コムギさんの映画レビュー・感想・評価

コムギ

コムギ

トラペジウム(2024年製作の映画)

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サイコパス女が東西南北から美少女を集めてアイドルデビューを目指す、青春映画の皮を被った何か。自分のことしか考えてない主人公にも、ふわっとした理由で集められた仲間にも、応援したい気持ちが全く湧いてこない>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

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清原果耶がかわいい +100億点くらい。
台湾過去パートの二人の時間が尊すぎて死ぬかと思った。4歳年上のアミに振り回されるジミーがよすぎる。
対して日本パートの段取り感とか、あの結末とかは全然好きにな
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

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リバイバル上映で初鑑賞。
はー…良すぎてなにも言えない。
バジュランギの正直さと、旅の道中で出会う人たちの優しさに中盤から涙止まらなくてこまった。
ラストの展開は予想通りだったのに大号泣。あれはずるい
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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始まってすぐにあーこれ合わないやつだーってなったけど、住民説明会のところから急にめちゃくちゃおもしろくなってそこから釘付けだった。
ユーモアな会話劇もありつつも妙な緊迫感があって、どこへ連れて行かれる
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

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おぅ…これはちょっと、想像よりもだいぶ生々しくて悲惨でキツかった、
これが現地で撮影され編集されて日本まで届けられているというのがすごい。
めちゃくちゃしんどかったけど観てよかったな。

こういうこと
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成功したオタク(2021年製作の映画)

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推していたアイドルがある日犯罪者になってしまった人達のインタビューを集めた韓国のドキュメンタリー。
怒っている人、許した人、応援していた自分も加害者なのではと自責の念にかられる人…知らなかったから刺激
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

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笑えるシーンは多かったし、アニメーションも大胆な色彩表現とか線の強弱の表現が面白かったけど、そんなにハマらず、
良くも悪くも、よくあるフランス映画っぽいというか。
ぶっちゃけ実写でもよかったのでは?

辰巳(2023年製作の映画)

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面白かった!
出てくる人達みんな強面で眼力すごいから、何かが起こりそうな緊張感が常に漂ってて目が離せない。
車の整備工場に廃車置場とか、低予算ぽいのがロケーションから伝わってくるんだけど、それが逆に危
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異人たち(2023年製作の映画)

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主人公アダムの視点で描かれる世界は最初から最後まで現実感が希薄で曖昧。幻想的でちょっぴり怖くてめちゃくちゃ美しいゴースト・ストーリー。タイトルも物語もいろいろな解釈ができそう。
アメリカン・ダイナーで
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

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スクーターふたり乗りとか廃ホテルでの誕生日パーティとか前半の青春キラキラ感が眩しかっただけに、そのあとお互いにすれ違って傷つけあってしまうのがつらい。
それでも魂では繋がっているから…っていう救いがあ
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

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作画すげー!躍動感が半端ない。白亜紀の大自然を画面いっぱいに感じる背景美術も素晴らしくて、それらがハイレベルで融合したクライマックスの大スペクタクルには大興奮!これは劇場で見たかった…!
根性論でゴリ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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生まれてくることに特別な意味なんていらない。必要なのは覚悟を決めることだけだ、ジャズって行こうぜ!なラストに涙腺大崩壊。
何気なく過ごしているありふれた日常も、かけがえのない尊いものなんだなぁ。

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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

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まってやばい。
既存作品からの膨大な引用とかなんでもありのハチャメチャな展開とか、お祭りみたいでめちゃくちゃに楽しいんだけど、それらの要素がただ楽しいだけじゃなく、レゴというおもちゃ、創造というテーマ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

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やばい…最高すぎ。
日本での劇場公開まで30年かかったってどんなカルトムービーなんだろうと怖いもの見たさで観てみたら、めちゃくちゃピュアな男が主人公の真っ直ぐな人間讃歌だったから思わず泣いてしまった。
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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ティッシュ持っててよかった。ぶっちゃけお話に新しさは無いんだけど、まぁこういうのはやっぱいいよね…ひと夏の出会いと別れ。

海から陸に上ったときに感じる体の重さ(重力)を不便なものじゃなくて、重力最高
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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うわーめちゃくちゃ面白い!
クセの強い仲間を集めてアル・カポネ検挙に乗り出す展開めっちゃ熱い。何回かある銃撃シーンもケレン味たっぷりでテンション上がった。

初めて観たはずなのにベビーカーのシーンの
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

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面白かった。和風スチームパンクなルックが好きすぎる。
デザインワークスと背景美術の作り込みがすごいし、レトロな質感を出すための画面処理もいい。画面がリッチ。
いわゆる手書き作画ではなく、FLASH(正
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クラユカバ(2023年製作の映画)

