ファミリー層を意識したせいか説明過多で冗長。時かけの頃の細田守は何処へ……。
気づいたら最後までノンストップで見てた。この映画で満島ひかりのファンになった。
押井入門に最適な作品。ヘヴィ・アーマーと朝陽の中へが名曲すぎる。
このレビューはネタバレを含みます
アッシュがクラスリアルに到達して街に出た瞬間、やられた!と思った。思ったが、その後のマーフィーの最期のシーンで更にやられた。
観客を煙に巻いていく感じがたまらない。
ゆっくりと流れる雲やキャラクター達の繊細な芝居によって演出された気だるさ、息苦しいほどの閉塞感。
そして最後に見えるわずかな希望。
押井作品で一番美しい。エンドロール後のシーンは蛇足かな。
女優を美しく撮りたかったと押井町が言っていた気がするが、本当にそれだけだった。