に手を染>>続きを読む
黒沢清監督セルフリメイク公開を控えたオリジナル版の方。
脚本は高橋洋。
幼い娘をレイプされ惨殺された男、宮下。
その復讐を手助けする男、新島。
復讐劇なのにホラー映画みたいな演出。
振り下ろした鋼と>>続きを読む
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序盤の娘のハナと父親の巧がしんしんとした森の中を果てしなく歩くシーン、音楽の挿入・停止の間合いや映像のカットがちょっと不気味すぎて怖い。。
なので、町民と都会から進出してきたグランピング開発業者とが>>続きを読む
,₍^- -^₎,~ (デジタルリマスター版観れたので、前のレビューと一緒だけど上げ直します)
グリゾンには水底に沈んだ村がある
村のあった谷間をダムにしてしまったから
暑くて乾いた夏には沈んだ>>続きを読む
ガラスケースに入っていたうさぎの人形が動き出す始まりから、シュヴァンクマイケル監督のイマジネーションが爆発。
実写にストップモーションがミックスされてるのがまた幻想っぽい。
シュヴァンクマイケルのアリ>>続きを読む
アガタという別荘で男と女が語りあう。
冬の暗い光に照らされ、曇った窓から見える海辺。
二人は兄と妹。
女性は愛しながらも別れを決意しているようだ。
ほぼ二人の姿は映さず、建物とそこで流れる会話。
ま>>続きを読む
かつて除霊士だったローズは、
妻の亡霊に悩む男性マーティンから娘の様子がおかしいと助けを求められる。
娘は悪魔と契約した一発屋ロックスターの生贄として狙われていたのだった。
生贄から逃れるには亡霊の>>続きを読む
ハンガリーホラー。
怪奇で神秘的雰囲気を持ちながら…
意外とアクロバティックな見せ方だったり、爆発や火炎などド派手演出も併せ持つ映画で意表つかれる。
遺体と遺族の家族写真を撮ることを生業として、村か>>続きを読む
彼氏と初体験した女子高生がその次の日になぜか産気づき、出産したらエイリアンが出てきちゃった!という話。
もちろんそのエイリアンは凶暴なやつで、行く先々が血の海と化してしまう。
ルックスはカエル?蜘蛛>>続きを読む
映画草創期時代、映画に情熱を傾けた人たちの物語。
建物が壊れたり身ぐるみ剥がされたりのこてこてスラップスティックコメディ要素もあって驚く。
ニッケルオデオンとはかつてアメリカの5セントで入場できる映>>続きを読む
石井隆監督のサイコサスペンス。
天使のはらわたから続く、これもまた名美の映画。
今回村木の名前はちらっとだけ。
売れっ子女優の名美は新しい映画を撮っていた。
その映画の役名は鏡子といって、夫の不倫に>>続きを読む
二児の母である主人公が理由も無く不安に襲われ、日常生活を今まで通り送れなくなっていく姿を描く。
もっとニューロティックなスリラーなのかと思ってたらちょっと違う。それもそのはず鬱病を患った原作者の手記を>>続きを読む
仲良し敬虔なクリスチャン一家。
ボーイスカウトの隊長で子煩悩、尊敬できる父を持つ息子が主人公。
ある日、こっそり借りた父の車で偶然見つけてしまったポルノ写真。しかも緊縛されてる強烈なやつ!
