ayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

セッション(2014年製作の映画)

4.5

鬼教官の人権無視した罵倒も、粛正され統制された宗教団体のような楽団も、極限まで狭まった視野で一芸だけを突き詰める毎日も、安穏とした家族や恋人にイライラする気持ちも、果ては交通事故を起こすまで追いつめら>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

心を盗られた男とパスポートを盗られた男。
それを盗られると「どうしようもない」ってもの。
大変だ。

中華と南米という、かけ離れすぎている2つが混在する世界は、色彩も人相も音も、全てがちぐはぐなんだけ
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

3.2

ハリウッド的二次創作? になるんだろうか。
大掛かりなパロディ。
にやにやしながら最後までサラリと見られた。

口喧嘩とか捨て台詞のいちいちがパンチ効いていて好きです。
一番好きなのは最終ラウンドに送
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

2.5

犬神家、スケキヨ。
字面、発音だけでおどろおどろしさを出せる横溝正史ってすごい。。。

白塗りのマスク、突き出た二本脚。
歴史に残る演出をしてのけた市川昆もすごい。。。

おぞましい事件なのに、背景は
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.5

赤線で強く生きる女たちを描いた作品ではなく、
赤線に堕ちた女の裏には、クズ、ぼんくら男あり、ってのをあぶり出した作品なのでは?

好きで赤線にいるわけじゃない。
強い女だから赤線で働けるんじゃない。
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トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

2.0

見た記憶を消し去りたい映画、という言葉がこんなにも当てはまる映画はない!

役者さん、演技、その他もろもろ、映画としては素晴らしくてめっっっちゃ楽しめた。
でも、、、脚本とキャスティングがここまで壊滅
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海と毒薬(1986年製作の映画)

1.5

神なき日本人、と言われてもピンとこない私はまごうことなき日本人なんでしょうね。
捕虜を人体実験できるのは神を信じていないから、と言われてもピンとこないんですから。
ただ、遠藤周作はだから日本人はダメと
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カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わっても何がなんだかわからない映画とか本ってありますけど、この作品はその手のものとは違う、というのが私の感想です。
たしかに「謎」は解き明かされはしませんけど、タイトルに「謎」と付けられた意図は充
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.8

MCU好きだし、カンバーバッチも好きだし、公開が楽しみで仕方がなかった。
いざ劇場で観ると、その期待とは違う方向で感嘆した。

これまでどんなに映像技術を見せられても「つくりもの」感がぬぐえなかったの
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.5

偶然にもBSの放送に出くわして見始めたのですが、最後まで見てしまいました。
とは言ってもさすがに50年以上も前の作品なので、退屈だし陳腐と感じてしまうシーンのオンパレードでしたが、ある女性を速撃ちで助
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

2.0

小学生が書いたパロディ作品かな??? なんて失礼な印象で終わった。。。
人気作の続編だからといって、ここまで小ネタ? が出てくると。。。
脚本というかネタ帳が古すぎじゃないですかね。。。

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

5.0

私は映画をほとんど見ないんですけど、素敵な映画愛を見せてもらえました。

感動ものの大作とか、切なすぎるラブストーリーとかを見ると、心がもたないので見ないんだけど、この作品はそんな私にぴったりでした。
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUシリーズを片っ端から見ています。
現代のハルク、アスガルド神話を交えたソー、そして一昔前のキャプテン・アメリカと、ヒーローごとに時代設定がいろいろあってどれもおもしろいのはすごい。

見終わって
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.2

普通におもしろかった。
兄弟故に近すぎる故の愛憎劇は鉄板です。
ソーの成長がとてもわかりやすくて、見ているうちに愛すべきヒーローになっていくし、ヒールとしてのロキの気持ちもわかるからただの勧善懲悪じゃ
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

MCUシリーズ? 詳しくはないですけど、2作目に当たるらしい。
これ以降、アイアンマンがヒットしてシリーズの名が売れていくんだろうけど、このハルクの名前はそんなに聞かない。
アヴェンジャーズを見ていた
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

アニメという体裁で、社会問題を描くっていうスタイルが大キライです。
なぜなら、すごく一方的でひとりよがりな主張にしか見えない作品が多いからです。
ある差別を訴えながら、返す刀で別の差別を平気でしてしま
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ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

4.0

高層マンションを例に、階級社会、現代社会(と言っても1970年代)のもろさを描いた作品、という認識でいいんでしょうか。
ひたすら描かれるのは酒、SEX、暴力、そしてドラッグとタバコ。
どれだけ階級が高
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.0

[2回目]2022.04.14
本作も感想変わらず!

[初回]2016.08.07
育った環境を表現しているんだろうけど、親戚がひどい目に遭う度に卑屈きわまりない笑いを浮かべるハリーが悲しい。。。親
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.0

[2022.04.09]2回目
マッツ・ミケルセン目当てで『ファンタスティック・ビースト』を見るために復習。
初めて見たのが6年前とは、、、
感想は変わらず。

[2016.07.31]初回
ジョン・
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

-

「まごころこめておどかします!」って設定もお話も最高!
なんだけど、どうしてもどうしてもモンスターのデザインが気持ち悪くて、人間の女の子が顔を歪ませて泣いた瞬間に停止ボタンを押してしまった。。。
モン
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キック・アス(2010年製作の映画)

4.5

ヒーロー映画の矛盾というか、ご都合主義を皮肉った、アザータイプのヒーロー映画なのかな。
一番強いのが、ムキムキマッチョな青年じゃなくて、小さな女の子だもんね。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

2.5

テレビシリーズのファンサービス映画かな。
でもそれだけじゃなくて、『SHERLOCK』ファン、というよりもシャーロキアンさんたちをニヤリとさせるネタもいっぱいあったみたい。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャーロック・ホームズならテレビで見たことあるよ、くらいの認識なので、おじいちゃんになったホームズをスクリーンで見てがっかりすることはなかった。
かの名探偵も、晩年は田舎に隠居し、物忘れと闘う毎日、と
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