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先にクラメルカガリを観ていたので世界観が飲み込みやすかった。
失踪事件を追って地下へ地下へ…“クラガリ”へ進んでいく過程が、探偵である主人公の男の、失われた自身の記憶を巡る精神的な旅と重なる。暗くて怪
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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すごくよかった。めちゃくちゃシンプルな話だし過剰な演出も無いのになんでこんなに惹かれるのか。
流れてる時間に映画の魔法がかかってた。

“イニョン”(=縁)という考え方が素敵。来世でまた君とイニョン
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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なんだろう。いろんな要素が噛み合ってなくてちぐはぐな印象。結局なにが言いたかったの。

残された人の記憶の話にしたかったのなら、終盤のすみれ視点のパートは無いほうがよかったのでは。
“世界の片面しか見
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変な家(2024年製作の映画)

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今年ワースト候補。
展開にロジックが無くて終始置いてけぼり感。これを“予想できない面白さ”って評価することはできないなぁ。もっと笑えるくらい突き抜けてくれれば良かったのに。
演出も雑で、ホラー映画とし
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

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え、やば。めちゃくちゃ好き。
コミカルでポップで最高にロマンチックでちょっぴり切なくて…でも、叫びたいほど最高なあのラスト!
何度も笑ってドキドキして最後はぼろぼろ泣いちゃった。

いろんな要素詰め込
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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面白かったと言っていいのかわからないけど面白かった。何もない荒野だったロスアラモスに街を作り、科学者を集め、この映画のハイライトであるトリニティ実験までの流れは高揚感すらあって、だからこそその後のオッ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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デザインワークスや音響演出はすごいし、砂虫に乗るところとか好きなシーンもいくつかあるけど面白くはないかなぁ。
1作目のほうが好きかも。

劇場版 ポールプリンセス!!(2023年製作の映画)

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SNSでのファンダム的な盛り上がりを目にしてずっと気になっていた作品。
ロングラン上映を続けていたバルト9での上映が遂に終了とのことで滑り込んで観てきた。

ライブシーンのモーションキャプチャは噂通り
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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予想よりだいぶ面白かった。
連載開始時期的に東日本大震災がモチーフになってるのはあきらかなんだけど、コロナ禍を経た今の社会情勢を反映しているようにも見えるのは面白かった。メタファーって時代を超えてしま
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2時間半ほぼ会話劇だけど面白かった。
ミステリではなく裁判映画。観客も傍聴席に座って裁判を見守っているような感覚。
あの裁判に出てくる人達ってみんな好き勝手なこと言ってるけど、現実の裁判もああいう感じ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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トーキング・ヘッズよく知らなかったけど面白かった。というかかっこよかった!
徐々にメンバーが増えていく演出とかライティングとか、振り付けとかもめちゃくちゃ計算されてる感じするのに堅苦しさが無くてすごい
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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犬が死ななかった +100億点
主人公の壮絶な人生を回想で見せるシリアスな語り口と、ケレン味たっぷりなアクションのバランスがいい塩梅。
主人公を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズすごかった。彼の演
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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いやー名作は観ておくもんだね!
正直序盤は話が掴めなくて寝落ちしかけたけど、構造が見えてくる中盤からくっそ面白い。
喜劇と悲劇、混沌と狂乱。ユーゴスラビアの歴史は全然知らなかったけど凄まじい熱量に泣い
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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面白い〜!!
なんかもうニヤニヤしちゃったね、面白くて。岡田将生もすごかったけど羽村くんって子すごかったな…。
舞台になった沖縄の風習や景観も良い意味で邦画っぽさが薄れてて新鮮で観やすかった。

ネタ
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コットンテール(2022年製作の映画)

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妻の遺灰を撒くためにイギリスのウィンダミア湖を目指すロードムービー。
リリー・フランキーがよかった。ひとりのときや息子夫婦の前で見せる嫌な感じがすごい。一方イギリスで出会った親子の前では良い人そうに見
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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ずっと緊張感があって面白かった。敵のアジトとかに突撃するシチュエーションが好きだから爆弾工場のシーンが1番好きかな。
“ここらへんは犬が多いな”って、以前交わした会話で再会するのオシャレ過ぎる。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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丁寧な導入と伏線回収にきれいなオチ。かつての大長編っぽさがある脚本がすごくよかった。
物語やテーマの根幹にSF要素ががっつり絡んでくるのも藤子・F・不二雄へのリスペクトを感じる。 価値観の逆転が起こ
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