親の秘密の>>続きを読む
『リトル・ジョー』のジェシカ・ハウスナーの過去作。
多発性硬化症による全身麻痺で車椅子生活を送るクリスティーヌ。
彼女はルルドの泉へのツアーに参加するが、道中、奇跡的に麻痺が治り歩けるようになる。>>続きを読む
イラつく奴らを銃で私刑してくロードムービー。
主人公はいわゆる無敵の人。
でもイカレた発言や行動はなくて、殺しで快感を得るタイプには見えない。獲物を実に淡々と血祭りにあげていく。
ターゲットは映画館で>>続きを読む
『わたしを離さないで』(これじわっと好きな作品)のマーク・ロマネク監督の過去作。
両親の事故死が心の傷となった青年。彼が発明したのは天国が見えるモニターだった。
その頃ちょうど都会で成功した幼馴染の女>>続きを読む
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クローン作るとことか性的なシーンはドラッグムービーみたい(実際、幻覚剤も出てくる)
島の美しい風景も含めて魅惑的な映像力。
全編彩る強烈なバイオレンスと悪意。
妻と共に島を訪れた主人公は飲み込まれてゆ>>続きを読む
12年ごとに再会する男女。
24年経ち、再びニューヨークで再会を果たした二人に去来する思いとは。
ソウルで暮らす12歳の同級生ノラとヘソンは両思いだった。
その12年後、ニューヨークとソウル離れて暮>>続きを読む
『オーメン』の前日譚として相応しい禍々しい物語。
いくつかの場面では『オーメン』の一作目と重なるイメージがあり…
このフラッシュバックに、もしやこれは『オーメン』の焼き直しなんだろうかと思っていたら、>>続きを読む
オススメされて観たんだけど、自分の好みど真ん中な映画だった!
森で娘と暮らす夫婦。
狡猾な狼を狩るために森へ赴いた夫が森で見つけてしまった恐ろしいもの。
そして、夫不在の小屋で待つ妻と娘に迫るものとは>>続きを読む
絆で結ばれた三人がガッツリ新事件に暴れるのかなと思ってたら、今回はなんと核戦争後の世界。
正直あんまり世紀末感あるセットには見えないような。
将軍はクーデターを起こし軍事政権で世界を牛耳ろうと目論ん>>続きを読む
コーネル・ウールリッチの『命あるかぎり』が原作。
マルタはヘルムートに急速に惹かれ結婚する。
しかしヘルムートはマルタが苦しむ姿を愛するサディストだった。
ヘルムートはマルタのものをひとつひとつ奪っ>>続きを読む
洒落じゃなく朝から晩までご飯作ってる。
手抜きは許されないので、めちゃくちゃ時間がかかる。飯は釜から炊く。粉は挽く。
でも美味しそう。。
ご飯を作る過程をクローズアップで見せてくれるので…。
お見合>>続きを読む
これもヴァカンス映画🤍
三人の男たちが孤島で行方不明になった。
これは漂流していたフィルムに残された記録映像で、孤島の様子を撮影したものである。。
ボートが故障し、上陸した謎の島。。
謎の鉄仮面集団>>続きを読む
愛の不毛を爽やかなタッチで描く佳作。
アメリカの大学で学ぶイギリス人留学生アンナは、同級生のジェイコブと恋に落ちる。
その後、学生ビザのルールを破ったせいで不法滞在と見なされ、アンナはアメリカに再入>>続きを読む
深夜の高校に忍び込んだ学生たちが次々と絞首刑に遭うPOVホラー。
後ろから西部劇の投げ縄みたいに縄が飛んできて、がばーっと突然吊るされる。
オチにひとひねりあり。
脱出口を探す過程に隠し部屋みたいなと>>続きを読む
皇帝の血をひく赤ん坊を次々と拉致し、暗殺者にしようと目論む悪の集団。
その手先サン(ミシェル・ヨー)、そして赤ん坊拉致の犯人を負う賞金ハンターのチャット(マギー・チャン)。
悪を追うワンダーガール(ア>>続きを読む
あの時違う選択をしていたら…、15秒でもタイミングがずれていたら…もしかしたら違う人生を生きていたのかもしれない?
選択や偶然のタイミングのずれなどによって違う分岐を辿るジュリアの人生がドラマチック>>続きを読む
切り取りは同じなのに時系列を逆さにするだけでこんなに印象が違うとは。
straight cutは順再生。
事の顛末を順通りに追っていて、復讐へフォーカスしたドラマに思えた。
その復讐もまたチグハグで>>続きを読む
実は本題の少女誘拐事件よりも、主人公であるコン刑事とキム導師の事件のその後を描いたドラマがものすごくよかった。
このふたりを演じるのがキム・ヨンソクとユ・ヘジン。もともと好きな役者さんだったけど、ふ>>続きを読む